江戸時代に活躍した観相家水野南北が、初学者のため『南北相法』のスタンダードな内容を再編集した書を現代語訳しました。この本は南北翁の師である水野海常の追善供養のため、人相術を学びた…
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#南北相法
相法早引35(能弁/話上手の相を論ず)
・眼中がさわやかで、上唇が薄く、口の締りが良い。また、しゃべる時に、まず口に気が集まるように観える。このような場合は必ず、能弁である。逆に、しゃべる時の様相が不安定なのだが、頭が動く者や、手振りがある者においては、能弁であるかのように見間違えやすい。これは俗に言う、口賢くしゃべる者であり、必ず虚言である。
*身振り手振りが大袈裟な者、挙動不審な者、目に生気がない者、声が上ずっている者、常にニヤつい