マガジンのカバー画像

たいせつなことはお店から学んだ

36
古着屋を経営しながら学んだいろんなこと。たいせつなマインド。その他いろいろ、時系列に沿わないで書いたノートのまとめです。
運営しているクリエイター

2019年4月の記事一覧

「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

16歳で古着屋を開業したときはアメリカ古着一択の商品構成だったのが、紆余曲折というか、気の向くままに商品を変えていったらブランド古着に行き着き、買取/販売をするブランド古着の専門店を18年運営しました。

ブランド古着は、幅広いブランドに関する知識、発売年の判別、真贋鑑定力、さらにトレンドや人気の考慮…
インターネット普及以前はこれら全てをバイヤーの「知識・目利き」で判断していました。

新しくで

もっとみる
22歳で激戦区・渋谷に古着屋をオープンした理由

22歳で激戦区・渋谷に古着屋をオープンした理由

どこか別の場所でお店はじめよう。
1998年に文化服装学院を卒業したわたしは、開業したエリア以外の場所でもお店をはじめてみたくなり、場所をさがしはじめます。

ここじゃないところだったらどこでもよかったので、
関東一円なんとなく名前くらいは聞いたことのある街にてきとうに訪れ、その街の洋服屋さん、古着屋さんなどをリサーチしながらウロウロ歩きまわり、
【テナント募集】の張り紙を見つければ問い合わせたり

もっとみる
挑戦するのに早すぎることはない

挑戦するのに早すぎることはない

はじめて古着を売って秒速で700円稼いだところから学生兼古着屋オーナーの時代を初めて文章で振り返ってみましたが、ビジネス的にはずっと順調で盛り上がりにかけるつまらない話でしたね。もっとカラフルな話になるかとおもっていました。お恥ずかしい。

この話を書くにあたってわたしが伝えたかったのは
「挑戦するのに早すぎることはない」
ということ

巷にあふれる
人生何度でもやりなおせる
とか

何歳になって

もっとみる
インディペンデントで生きてきたことを100%誇れるように

インディペンデントで生きてきたことを100%誇れるように

16歳で古着屋を開業して以来、ほぼ迷いなく一切ほかの仕事をしてこなかったのですが、「あのときああしていたら」今のわたしはどうなっていただろう?と思うポイントがいくつかあります。

その最初のポイントが文化服装学院を卒業する時

わたしはアパレルデザイン科という科を卒業したのですが、その後ファッションに興味のある方なら誰でも知る有名人になる方たちが何人も同級生にいて、その人たちと比べ自分にはアパレル

もっとみる
トレンドは深追いしない

トレンドは深追いしない

16歳ではじめた古着屋も順調で、18歳・文化服装学院の一年の時にオープンした2店舗目の古着屋も最初からお客さんが入って売り上げも良く、いいかんじでした。

ちょうどこのころいわゆる裏原ブームが発生し、アパレルや古着業界だけでなく不動産など街全体が掻き回されました。
古くからあるブランド古着店はこのブームとどう向き合うべきか悩み、様子を見ているかんじでした。
また、ブームに便乗して裏原系を専門に扱う

もっとみる
心をあたためてくれる消費

心をあたためてくれる消費

1993年にお店を始めて以来、同業他社をライバルとおもったことは一度もありません。
自信があるとかそういうことじゃなくて、
「同じシーンを盛り上げてくれる同志」とおもっていて、「戦って、勝つ」必要性を感じないのです。

しかし2010年代になると戦って勝たなければならない敵があらわれました。

それは
物を持たない・消費をしないことを美徳とする価値観「ミニマリスト」「断捨離」「持たない暮らし」など

もっとみる
【古着屋】仕事遍歴年表【引越貧乏】

【古着屋】仕事遍歴年表【引越貧乏】

“uguisu boutique”に至るまでの
バイトも就職もしたことない私の仕事遍歴を全てまとめてみました。まとまってないかな。

1992-15歳で古着の買い付け・イベント出店開始
1993-父の職場の一部を借りて古着屋開業
1995-商業地域に2店舗目オープン
1996-ボディピアシングスタジオ併設古着店オープン
1998-ブランド古着専門店オープン
1998-メンズブランド古着専門店オープ

もっとみる