【たまに映画】社会性とエンタメのバランス
2022年年末ですね。
日本レコード大賞もやっていて年末の雰囲気がありますね。
今年のお正月は話題作がたくさん。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『THE FIRST SLAM DUNK』、そして『すずめの戸締り』。
新海さん好きな自分は今回も情報を入れないで劇場へ行った。
■『すずめの戸締り』作品情報&予告
解説
予告①
予告②:少し内容がわかる映像あり
予告③:内容がわかる映像あり
■(ネタバレあり)東日本大震災の当事者と、映画とエンタメ。
新海さんの作品は毎回、何も情報を入れないでみる。オリジナルだし、宣伝を極力観ないからこそ、初回で衝撃を受ける。
『君の名は。』は勝手に『サマーウォーズ』のようなエンタメで恋愛なんだと思っていたが、スケールの大きな予想外な展開に圧倒されて、物語に泣いた。翌日にまた観たくなって、映画館で4回観た。映画の構成を確認したかったのもあるし、あの世界とあの物語のファンになっていたから。家でもBlu-rayを何度見たかわからない。
『天気の子』は『君の名は。』が好きすぎて、今度はどんな物語なのかという期待大だった。そして、期待通りに大好きな作品だった。日本中で集中豪雨で災害が多く、各地域で被害が出ている。その舞台が東京だったが、現実に起こる可能性もある。多摩川が氾濫して二子玉が浸水したり、世田谷区でもリアルにおこっている。災害に立ち向かう2人の姿と、世界を捨てでも自分の選択をする。『君の名は。』とは逆の結末にかっこよかった。
そして、『すずめの戸締り』。
『君の名は。』は惑星が落下して村が破壊され、東日本大震災のような大災害のインパクトがあり、『天気の子』は近年身近になっている雨の被害。集中豪雨での災害が描かれ、より身近にシンクロする災害もの。両作品ともどの災害とは具体的にわかるような感じではなく、多く発生する大災害を背景にしたものと感じて観ていた。
それに比べ、今回の『すずめの戸締り』はもろに東日本大震災。しかも、当事者が成長した話。今までと大きな違いだ。実際に、2011年3月11日から11年の月日が流れている。風化させない、忘れない、その社会性が今までの作品よりも色濃く描かれていた。だから、そのバランスがエンタメより、社会性に寄っていることもあり、何度も見たいという感じになりずらい。重いって感じるし、子供は怖いとも感じるだろう。だから、監督が伝えていきたいこと、やりたかったことが、きっとこれなんだな、本気なんだなってこともより鮮明に伝わってきた。
表現の仕方も『もののけ姫』の祟り神のあのジュルジュルしている気持ち悪い感じをオマージュしているような表現方法で、攻撃的でおそろしい感じがする。それくらい圧倒的な敵であって、止めることは不可能。神的存在である。人間が食い止めることができないかもしれないが、少しでも回避できるなら。
今、たまに映画のnoteを執筆していますが、実は映画を観てから1ヶ月くらいたっている。映画の口コミや記事などは今まで一度も読んでないから、理解できてる部分がほんのわずかだろう。もっと深く知るべき社会的な作品なんだと思う。そう考えるとやっぱり、今回もまた何度も見返す必要がある。
今日はこれくらいにして、「お返し申す。」
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