さちこ

26歳。言葉が好きです

さちこ

26歳。言葉が好きです

記事一覧

関西弁って感情の大きさを一番わかりやすく表現してくれる方言だと思う。
例えば、「ほんとだ!」っていうより、「ほんまや!」って言いたくなる時ある。
方言っておもしろい!☺︎

さちこ
3か月前

ある境地にまで達した“達人”は
こぼれるようにして、出てくる言葉一つ一つが名言になってるのだなと感じた。
上手いことを言おうとして出た言葉ではなく、自然とこぼれ落ちたものが誰かの心に届いて行く感じ。
名言って、結局はその人の中で腑に落ちるかどうかなんだけどね。

さちこ
4か月前
1

映画『市子』と杉咲花さん

去年の7月、映画『市子』の特報映像と杉咲花さんのキャストコメントを見た。 衝撃だった。 特に杉咲花さんのコメントは凄まじかった。 その時の私はボーッと漠然と生活…

さちこ
5か月前
3

言葉は他者に伝わる前に変容する気がする。
私の一歩外へ出た瞬間にもう私のものじゃない。
それは他者だけではなくて、自分の心の言葉とも違うものになってるのだと思う。

さちこ
5か月前

曖昧な世界を生きてる。この世界は全て曖昧だ。でもだからこそ、曖昧な世界だからこそ、想像したり、自分で決めたりできる。感じ、思考し、想像を巡らせ、考えることができる。

さちこ
6か月前
1

秘密基地での出逢い

あまりにも大切な瞬間を前に、私はただ立ち尽くした。 抱え切れないほどの感謝の気持ちが溢れ出し、何かを掴み損ねた気がして少し落ち込んだ。 あまりにも大きすぎるもの…

さちこ
7か月前
2

あまりにも大切で、あまりにもやさしい時間が流れていて、私はただふわふわと漂うことしかできなかった。
もっと刻みたい気持ちもあるのだが、どうも大切すぎると恍惚としてしまう。

さちこ
7か月前

ふと窓の外を見ると、太陽と雪。そして今いるのは暖かい部屋。
…最高である。
この景色とこの状況…
最強コンビ。
幼い頃から好きな感じ。
冷たさとあたたかさが混在するこの感じ。あー…じんわりする。
頭の中に隙間ができ、心に風が通った。

さちこ
8か月前
1

言葉に出来たことをゴールにするのではなくて

『考え続けられる人って強いな。 その強さは優しさでもあると思う』 最近、好きな著名人のインタビューを読み漁ったり、本を読んだりする中で、そんなことを思い浮かべま…

さちこ
8か月前
13

本の角が丸くなって、手に馴染むくらい柔らかくなるまで読み込みたい本に出会った。
脳に溶け込ませたい。
読書って、足のつかない水の上でバタバタしているところを、足が付く安全な場所へ連れて行ってくれる味方だ。

さちこ
8か月前
2

それは何処かで感じたことがある痛みで
指の先、ふと蘇った
クラゲに触れられたようにササっと
そしてチクリ

さちこ
9か月前
1

夕暮れの昼寝とたゆたうに支えられて

私は長濱ねるさんのエッセイ連載『夕暮れの昼寝』の大ファンだ、と以前noteに投稿した。 私が夕暮れの昼寝を初めて読んだのは、 『第十九寝 take me away 』の記事だった…

さちこ
11か月前
6

不穏な空と虹

ふと、 「虹見ると嬉しくなるけど、虹が架かる空って不穏だよね〜」 って母に話したら、ふは!っと笑い飛ばしてくれました。 気象のことはよくわからないのですが、 虹が…

さちこ
11か月前
4

『夕暮れの昼寝』を祖母と読んだ話

ダ・ヴィンチのエッセイ連載『夕暮れの昼寝』をご存知だろうか。 長濱ねるさんのこのエッセイが毎月楽しみで、愛読している。私はこのエッセイの大ファンだ。 以前、家族…

さちこ
1年前
5

ポジティブな感情もネガティブな感情も大事にしたい。
バランスよく大事にしたい。
どちらも置いてけぼりにはしたくない。

さちこ
1年前
1

肩の力がすーっと抜けた話

肩肘張ってたな。 力んでたんだな。ずっと 無意識のうちにも 感じなきゃ、感じなきゃ ってしてた 空を見てた。 雲の流れが速くて、幾重にも重なり合ってて、 ただ、それ…

さちこ
1年前
3

関西弁って感情の大きさを一番わかりやすく表現してくれる方言だと思う。
例えば、「ほんとだ!」っていうより、「ほんまや!」って言いたくなる時ある。
方言っておもしろい!☺︎

ある境地にまで達した“達人”は
こぼれるようにして、出てくる言葉一つ一つが名言になってるのだなと感じた。
上手いことを言おうとして出た言葉ではなく、自然とこぼれ落ちたものが誰かの心に届いて行く感じ。
名言って、結局はその人の中で腑に落ちるかどうかなんだけどね。

映画『市子』と杉咲花さん

映画『市子』と杉咲花さん

去年の7月、映画『市子』の特報映像と杉咲花さんのキャストコメントを見た。

衝撃だった。

特に杉咲花さんのコメントは凄まじかった。

その時の私はボーッと漠然と生活することしかできなかった。
ボーッと漠然と生活するのに精一杯だったから、それでよかったのだが、それでもやはり、あの特報とコメントには射抜かれた。
一発蹴りを入れられたような感覚。それくらい衝撃的だった。

