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かったぱしから読書生活

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大学卒業以来、ずっと出版業界。本が好きで、ずっとこの世界で暮らしている。読書はフィクション派。ファンタジー好きなれど、時代物、ミステリー、純文学、何でも来いで、ひたすら濫読。読書… もっと読む
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2021年2月の記事一覧

養豚界3月カレンダーは麻布大学女子大生

養豚界3月カレンダーは麻布大学女子大生

雑誌「養豚界」3月カレンダーは、初の女子大生登場で「麻布大学」の柴山理彩さんと、ご機嫌な子豚くん。以前は麻布獣医学園と言っていた大学。相模原市中央区淵野辺に本部を置くが、創立当初は現在の港区南麻布にあったことに校名を由来する獣医一筋の学校。今月の特集は「農場内データで自農場を再点検」。表紙には赤いジャージに身を包んだ笑顔の柴山理彩さんに、3匹の子豚が鼻を寄せて甘えている。
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東京都立大学同窓会の一般社団法人化

東京都立大学同窓会の一般社団法人化

東京都立大学同窓会臨時評議員会が南大沢キャンパスで開催。冒頭に上野淳学長のご挨拶。上野淳学長は初めての本学出身にして、本学で教鞭を取った学長である。昨年4月に「首都大学東京」から「東京都立大学」への改称を実施した。今年3月末までの任期となっている。この日は任意団体だった東京都立大学同窓会を解散し、一般社団法人東京都立大学同窓会を設立することが議決された。実態として事務局レベルで準備は着々と進んでお

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本宮ひろ志「Good Job④」力士編

本宮ひろ志「Good Job④」力士編

(絵)本宮ひろ志・(作)高野洋「Good Job」(サード・ライン)は、職業選択における人間ドラマを描くシリーズ漫画。第4巻には「力士編」が収録。孤児院「大代園」で育った光。大飯喰らいのため「大代園」を出て、相撲部屋に入門。身長195cmの身長だが、ガリガリに痩せていた。遠慮なく食べて、考える稽古を積んで、身体も劇的に成長。やがてテッポウで柱を突き折るほどの破壊力を身につける。しかし大器・春日井と

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藤子不二雄Ⓐ先生から呼び出された思い出

藤子不二雄Ⓐ先生から呼び出された思い出

2018年。藤子不二雄Ⓐ先生から突然「今から顔出せない?」とお電話を頂いたので、当日の予定は全て振り捨てて、藤子スタジオへ。当時は体調不調と聞いていた先生だったが、ゴルフ再開、連荘で出版社パーティの後に銀座に繰り出すなど、以前の豪快な生活に戻られていた。「最近は体調がいい」との超回復振りに嬉しいビックリ。西原理恵子先生との共著「人生ことわざ面白漫辞典」を「大いに宣伝して欲しい」とのことだった。諺好

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香月日輪「黒沼・香月日輪のこわい話」

香月日輪「黒沼・香月日輪のこわい話」

香月日輪「黒沼・香月日輪のこわい話」(徳間文庫)。電子書籍はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B08W1WLNGR/
表題作と二つの短編集、それにエッセイ。いずれもホラー小説。どれも短い話だが、間の取り方が抜群に上手い。「学校のこわい話」と言われても、大人でも怖い。描かれた情景があまりにも鮮やかな夢のようで。古来からの村の神秘を描く「黒沼」。「譚の部屋」で描かれる、

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鳴神響一「斗星、北天にあり」

鳴神響一「斗星、北天にあり」

鳴神響一「斗星、北天にあり」(徳間文庫)。電子書籍版はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B08W22B2LT/
父の舜季の急逝で、15歳にして安東家を継いだ出羽の国北部(秋田〜能代)八代目当主・愛季。かつて北の海を制した安東家の再興を夢見る。荀子「王制」を座右の銘として「載舟覆舟」をモットーに、動揺する家中を一つにまとめる。先ず着手したことは港と交易の復興。しかし前

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勝目梓「家族会議」

勝目梓「家族会議」

勝目梓「家族会議」(徳間文庫)。電子書籍版はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B08W24TK92/
 還暦後の男の生活はロクでもない。(好きなことばではないが)キョウヨウ(今日用)のない人、キョウイク(今日行く処)のない人、濡れ落ち葉、ED、定年離婚、孤独死などなど。そんな人生の黄昏における男の性生活や夫婦家族関係にスポットを当てた七つの艶話。頭は禿げ、腹は弛み、

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森川弘子「年収150万円一家」

森川弘子「年収150万円一家」

森川弘子「年収150万円一家」(KADOKAWA)。https://www.kadokawa.co.jp/product/201216026693/
 目次を読めば、だいたいわかる。年収150万円で、親子3人で普通に暮らすのは大変だ。しかしそこは創意工夫。日本という国は、それでもなんとかなるのだ。サンプル、懸賞、フリマなど倹約の道は数多ある。努力の結果は、お金で購った生活より、別の意味で充実。しか

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コテコテ大阪弁訳聖書

コテコテ大阪弁訳聖書

こんな本があるんだ。コテコテ大阪弁訳「聖書」。東北弁バージョンもあるそうだ。牧師先生からの紹介。コミュニケーションには、いろいろな道があるものだ。2017年

これからは久住昌之流に個食の時代

これからは久住昌之流に個食の時代

緊急事態宣言の延長に伴い、讀賣新聞1/29付で掲載された久住昌之氏のインタビュー記事を紹介。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e24feda3e13c756748eb73e41c29fb1169dda3c?page=1
 大人気番組「孤独のグルメ」原作者である。今回のインタビューは、コロナ禍における1人での食事について。久住昌之氏は、個人仕事なので、今でもずっ

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アサヒ芸能「俺たちの昭和TVアニメ総選挙50」

アサヒ芸能「俺たちの昭和TVアニメ総選挙50」

先週号だったアサヒ芸能2/4特大号の特集に「俺たちの昭和アニメ総選挙50」。解説によれば映画で「鬼滅の刃」ヒットや新作「シン・エヴァンゲリオン」の公開が控えていることから、企画を思いついたらしい😁。編集部が全国1,500人へのアンケートによる集計。アンケート対象としたのは、きっと自分とほぼ近い年齢層なのだろう。観てきたテレビ番組はかなり一致。皆さんのアニメ歴とは一致しているだろうか? さすがに全

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増田悦佐「トランプ後の世界を本当に動かす人々」

増田悦佐「トランプ後の世界を本当に動かす人々」

増田悦佐「トランプ後の世界を本当に動かす人々」(徳間書店)。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08TR9RHPB/
 著者はニューヨーク州立大学助教授を経て、HSBC証券やJPモルガンなど外資系企業でアナリストを務めた後、著述業に専念する経済アナリスト。第1章では、第二次世界大戦直後に有力産業団体・巨大企業と政治家との間の腐敗を説き起こす。第2章では、トランプが、軍需利権

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