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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2019年12月の記事一覧

2019年振り返り~世界が注目する日本のソロ社会へ

2019年振り返り~世界が注目する日本のソロ社会へ

今年も残すところ今日一日となりました。

せっかくですので、今年やったことをざっと振り返ってみたいと思います。

一番大きいのは、今年は4月に「ソロエコノミーの襲来」、11月に「結婚滅亡」と1年に2冊新刊を出したことですね。

結婚云々の問題だけではなく、未来に必ずやって来る「ソロ経済」や「コミュニティのあり方」について書いた本です。未婚だけではなく、既婚の皆様にもぜひ手に取っていただきたいと思い

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正義とは武器であり、自分の不快なものを殺したいがための方便

正義とは武器であり、自分の不快なものを殺したいがための方便

こんなニュースがあった。

堺市教育委員会によると、大阪府堺市の市立堺高(定時制)の男性教諭(62)が12月25日、余った給食を持ち帰っていたとして懲戒処分された。「捨てるのがもったいなかった」と話しているという教諭は、処分を受けて同日付で依願退職。同教諭は給食の配布や片付けの指導を担当しながら、約4年間にわたって、余ったパンや牛乳を無断で持ち帰っていたという。彼が持ちかえったのは、4年間でパン1

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平和だった「恋愛弱者のクリスマス」を戦いの場に変えてしまったもの

平和だった「恋愛弱者のクリスマス」を戦いの場に変えてしまったもの

クリスマスは彼氏・彼女とデートしなきゃいけないなんて一体誰がいつ決めたんでしょう?

調査してみると、実際もうクリスマスに外でデートしている独身カップルは2割程度しかいません。案外みんなデートしないんです。

「いやいや、イルミネーションとかに行けばカップルだらけだ」

そう言いたい人もいるでしょう。状態としてはカップルかもしれませんが、別に付き合ってはいないかもしれないし、夫婦かもしれません。そ

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子孫は残さない未婚おじさんたちが未来に残してくれるものとは?

子孫は残さない未婚おじさんたちが未来に残してくれるものとは?

現代ビジネスに、未婚の男余り現象が起きる背景について書きました。

結婚したいなら強い意思があればできるとか、ホント無責任な事言う人いるんですが、結婚したくない男が一定数いる裏で結婚したいけどできない男がいることも事実。数字上のマッチング不全の問題なんです。したいとかしたくないとか個人の意思の問題じゃないんですよ。

ぜひご一読ください。

「日本でそんなに男余りなら、国外で花嫁を探せばいいじゃな

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よく考えればわかる。全員結婚する時代ってかなり異常。

よく考えればわかる。全員結婚する時代ってかなり異常。

プレジデントオンラインに「ソロエコノミーの襲来」著者としてのインタビュー記事が掲載されました。

僕をご存じの方は、毎度おなじみのことをお話していますが、まだまだこうした事実の認知はそれほど大きくはなく、「はじめて知った」という方も多いようです。

インタビューでもお話していますが、1980年代までのほぼ全員が結婚していた皆婚時代は、決して日本の伝統じゃありません。むしろ、明治民法施行後、庶民に家

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3人目以上を産んでもらうという少子化対策が見当はずれである理由

3人目以上を産んでもらうという少子化対策が見当はずれである理由

相変わらず、しつこいくらいに「出生数過去最低」というニュースが出るのですが…。

どこかの圧力でもあるんでしょうか?報道の回数増やしたら、子どもが産まれるんでしょうか?

何度も言いますが、出生数が今後あがることは100%あり得ません。

短期的な今年の数字の一喜一憂なんかしてる場合じゃなくて、いい加減、今後50年100年そういう傾向が続くという前提の議論しないといけないのではないでしょうか?

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「人とつながる」ということは「自分とつながる」ことである

「人とつながる」ということは「自分とつながる」ことである

12/1に日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム(SIF2019)に登壇いたしました。

会場はこんな感じです。

タイトルは「私たちのおひとりさま計画」となっていますが、大きなテーマは「ひとりで生きることとはどういうことか?」だと考えていました。

まず、認識してほしい「日本のソロ社会化の現実」についてお話しました。著書などで繰り返しお話していることですが、まだまだ認知されていません。

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