ここには載せられないが、杉咲

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言葉は他者に伝わる前に変容する気がする。
私の一歩外へ出た瞬間にもう私のものじゃない。
それは他者だけではなくて、自分の心の言葉とも違うものになってるのだと思う。

曖昧な世界を生きてる。この世界は全て曖昧だ。でもだからこそ、曖昧な世界だからこそ、想像したり、自分で決めたりできる。感じ、思考し、想像を巡らせ、考えることができる。

秘密基地での出逢い

あまりにも大切な瞬間を前に、私はただ立ち尽くした。

抱え切れないほどの感謝の気持ちが溢れ出し、何かを掴み損ねた気がして少し落ち込んだ。

あまりにも大きすぎるものに出会うと、私は、脳と心に刻み込みたい気持ちとは裏腹に、脳も心も一瞬フリーズ気味になり、
ありがとうございます、ありがとうございます…
と言いながら、ただふわふわとその場で漂ってしまう。

それでも心はほこほこ、じんわりとしていた。

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あまりにも大切で、あまりにもやさしい時間が流れていて、私はただふわふわと漂うことしかできなかった。
もっと刻みたい気持ちもあるのだが、どうも大切すぎると恍惚としてしまう。

ふと窓の外を見ると、太陽と雪。そして今いるのは暖かい部屋。
…最高である。
この景色とこの状況…
最強コンビ。
幼い頃から好きな感じ。
冷たさとあたたかさが混在するこの感じ。あー…じんわりする。
頭の中に隙間ができ、心に風が通った。

言葉に出来たことをゴールにするのではなくて

言葉に出来たことをゴールにするのではなくて

『考え続けられる人って強いな。
その強さは優しさでもあると思う』

最近、好きな著名人のインタビューを読み漁ったり、本を読んだりする中で、そんなことを思い浮かべました。

私の憧れるのは、考え続け、学び続けている人たちだなと。

インタビューを読んだり、エッセイを読んだり、小説を読んだり。

私は、誰かの思考に触れることは、自分と向き合うことに繋がっていると感じています。

物語を楽しみながら、ま

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本の角が丸くなって、手に馴染むくらい柔らかくなるまで読み込みたい本に出会った。
脳に溶け込ませたい。
読書って、足のつかない水の上でバタバタしているところを、足が付く安全な場所へ連れて行ってくれる味方だ。

それは何処かで感じたことがある痛みで
指の先、ふと蘇った
クラゲに触れられたようにササっと
そしてチクリ

夕暮れの昼寝とたゆたうに支えられて

夕暮れの昼寝とたゆたうに支えられて

私は長濱ねるさんのエッセイ連載『夕暮れの昼寝』の大ファンだ、と以前noteに投稿した。

私が夕暮れの昼寝を初めて読んだのは、
『第十九寝 take me away 』の記事だった。
そこから毎号欠かさず読んでいる。

その頃の私は、とても沈んでいた。今も浮上し切れたわけではないが、今よりもっと沈んでいた。

そんな辛い日々の中、夕暮れの昼寝は本当に本当に楽しみで支えだった。

第十九寝 take

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不穏な空と虹

不穏な空と虹

ふと、
「虹見ると嬉しくなるけど、虹が架かる空って不穏だよね〜」
って母に話したら、ふは!っと笑い飛ばしてくれました。

気象のことはよくわからないのですが、
虹が架かる時って、空不安定な感じしませんか?

なんとなく、なんとなく、、

最近のわたし…

などと、くさいことを考えました。

不穏で不安定な空と対照的に明るい虹。
ふは!っと笑い飛ばしてくれる母。

(何かに似てる、何かに似てるぞーー

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『夕暮れの昼寝』を祖母と読んだ話

『夕暮れの昼寝』を祖母と読んだ話

ダ・ヴィンチのエッセイ連載『夕暮れの昼寝』をご存知だろうか。

長濱ねるさんのこのエッセイが毎月楽しみで、愛読している。私はこのエッセイの大ファンだ。

以前、家族に
こんな興味深いことが書いてあってね、と夕食の時に話したことがあった。
その時に祖母が、少し興味を抱いてくれてる気がした。
そのことをふと思い出し、祖母に今日エッセイを読んでもらった。

夕暮れの昼寝 第三十寝 参拝

大好きなものを

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ポジティブな感情もネガティブな感情も大事にしたい。
バランスよく大事にしたい。
どちらも置いてけぼりにはしたくない。

肩の力がすーっと抜けた話

肩の力がすーっと抜けた話

肩肘張ってたな。
力んでたんだな。ずっと

無意識のうちにも
感じなきゃ、感じなきゃ
ってしてた

空を見てた。
雲の流れが速くて、幾重にも重なり合ってて、
ただ、それを見てた。

気持ちよかった。

その時間は、何かの為の時間ではなくて、本当に何でもない時間だった。

何かに役立てようとか、何かに活かそうとか
なんにも思わなくていいし、感じなくていい時間だった。

雲の流れをただひたすら見てた。

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