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人生を一つの式にまとめてみた|「人生=変えられないもの(50%)+変えられるもの(50%)←工夫をしてより良く」|whole life (Mood plot)←Choices of activities (under some conditions )

人生ってどんなだ?

幸せになるための万能な式なんてものは無かったし、個人が主体的に楽しい人生を作っていくしかないんだっていう記事を前回書いたんですけれども、

幸せになるための万能の式なんてものは無かったし、結局、個人個人が毎日地道に気づきや学びを得ていって工夫して・徳を積み・人格を育てて・人を喜ばせられる人になって、主体的に楽しい人生を作っていくしか無いんだ|あなたをモチベート。 (note.com)

その中で、

「幸せ」ってなにかというと、毎瞬明るい気分を感じられていたり、死ぬ時に「悪くない人生だったなあ」と思えることだと思う。そのためのいろいろなアプローチが、色んな人にそれぞれあるのではなかろうか。

と書きました。

人それぞれ人生は違うし、幸せに感じるものも違うけど、それに対して各々が主体的に向き合って行って、毎日明るい(楽しい・嬉しい・穏やかな.etc)気分を感じられるように、人生全体を通して自分にとって良い人生になるようにしていく。

そんな姿勢があると、それぞれが幸せになっていけるんだろうな、今ある幸せに気づくことができるんだろうなと考えています。そこで、そんな明るい気分になれる生活への工夫をどうやってしていったらいいかということを、何個かの式にして(長いものだと毎回説明が長くなって読みづらくなってしまうからです)表現してみたいと思います。上に書いたようなことをシンプルに表してみるって感じです。


まず、改めて私の立場を示しておきたいと思います。最大の目的は豊かな人生・充実した毎日を過ごすこと。その手段として、日常生活にちょっとした工夫を凝らしていきたいと思っています。そんな感じで、少しでも日常での工夫に役立つようなことを考え出して、自分の生活を明るくし、あわよくば皆さんの生活も明るくしていきたい。

前提としてですが、私は「死ぬときにどれだけ良い人生だったと感じられるか」と「毎瞬、(神経伝達物質など生理的な働きで)どれだけ明るい気持ち・ポジティブな気分を感じられるか」が有意義な人生を作ると考えています。

つまり、毎日気分良くいられて、死ぬときに「色んなことがあったけど、思い返してみると悪くない人生だったな」と思えたならそれは幸せな人生だということです。

その前提に立った上で、色々なものを参考にしながら人生を立式する仮説を考えていきたいと思います。


ヒントの式(H=S+C+V)

まず最もヒントとなりそうな式を引用します。

これは、ポジティブ心理学の中で考案されたものです。このバランスは、みんなにとって適用されるような、普遍的なものみたいです。

幸せの方程式

 H = S(50%)+ C(10%)+ V(40%)

H:Happiness = 幸せ(幸福感)
S:Set range = 生物学的設定範囲(持って生まれた遺伝や気質など)
C:Conditions / Circumstance = コントロール可能 or 不能な環境要因・生活状況(人間関係や居場所・職業や経済状態・健康状態など)
V:Volitional activity = 自由意志による活動
(主体的にコントロールできる要因)

要するに、人の幸福感に影響するのは、50%が、持って生まれた遺伝の範囲で規定されて、10%は周りの環境とか状況で規定され、残り40%は自分が意志を持って活動したことによって決まるよ!という感じの意味です。

この式の悲しいところは、半分が遺伝で決まっちゃうらしいということ。希望があるのは、半分は自分で変えられるかもしれないというところ。

まず、自由意志による活動、自分で決める行動というのは、間違いなく自分で主体的にコントロールしていくことができます。そして、環境要因・生活状況に関しては、コントロールできないものもあるかもしれませんが、多くのことは自分が動いていくことによって変えていけるものです。自分が居たい場所にいて、したいところに行って、できることが増えるように努力をしていけばいいんです。


