見出し画像

【支援学級の悲哀?】息子の存在を原級の担任に忘れられた話。

こんにちは!ツナです。
今回はつい最近出くわした "特別支援学級を利用するがゆえの哀しみ" について書きたいと思います。平たく言えばグチです。←

支援学級で過ごす息子、
原級での知名度はおそろしく低い。

現在小4のわが息子、小学校では入学時から特別支援学級(自閉症・情緒障害特別支援学級)を利用しています。

基本的には通常クラス(原級)で過ごし、心が落ち着かない時のみ利用する予定だった特別支援学級。ですが通常クラスに加わるのは思った以上に難しく、息子の希望のもと、入学後早々に1日の大半を支援学級で過ごす体制に切り替えました。

特別支援学級と通常クラスを並行利用するお子さんはそれなりにいますが、このパターンは比較的稀。学校という集団においては “マイノリティ中のマイノリティ” と言った印象です。

今もほぼ終日支援学級で過ごすのが常。
最近になって少ーしだけ「原級に行ってみようかな」と言い始めたものの、いまだ実行できず。基本的に通常クラスに入るのは給食を取りに行く時のみだそうです。

当然、原級の担任やお友達との接触は少ない。
会えば楽しく話したりしているようですが、担任はともかく、おそらくクラスメイトもろくに覚えていないのではないかと。
特性的に興味がない(自分と関係ない)ことは頭に入らないから、ある意味仕方ないのです。

そして、逆もまた然り。
原級には息子の存在を認識していないお子さんも多いかと。息子と話したことがない子も多いだろうし、ごくまれに現れるレアキャラ的にとらえられてるかも? これもやむなし、です。
(担任・クラスメンバーは昨年と同じです。)

でも、これだけは言いたい!
 ↓ ↓ ↓

原級の担任の先生へ。
特別支援学級にいる息子の存在を
忘れないでーーー!!

というのも、先日三連休に入った際、学校からこんなお便りをもらったんです。

『夏休みの計画表と自由研究の計画表を配りました。三連休の間に記入し、連休明けに学校に持たせてください。書くところがたくさんあるので、計画がしっかり立てられるよう、相談にのってあげるなどお子さんのサポートをお願いします』

おぉ…これはなかなか骨が折れるやつ…。
どのお子さんも「めんどくさっ」と言いそうな宿題ですが、息子にとってはなおさら。特性上、先の見通しを立てるのが大の苦手だからです。
特に自由研究のテーマ決めはひと苦労。
「何をやってもいい」とか「自由に決めてOK」とか、おそろしく苦手ですからね。。

そもそも "一度にたくさんの文字を書く" こと自体に抵抗感がある息子、「書くところがたくさんある」というだけでもテンションだだ下がり…。
息子はもちろん、サポートする親(おもに私)もかなりの時間と胆力を必要とするわけです。
正直、3日間で仕上げられる気がしない。

なのに…

肝心の計画表を「息子だけ」もらってないって
どういうことですか!?

息子に聞くも何のことか分からないよう。通常クラスで配られた計画表×2枚は、ほぼ終日支援学級で過ごす息子の元には届かなかったようです。。

連休前の金曜は習いごとの関係で帰宅が遅く、配付物の欠けにすぐ気づけなかったのも運が悪かった。夏休みまで1週間しかないけど、計画表は連休明けに書かせるしかありません。

息子および親への負担、気分的には2割増。
勘弁してよ〜!と心の中で叫びつつ思いました。「またか」と。

実はこれ、昨年から何度もあるんですよね。
原級で配付されている文書が回ってこなかったり、原級で伝えられた情報が何日も共有されないままだったり。
毎回学校からのお便りを目にしては
 母 「何のこと?」
 息子「知らない。先生から何も聞いてないよ」
…というやり取りが行われるのです。
(注:学校からのお便りはデータ送付なので抜け落ちることはありません。)

そのために危うく写真注文をしそびれたこともあったな…。「締め切りは明日です。まだの方はお早めに」とデータ通知がきて初めて知り、慌てて先生に電話問い合わせした記憶が。
昨年の夏休みはドリル解答が配られなくて、休暇中に支援級の先生に電話連絡→原級の担任に問い合わせ→学校に取りに行く…なんてこともあったし。

物や状況によってはリカバーしきれない可能性もあるし、本当に困る!!

否が応でも、"マイノリティ"ということを痛感させられるのが哀しい。

配付物ってクラスの人数分あるはずですよね。予定外に先生の手元に余るのなら、配られてない子がいるって気づきそうじゃないですか…?

いくら原級に姿を見せる頻度が少なくたって、息子もれっきとしたクラスの一員です。なのに担任の先生に忘れられるなんて、そんなことある?

親としてこんなに悲しいことはないし、度重なれば憤りすらおぼえます。連休中はやり切れない思いでモヤモヤしっぱなしですよ。。

幸い息子はこういうことに頓着しないタイプですが、お子さんによっては「僕/私には存在価値がないの?」と思い悩んでしまう可能性も。子どもの自己肯定感の低下につながったら…と考えるとゾッとします。

どんな場所/分野/世界であっても、少数派(マイノリティ)であることには何らかの不利益や痛みが伴うのかしら。
大げさかもしれませんが、息子の行く末を案じてそんなことも考えてしまったのでした。

連休明け、原級の担任に物申した。

「物申した」なんて物騒な書き方ですみません。もちろん、怒鳴り込んだり先生に詰め寄ったりなんてしてませんよ。笑

丁重にやんわりと、困っている状況と改善をお願いしたい旨をお伝えしました。
支援学級にいることで本来受け取るべき情報がタイムリーに得られない、という状況は今後避けたいですからね。
結果、これまでよりも支援学級の担任と連携を深めて対処していただけることになりました。再発防止につながるといいなぁ。

少数派の人が声をあげること、大事。

ちなみに、原級の担任の先生に何らかの対処をお願いしたのはこれが初めてです。必要に迫られてとはいえ、やっぱり自分の子に対して「もう少し配慮して(目をかけて)欲しい」とは言いづらいというか。

でも、必要なことはしっかり伝えるべき!
発達障害のあるお子さんの保護者には「ただでさえ先生には日々迷惑や苦労を掛けてるのに、これ以上要求するなんて無理」とか「こんな小さなことで先生に相談するなんて、モンスターペアレントと思われそう」とか、すごーく気を遣われている方が多い印象があります。
特に前者パターン。そんな必要はないと頭では分かっていても、どこか負い目を感じてしまうんですよね…。
(私も元々は必要以上に気を回す性格です。)

感情的に要求を伝えるのはもちろんNGです。
だけど少数派の人が声をあげることで改善されることって、結構多い気がするんですよね。

おかしいぞ?と感じることがあれば、独りよがりになっていないか、感情的になっていないか等、まずはよく考える。
その上でどうにも見逃せないことであれば、感情をぐっと抑えて冷静に、客観的かつ建設的に話し合うことが大事だと思います。

あくまでも私感ですが、最近の出来事から改めて考えたことでした◎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?