記事一覧
夢日記・短編 「ピアス」
ある日の夢
休日、温室のようなガラス張りのショッピングモールで穏やかに過ごしていたら、突然任務として近くの港湾に招集させられた。
機敏に動く知らない大人たちの指示で、船のように浮かぶ四角い構造物の甲板の縁にしがみつき、何かを待つことになった。
しばらくすると誰かに手を取られて一気に海中に引きずり込まれた。
息を止めておくのがもう限界だという頃合い、ゴブッと口から泡を出し脱力する。
間があ
夢日記・短編 「死角」
ある日の夢
荷造りを急ぐ。チェックアウトしないとならない。
時計代わりに付けていたテレビ。海で女の子が亡くなったと伝えている。
これから行く場所だ、と思った。
駅。
山に挟まれているだけで何もない。
海へ行く列車を待っていると、遠く反対側のプラットホームに薄桃色の貨物列車が停まった。所々錆びていて古い感じがした。
なんとなく俯いた人たちの列が貨物へゆっくりと近づく。亡くなった女の子の一家かもな
ノンシュガーガムシロ散歩
ある日の日記
散歩を試みた。
しっかり歩いていないなと思ったから。歩くのは健康的だと言われているから健康を得ないとなと思った。歩けば歩き続けられるほうだ。天気もいいし。早めのお昼ごはんを食べ、出かけた。
聴けてないラジオを片っ端から聞きながら歩こうかと思い、そうした。
知らない道を歩くのを私もやりたくて、この道行ったことないなという道を探しながら行くことにした。
しかし、長く住んでるわりに
ザリガニ・レクイエム
人生で二度目のザリガニ。
ザリガニの姿の状態のまま食べることが叶った日記。
前に食べたザリガニは、異国の地の回転寿司の軍艦の具になってミンチにされていた。
そのときの記録↓
上の記事にはザリガニいないけど、この記事には茹でられたザリガニの写真出てきます。
食べたあとになんの具か調べたらザリガニだったと知った。ほんとうに食べたのがザリガニだったのか怪しかった。味、覚えていない。堂々と食べる文化
どうしようもない蛙の独白
数年前、私は根無し草然り、あてのないところを彷徨っていた。
誰からも干渉されない思考回路を組み立てて生きることが自立であると思っていた。同い年の人たちはうまいこと外の世界へ接続しているように見えていた。ある夏の夕暮れ、湿度と汗でうだるけど夜風が涼しかった。だが、ひとり暗闇で涼しいと感じるのは寒気に似ちていて怖さを増す。暗闇と同化したアジサイがものすごい密度で咲いていて不気味だった。日の当たらない終
でくのぼうと鮮魚コーナーの女児とふわふわ
夏の夕方。スーパーの魚売り場で小学生低学年くらいの女の子がこちらをありえないくらいガン見してきた。
魚売り場に向かいがてら、なんだか女の子ふたりがディスプレイによりかかって駄弁ってるな〜とは思ったが、こちらに関心が向くとはまさか思っていなかった。
見てないようにチラ見するとか目線の端で見るなんて遠慮は一切なく、顔を上げてものすごくこちらを見てくる。
しかも身を乗り出してまでこちらをのぞきこん
たのしむことしかできない
年が明けて2021年。
2020年は例にもれず家で過ごす日々が続いて、それは別にいつもどおりだったからいいのだけど、旅とかはできないし行くつもりだったライブはおじゃんになったりした。
運動しようと抽選を乗り越えてリングフィット買ったり、YouTubeで芸人さんのネタを見たり、radikoに課金してラジオ聞いてみようと試みたり、めちゃくちゃ料理してみたり、新しいことする雰囲気に後押しされて普段そ
日記 あつまれどうぶつの森を妄想で整地している
最近。
このごろは依然料理をつくり、たまーに運動をしている。よく作ってたくさん食べているので太り、してなかった運動をしているのでトータルでは最悪なことにはなってないはず。
と思いながらごろごろしたりする。
ゲーム。
日々の諸々を分散するためにSwitch買っておけば良かったなと思う。
欲しいと思った時に買ってある人はいかなるときも強いし、じゃあなんで欲しいときに買わなかったのか、と言われ
行き当たりばったりと料理#2
こんにちは。最近なに食べてますか。
近頃は時間があるので、料理に手間をかけようと思い立つことが増えた。外にも出にくいし、好きなものを食べたい。料理は好きだ。
手間をかけるというのは必ずしもいいことでもないし、なんなら余計にまどろっこしくしている可能性があるが。簡潔に生きたい。
いまや買い出しに行くのも週2くらいになっている。おやつの買い出しにすら行かなくなってしまった。できれば行かないほう