見出し画像

【1分で読める】経験則バイアス:生活に潜む思考の罠!経験則バイアスの影響と対策

※リンクには、広告が含まれる場合があります。


こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 新しいレストランを選ぶ際、以前に良い経験をした場所ばかり選んでしまい、新しい味を試す機会を逃している。

  • あるブランドの製品で一度失敗した経験があり、それ以来そのブランドの他の製品も避けてしまう。

  • 過去の恋愛で傷ついた経験から、新しい人との出会いに躊躇してしまい、チャンスを逃している。

  • メディアの報道が特定の事例を繰り返し取り上げることで、その問題が非常に一般的であると感じたことがある。

  • 身近な人々の意見や経験だけを頼りに、大きな決断をしたことがある。

これらは経験則バイアスが私たちの判断や行動に影響を与えている可能性が高いです。

この記事を読むことで、経験則バイアスについて理解し、より良い判断をするために役立てましょう!



経験則バイアスとは

経験則バイアスとは、過去の経験や情報に基づいて、現在や未来の判断や予測を行う心理的傾向を指します。

このバイアスは、情報処理の速度を上げるために有用ですが、時には不正確な判断や偏った見解を引き起こす可能性があります。

経験則バイアスに陥ると、新しい情報や状況に対しても、過去の経験に基づいた予測や反応をしてしまうことがあります。

これは、過去の成功体験に固執して新しい方法を試さない、あるいは一度の失敗から恐怖を感じて同じ挑戦を避けるなど、多岐にわたるデメリットがあります。

例えば、ある投資家が過去に特定の株で大きな利益を得た経験がある場合、その投資家は同じ株に再度投資する傾向が強くなります。

しかし、市場環境が変わっているにも関わらず、過去の成功体験に固執することで、大きな損失を被るリスクがあります。

また、ある人が過去に特定の食品に対してアレルギー反応がなかったとしても、体質が変わっている可能性を考慮せずに同じ食品を摂取し続けることは、健康リスクを高める可能性があります。

このように、経験則バイアスは、私たちの日常生活やビジネスの意思決定に大きな影響を与えます。

過去の経験は貴重な学びの源ですが、それに固執しすぎることなく、常に現在の状況や新しい情報を考慮に入れることが重要です。

実生活での例

  • 過去の失敗がトラウマに:
    一度の大きな失敗がトラウマとなり、同じような状況が再び訪れた時に過剰に慎重になり、チャンスを逃すことがあります。

  • 初対面の印象が定着:
    初めて会った人の第一印象が強く、その後の関係性がその印象に基づいて形成されることが多いです。

  • 商品の初期不良での判断:
    購入した商品が初めて使用したときに不具合があった場合、その商品やブランド全体の品質が悪いと決めつけてしまうことがあります。

ビジネスでの例

  • 過去の成功に依存する意思決定:
    過去に成功した戦略や方法に固執し、状況の変化に対応できず失敗することがあります。

  • ステレオタイプに基づく採用:
    面接時の印象や経歴のステレオタイプに基づいて採用判断を下し、実際の能力とは異なる評価をしてしまうことがあります。

  • 市場のトレンドに流される投資:
    市場全体が好調な時に無批判に投資を行い、市場が急変した際に大きな損失を出すことがあります。

経験則バイアスを克服する方法

経験則バイアスを克服するためには、まず自分の判断が過去の経験に過度に依存していないかを自問自答することが重要です。

以下に、経験則バイアスを克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 多角的な情報収集
    情報を一つの源だけでなく、様々な角度から収集することが重要です。異なる視点や情報源を探求することで、よりバランスの取れた判断が可能になります。
    例えば、投資を考える際には、過去の成功体験だけでなく、市場の現状や専門家の意見、異なる視点を持つ人々の分析も参考にします。

  2. 反省と自己分析
    自分の過去の判断を振り返り、どのような経験や情報がその判断に影響を与えたのかを分析することが有効です。
    このプロセスを通じて、自分の思考パターンやバイアスの傾向を理解することができます。
    例えば、過去に失敗したプロジェクトを振り返り、その時の判断がどのように経験則バイアスに影響されていたかを分析し、今後の意思決定に活かします。

  3. 意思決定プロセスの構造化
    意思決定を行う際には、チェックリストやフレームワークを用いて、プロセスを構造化することが有効です。
    これにより、直感や過去の経験に頼りすぎることなく、より合理的な判断が可能になります。
    例えば、新しいプロジェクトを評価する際には、市場分析、リスク評価、利益予測などの項目を含むチェックリストを用いて、総合的な判断を下します。

これらの対策を通じて、経験則バイアスによる影響を最小限に抑え、より合理的でバランスの取れた判断を下すことが可能になります。

まとめ

■経験則バイアスとは
サンプル数を意識せず、自分まはた身近な人の体験談に強く信頼をおいてしまうバイアス。
例えば、人は異なるコミュニティの3人から同じ話を聞くと「よくあること(信頼できる情報)」と認識する。

■対策
・常にサンプル数を意識する。
例:「うちの親が自動車事故を起こしたとき、保険に入ってて良かったって言っていて、同じ会社の〇〇さんも言ってたんだよね。そしたら私もこの間事故に合って。だから自動車保険に入ったほうが良いよ。」=サンプル数3
・自己啓発系の体験談に注意。
 例:「成功者に聞きました。~するのが秘訣だそうです!」=成功者にしか聞いていない(生存者バイアス)。運の要素を考慮出来ていない。サンプル数が少ない。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!(自己紹介はこちら

デバイアス・心理学シリーズはこちら!

無理なく限界を突破するための心理学 突破力 Kindle版

情報を正しく選択するための認知バイアス事典

人生を豊かにするおすすめ書籍はこちら!



#xxIPPOxx_1分で読める_デバイアスガイド
#xxIPPOxx_1分で読める_心理学入門
#読書 #ビジネス書 #勉強 #健康 #仕事 #人生 #人生を変える #本 #知識 #人生が変わる #仕事術 #最近の学び #書籍 #書籍紹介 #本紹介 #ビジネス書
#心理学 #自己改善 #認知バイアス #思考の罠 #思考の偏り #偏った思考 #偏見 #知的謙遜 #クリティカルシンキング #意思決定 #ビジネススキル

#1分で読める #一分で読める #バイアス #バイアス解除 #デバイアス
#xxIPPOxx_1分で読める

#経験則バイアス #心理学 #意思決定 #バイアス #認知バイアス #日常生活 #ビジネス戦略 #判断力向上 #データ分析 #偏見克服

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?