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【SLAM DUNK GI】32話「リハビリ王の約束」






謎の少女との1ON1対決の最中、少女が桜木を抜きかけたその時、少女は突然倒れた。

「おい! どうしたんだ!!」桜木
「はあはあ はあはあ」



少女は、心臓をおさえている。桜木軍団も少女の下へ駆け寄る。


「大丈夫か!?」水戸
「救急車呼ぶ?」野間
「はあはあ はあはあ 大丈夫です。休めば大丈夫ですから、、、。」







「病気、、? 病院、、、?」(心の声)桜木

「バスケはもうしちゃいけないの、、、、、、。」

「!?!? 病院、、、、バスケ、、、、少女、、、、」(心の声)桜木

「!!!!」桜木





頭で記憶がフラッシュバックした。


謎の少女との出会いは、桜木花道、高校1年時、

インターハイ山王工業戦で背中を痛めた桜木は自称リハビリ王として、復帰に向けて日々、厳しいリハビリ生活を送っていた病院だった。

病院のロビーの待合室に少女は一人テレビを見ていた。通りかかった桜木は迷子かと心配をした。



「おー君、一人か? 迷子か? 親は?」桜木

「大丈夫です。お母さんが入院してるんだけど、検査で入れないだけだから大丈夫。」


その時、神奈川ローカルTVのスポーツニュースが流れた。



「スポーツコーナーです。先日の全国高校バスケットボールインターハイ広島大会での活躍が極光をあび全日本ユース代表に選出されました湘北高校の流川楓選手の映像が届きました。8月末に行われる親善試合に向けて練習を行いました。」



少女は興味津々にTVに釘づけになっていた。


「バスケやってるのか?」桜木

「やってるよ! すごいなー 流川楓君めっちゃかっこいい!!」

「どいつもこいつも ルカワ ルカワ、、、!!」桜木











「会いたいなー! 全日本だよね? そうだ! 私も全日本になれば、オリンピックの選手村とかで会えるのかなーー??」


「フン 残念ながらそれは無理だ。」桜木

「なんで! ひどいじゃん! やってみなきゃわかんないじゃん!」

「違う そうじゃねぇ あいつは俺の補欠で選ばれたからだ。」桜木



「えっ お兄ちゃん バスケやるの?てっきりケンカでもして怪我したのかと思った(笑)」

「よく 覚えておけ! 俺は天才バスケットマン桜木、桜木花道だ!」桜木

「天才? 嘘だーー!?」









「フン 俺はルカワに本気を出させたことがある。」桜木









少女は驚きの表情を見せた。


「えっどういうこと? 楓君と友達なの?」

「友達じゃねえ。俺はあの野郎が大嫌いだ。」桜木

「??? 意味わかんない ???」

「俺は湘北だ。今はリハビリ王として復帰を目指している。」桜木

「そうなの!? じゃ楓君とチームメート?」


桜木はうなずいた。












「じゃあさ ゴール決めたり試合に勝ったりしたらハイタッチとかするの?」



「・・・・・ さあな。」桜木


と言いながらも桜木は、山王工業戦のジャンプシュートを決めたあの興奮、あのハイタッチの感触を感じ、頭の中であの映像がはじけた。

※桜木、フラッシュバック ぜひクリックを













「見たいなーーー! ねぇ私もオリンピック出て、楓君と会って、そして二人のハイタッチ見届けてあげるよー!」



再び桜木は、あの映像がフラッシュバックした。そして答えた。












「そうだな。」桜木
「約束だよ!」
「おうよ。」











「桜木花道。花ちゃん! 名前は覚えたよ!  だって同じだもん!」

「おまえは、、、、、?」

※桜木のセリフ ぜひクリックを


桜木花道は、リハビリ王の約束を思い出した。


そして時を経て、バスケットリングのある公園で、心臓をおさえた少女との再会。




















「おまえは、、、、」桜木


「中道紡希」(つむぎ)桜木













一緒にオリンピックに出場して、

桜木花道と流川楓のハイタッチを見届ける。

しかしその約束の一つはもう果たせない。

桜木花道はより一層、使命感を感じるのであった。














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