幸せになるための万能の式なんてものは無かったし、結局、個人個人が毎日地道に気づきや学びを得ていって工夫して・徳を積み・人格を育てて・人を喜ばせられる人になって、主体的に楽しい人生を作っていくしか無いんだ
自分は人生を一つの式にしてみようとか幸せを立式してみようみたいな試みをしていたんですけれども、そんな万能な式なんてものは結局のところ見つからないということに気づきました。学べば学ぶほどわかるんですが、学べることはこの世界に星の数ほど無数に転がっていて、それを体系化して一つのまとまりにするみたいなことはできないんです。だから、一人ひとりが生活の中で学んだことの中から、自分に合った楽しい人生のための工夫を施していくしかないんですよね。
でも、7つの習慣とか色々な有名な本を読んだりして、やっぱり根っこの大事なところはここだよなって思う所があったので、その思う所を少し紹介したいと思います。
7つの習慣の中では、インサイド・アウトが大事と言われていたんですけれども、インサイド・アウトは他責思考ではなくて自責思考で主体的に物事に取り組んでいこうみたいな考え方で、他人がこうだからできないじゃなくて、自分がもしこうしたらできるんじゃないか?みたいな風に自分からいい状況を周りに広げていこうみたいな考え方なんですよね。
このインサイド・アウトの話において、課題解決、仕事、人間関係とかの状況がテーマになることが多くて、自分もてっきりそういう所だけを見ていたんですが、これをもっと広げて考えてみたら、人生に向き合う根っこみたいな部分が少し見えてきました。
究極的には、人生でのテーマは幸せに生きることだと思うんです。そして、自分は「幸せ」ってなにかというと、毎瞬明るい気分を感じられていたり、死ぬ時に「悪くない人生だったなあ」と思えることだと考えてます。そのための色々なアプローチが、すべての人に多種多様にあるんだと思います。
でもそのために、核心的に大事なのは、7つの習慣の中での、人格を育てていくということだと思い至りました。7つの習慣の副題を知っていますか?表紙にはこう書いてあります。『7つの習慣 人格主義の回復 スティーブン・R・コヴィー 』っていう風に。これはどういうことかというと、
世間では「成功」を追い求めて努力する人が多い。成功するための方法を知っている人は少ない。それはすなわち、「素晴らしい人格を持った人間になる」ということである。偏ったバランスで大金だけを手に入れたり、人を蹴落としたり、自分にとって本当に大事なものを失ったり、成功した末に体と心の健康はもうズタズタになっていたり。そういった成功とは真の成功とは言えない。周りとの調和を図り、自分自身の充足感に目を向け、大事なものを見失わないバランスの取れた成功こそが、真の成功なのである。
というような感じです。(コヴィーさんが言ってる風ですが、っぽく書いただけです。)
7つの習慣では、主体的である・終わりを思い描くことから始める・最優先事項を優先する・win-winを考える・まず理解し、そして理解される・シナジーを作り出す・刃を研ぐという本質的な習慣を積み重ねることで、自分を磨いていき、みんなで成功をするという成長のらせん階段を昇っていくような人生を目指すという方針が書いてあります。
そこで、その磨き上げるべきものは何かというと、私なりの解釈ですが、
人格を育てていく(自分の機嫌は自分で取り主体的に楽しい人生を作る)
徳を積んでいく(神様に褒められるような生き方をしなさい)
人を喜ばせ大切にできる人になる(良い人間関係を自分から作る)
こんな人になっていくことが、自分自身を成長させ磨き上げていくっていうことだと思うんです。ここでインサイド・アウトの話に戻ります。小手先の部分じゃなくて、人生全体の本質的な部分を見てみると、やっぱり長期的に見て人生を良くしていくのは、自分の人格とか、人間性みたいなところなんですよね。そして、真剣に自分の人生に向き合っているかどうか。
どういうことかというと、自分がインで、人生がアウトっていうことです。素晴らしい人格を作る(インを頑張る)と素晴らしい人生になる(アウトが花開く)っていうことです。一人ひとりが生活の中で気づきを得たり学んだりしたことの中から、自分が楽しくて明るい人生を作っていくためにたくさん主体的に工夫をしていく。自分の良心に従って行きていくことを選ぶ。
そんな生き方が大切なんじゃないかって、色々人生とか幸せについて考えた末に考えつきました。
最後に、カントの言葉で締めたいと思います。
追伸:アドラー心理学の「共同体感覚」「他者貢献」の話もとても親和性高いので、興味ある方はぜひ調べてみてください。
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