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「脳の健康」を考える
脳の健康は、個々人にとって深刻なものであるだけではなく、社会的にも切迫した問題であることは、前回までのテーマとして超高齢社会の現在地という切り口で書いてきました。
家族が直面した脳疾患という個人的な体験から、テクノロジーとビジネスを通じてブレインヘルスケアを社会に浸透させ、課題解決を目指す。という、これまでのお話ですが、今回は「脳の健康」についてさらに掘り下げていきたいと思います。
WHOが定
超高齢社会の、その先に①
ブレインヘルスケアを取り巻く「超高齢社会」の課題
医療ドメインの事業と無縁に生きてきた自分が、起業に踏み出したのは、
「ブレインヘルスケアを世界の当たり前にしたい」という想いから。
創業のきっかけは、父の脳疾患という非常に個人的な体験であったものの、それは認知症をはじめとする脳疾患は日本社会において非常に切迫した課題であることがわかってきました。
Splinkの掲げるブレインヘルスケアが、ど
ブレインヘルスケアの夜明け
キーエンスを退職し、北米MBAへ。そして、シリコンバレーのVCで修行。
2017年に株式会社Splinkを創業しました。創業からもう6年半が経ちました。
『入社3年以内にキーエンスで日本一になる』
なんとも暑苦しいコミットメントを掲げ、鼻息荒く、ビジネスパーソンとしての第一歩を踏み出しました。
キーエンスでは、入社して徹底的に叩き込まれるテクノロジー教育。技術営業から北米での事業開発やグローバ