人生と幸せー役に立つ式を作っていく

よし。嬉しいことがわかったので、さらにシンプルに、生活に役立つような式を考えていきたいと思います。ここからは私の考えたものです。

人生 = 変えられるもの(50%) + 変えられないもの(50%)
幸せ = 毎瞬の明るい気分(楽しい・嬉しい・穏やかなど) + 最期に良い人生だったと思える人生に主体的にしていけること(人生全体の幸福度)

幸せ <- 工夫

って感じなんですけど、日本語で書いたら長いので、ちょっと英語で一行で書いてみたいと思います。

Whole life (Mood plot) <- Choices of activities (under some conditions)

これは素晴らしい式でですね、和訳すると

「(いくつかの条件下で)自分自身が主体的に選択した行動・活動で自分の人生を幸せにしていけるし、楽しい日常にしていけるんだよ」

っていう意味になります。すごくシンプルかつ勇気が出る式だと思いませんか?Mood plotっていうのは気分の穏やかさとか楽しさの点数のことで、Whole lofeは人生全体の満足度、Choices of activitiesは自らが主体的に選択していく行動のことで、under some conditionsはそれ以外に作用する色々な状況のことです。(変えられる環境と変えられない環境あり)

人生の半分の要素は変えられる可能性があるし、もともと与えられているものをどう改善工夫していくかが重要っていうメッセージです。


補足説明

あとは補足説明になります。

これに加えて、ここからは頭が痛くなるくらいの英語の量だと思うんですが、わからなければ英語は無視しちゃってください!

簡単に言うと、自分の能力とか経験、それから自分の健康状態とか遺伝的に感じられる幸福度の範囲、住んでる場所、社会的な立場とか仕事、家族・友達・コミュニティなどの人間関係、持ってるお金とかが周りの状況としてまずあります。

この中でもう決定しちゃってて変わらないのは「遺伝的に感じられる幸福度の範囲」なんですが、それ以外のところは頑張って自分にとってより良いものに向上させることができる。そうやって向上させていけるのは健康だったり、周りの環境だったり、自分の行動だったりします。

それで、まずは(自分の力の及ぶ範囲で)より健康な心身にしていけるような努力をしたら、その幸福度の範囲(Set range)を少しずつ広げられる(明るい気持ちをスコア化したときにスコアの点を打つボードの範囲を広げられる)。

そして次は、毎日の、毎瞬の気分を明るくしていくためにどんな工夫のアプローチをしていったらいいかっていうことを考えます。

ここで、幸福感を感じるときに関係する脳内物質として、代表的なものにセロトニン・オキシトシン・ドーパミンなどがあるんですが、日常を明るくする工夫として、これらの働きの引き金を引くような試みをしていきます。ここではその工夫を明るい気分を作るための「トリガー①②」と呼ぶことにします。

PERMA理論(ポジティブ心理学)とか、アドラー心理学とか、選択理論心理学とか、幸福の資本論(橘玲著)とか、精神科医が見つけた3つの幸福(樺沢紫苑著)、その他の幸福論などを参考にして色々な考察をした結果出来たものです。

トリガー①は、活動したり行動を取っていくときにどんな態度でいたらいいのかっていうことを説明してます。(7つの習慣を一番参考にしてます)

トリガー①

・自己理解を進めることで自分の価値観と優先順位をはっきりさせ、自分が重要だと思う、もしくは楽しいと思う要素を最優先事項にする。(死ぬときに振り返ってどんな人生だったらいい人生だったと思えるか)
・人生において、自分自身の足で歩いている感覚を持つために、積極的・主体的な行動選択をし、自分が物事をコントロールできている感覚(自信)・物事に没頭や熱中ができている感覚・誰かに対して貢献できているという感覚を持つこと。

