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子どもとの関わり

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子どもたちのこと、母として思うこと
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しあわせな祈り

しあわせな祈り

どんよりした灰色の日々が続く冬。
貴重な晴れ間に、娘と久しぶりのお散歩に出かけた。
抱っこ紐の中で嬉しそうにキョロキョロする娘。
彼女にとって、外の世界はいつも新鮮で驚きに満ちているのだろう。
赤ちゃんがたくさんのものに出会い、吸収していくこの尊い時間を、一番近くで見つめることができる幸せをしみじみと感じる。
母は娘にできるだけたくさんの美しいものを見せてあげたいと思う。
娘のキラキラした瞳が、い

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心に寄り添うやさしい言葉

心に寄り添うやさしい言葉

息子の風邪が長引いてしまい、保育園をお休みして、赤ちゃんの娘と3人で家にこもる日が続いていた。
息子は咳と鼻水が出る以外は元気で、昼寝もせずに一日中遊んでいる。
3人でお散歩したり、楽しい時間もあったけど、心の中には少しずつ、少しずつ、疲れが積み重なっていった。

近くに住む友人が偶然連絡をくれたので、少しだけ気持ちを吐き出したら、たくさんの優しい言葉が返ってきた。

息子と同年代の子どもがいる友

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心からくつろげる場所

心からくつろげる場所

息子は日に日に妹への愛情が深まっているようで、一日に何度も抱きついたり、話かけたりしている。
そして、幸せそうにこんなことを言う。
「ぼくね、○○ちゃんが出てくるのをずーっと楽しみに待ってたの。」

友人が娘に会いに来てくれた時も、
「○○ちゃん、こーんなにかわいいんだよ。」
と紹介していた。
今まで自分中心に生きてきた息子が、妹を心から可愛がっている姿に成長を感じる。

私は、娘の出産にあたり、

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たくさんの温かさに触れて

たくさんの温かさに触れて

秋晴れの日、娘と初めてのお散歩に出かけた。
すっかり遅くなってしまったけど、娘のお宮参りのつもりで集落の神社へ。
いつも私たち家族を見守ってくださっている神様に、ようやく娘を会わせることができてほっとした。
どうか息子と同じように娘をお見守りください。

気付けば散歩するのは臨月の頃のウォーキング以来だった。
暑い時期だったので、夜明け前から歩き始めて、誰もいない田んぼ道で朝日を全身に浴びるのはと

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愛おしい日々

愛おしい日々

娘が生まれてから、私と娘は7時までには寝室に行き、夫と息子は遅れて寝るのだけど、昨日は私がまだ起きている時間に息子が来たので、布団の中で息子を抱きしめた。
「大好きだよ」と言うと、「ぼくもお母さんだーいすきだよ」と言ってくれて、とても幸せな気持ちで眠りについた。
あとどれくらい、こんな風に息子を抱きしめることができるんだろう。

以前は私にぴったりくっついて眠っていた息子。
寝付けなかったり、夜中

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ふたりの宝物

ふたりの宝物

出産予定日を5日過ぎた日の夕方、娘が生まれた。
4年ぶりの赤ちゃんは小さくてふわふわで温かくて、本当にかわいい。

息子も今のところ妹をとてもかわいがってくれている。
保育園から帰ると駆け寄ってきて、かわいいね〜と言いながら小さな手を握ったり、ほっぺをツンツンしたり。
その様子にとてもほっこりする。
息子が優しいお兄ちゃんに成長してくれたことがとても嬉しい。

そして、娘は赤ちゃんの頃の息子にとて

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ふたつの命を想う春

ふたつの命を想う春

この2日間は、私にとって大切な予定が詰まった特別な週末だった。

土曜日は、少し早い息子の誕生祝いをした。
4本のローソクを立てたケーキを眺めていたら、息子がここまで元気に大きく育ってくれたことが嬉しくて、胸がいっぱいになった。

息子は4月上旬の桜が咲く頃に生まれた。
私は、桜が咲き、木々の新芽が芽吹き、野山が春の淡い色で覆われるこの季節が一年で一番好きだ。
息子は3月下旬の予定日を過ぎてもなか

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息子を信じてその時を待とう

息子を信じてその時を待とう

息子についての悩みを知った友人たちが、たくさんの温かい言葉をかけてくれた。
とても嬉しかったし、私自身、もっと周りを頼っていいんだ、ということにも気づくことができた。

トイレはたびたびお漏らししながらも、時々はできているようだ。
できた時は本当に嬉しいようで、すぐに教えてくれるし、いろんな先生に伝えてまわったこともあるらしい。

うがいは家では声をかけても嫌がられ、なかなか進展がなかったのだけど

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焦らず、ゆっくり、息子のペースで

焦らず、ゆっくり、息子のペースで

息子は4月から年少になる。
保育園でもそれに向けた準備が進められているようで、最近は担任から息子の気になる点についてたびたび話があった。

トイレがまだうまくできないこと。
給食やおやつ時の切り替えに時間がかかること。
うがいができないこと。

今までの私は、できないことがあっても息子のペースなんだし、のんびり見守っていればいいと考えていた。
でも、年度末になって改めて担任にいろんなことを指摘され

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いろんな個性を受け止める

いろんな個性を受け止める

先日、息子の3歳児健診がありました。
案内が届いた時は、1歳半健診を思い出して少し暗い気持ちになりました。
当日も少し身構えていましたが、息子が眠くて不機嫌だった以外は特に何もなく終わりました。
でも、個人差が大きい子どもたちを一律の基準で見るような健診の雰囲気はいまだに好きになれません。

2年前の1歳半健診の日。
見慣れない会場に入った息子は、不安を感じたのか泣き出しました。
しばらくしたら慣

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パジャマのお母さんが好きな理由

パジャマのお母さんが好きな理由

息子は、私がパジャマに着替えるといつも喜んで、
しましまのお母さん好き!
と言います。
逆に、朝仕事へ行くため服に着替えようとすると、
お母さん服着ないで!しましま着て!
と言ったりするので、なんでだろう?とずっと思っていました。

昨日もパジャマ姿の私を見て嬉しそうにしていたので、どうして?と聞いてみたら、
しましまのお母さんたくさんぎゅーしてくれるから!
思いがけない答えにびっくりしました…

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森の学校

昭和10年頃、テレビもゲームもない時代。
身近な森や川など、豊かな自然が遊び場だった子どもたちの日常を描いた映画でした。
地域の大人たちに見守られながら、日々野山を駆け回り、生き物の生死に触れたり、本気でケンカをしたり…
いろんなことに真正面から向き合うまっすぐな子どもたちの姿に、大切なことを教わった気がします。

そして、自分自身の子育てについても振り返るきっかけになりました。
こんな風に、自然

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