トリガー②では、明るい気分を作るために幸せホルモンに作用しやすい、具体的な行動を挙げています。

トリガー②

・小さな目標達成を重ねる
・仕事やタスクをスモールステップで片付けていく
・趣味や好きなことをする
・得意なことや夢中になって取り組めることをする
・良い食事、運動、交流、休憩、睡眠をする
・人とコミュニケーションを取るようにする(ありがとうと伝えたり、親切なことをしてあげたりして、良好な人間関係を作る。)
※他には例えば、音楽を聞く、スポーツやエクササイズを楽しむ、美味しいものを食べる、新しい体験に飛び込む、成長している実感を持つ、夢や目標に向かっていく、大好きな人と一緒にいられるようにする、など


英語の説明(より詳しく書いてます):

*Some conditions = Human capital
                             ・Ability to deal with issues
                             ・Interpersonal competence
                             ・Experiences, memories, upbringing and formed values
                             ・*Health & genetic factors = Set range
                              Accompanying capital
                             ・Social relations capital - job, family, friend, community
                             ・Financial capital - money

*Set range = health (it's preferable to improve physical and mental health as much as you can) & genetic factors (The only element that cannot be changed) <- plot the score of the mood (Moment-by-moment record) <- A good score if you are creative.

* "Creative" means your choices and activities lead to your bright mood <- A list of innovations to be made when choosing an action <- Assumption : If we call a calm, stable, refreshing and fufilling feeling of joy and happiness a cheerful mood, it is important to choose behaviors that trigger that cheerful mood. Below is a bulleted list of actions that are likely to trigger it. In the long run, they lead to an overall sense of well-being in life.

* Trigger 1 :
・Clarify your values and priorities by developing self-understanding, and make the factors that you consider important or enjoyable the highest priority. (What kind of life would you like your life to have been like when you die?)
・Have a sense of walking on your own two feet in life, make positive proactive choices, and feel that you are in control (confidence), feel that you are engaged and passionate about things, and feel that you are contributing to something.

* Trigger 2 :
・Accomplish a series of small goals/Take small steps to get work or tasks done
・Do hobbies and favorite things/Do something you are good at or passionate about
・Eat well, exercise well, socialize well, rest well, and sleep well
・Try to communicate with others (say thank you, do something kind for them, create good relationships)
(listen to music, enjoy sports and exercise, eat favorite food, dive into new experiences, feel a sense of growth, reach for your dreams and goals, and be with people you love, etc.)


まとめ

私が今回提示したこのシンプルな式では、アドラー心理学の『嫌われる勇気』やスティーブン・R・コビーさんの『7つの習慣』、D・カーネギーさんの『道は開ける』などの名著に書いてあることとも重なる、自分の人生に主体的に生きて、努めて幸せになろうとする姿勢が示されています。

Whole life (Mood plot) <- Choices of activities (under some conditions)

そして、選択理論心理学の全行動の概念やポジティブ心理学のPERMAモデル、アドラー心理学、幸福の資本論、その他の人生や幸せに関する様々なものを参考にして作った総合的な考え方になっていますので、ぜひより楽しい日常にしていくために、使ってみてほしいなと思います。

ポイントは3点!

遺伝的に変えられないところ以外は自分で良くしていけるから、主体的に自分が楽しく穏やかにいられる活動・行動を選択していくこと!

②まずはより健康を目指して幸せに感じられる土台を作っていく!そして、自分の人生や気分に影響する環境要因である人的資本や社会関係資本・金融資本もより良いものにしていく!

より明るい日常にしていくための工夫をしていく!その参考にしてほしいのは、自己理解を進めた上で、どんなことをすると自分が楽しめたり、価値を感じたりできるかということを知ること。色々な幸福論や科学の知見から、多くの人に適用されそうなトリガーも紹介しました。


追伸:

なぜシンプルな式にしてみたかったかというと、今までこのあなたをモチベート。では50近くの幸せに関する記事を書いてきたんですけれども、その中で考えたことがたくさん膨らみすぎちゃったんですよね。

新しい記事を書く度に全体像を説明するわけにもいかないので、シンプルな一つの式にまとめて、すぐに説明ができて、みなさんの役に立てるようにしたいなと思ったんです。なので、参考になれば幸いです!


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