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WAY_OF_WORKING

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働き方について考えます。
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後で楽をしたいなら、先に頑張れば良いのでは

後で楽をしたいなら、先に頑張れば良いのでは

キャリアに関してアレコレ相談されるんですが、まぁ、誰に何を聞かれたとしても、要するに、僕はずっと「キャリアの前半で頑張ったら良いと思う」としか言ってない。
いや、ほんとうに、みんな、そうしたらいいと思うんだよね。

とにかくさっさと仕事能力を高めて、時間単価を上げる。
そして、もし、可能なら、十分な資産を築き上げて「働かなくても生きていける状態」になる。

そうすると、働き方についての自由が得られ

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スタートアップのCOOと、上場企業のCOO。

スタートアップのCOOと、上場企業のCOO。

スタートアップのCOOは、何でも屋さん。
制度も出来上がってないし、体制も酷い。
そんななかで、日々、新しい問題が出てくる。そうしたものに、適宜対応していく役割を担う。
そもそも、事業内容も不明瞭な状態でアレコレちょっとやってみて、ダメならサクッとピボットしたりするわけなので、やることがコロコロ変わる。
柔軟性と行動力が大切。
知らない領域でも平均点以上を取ることが求められる。(ここで、80点以上

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温「新」知新 /Re:温故知新

温「新」知新 /Re:温故知新

昨日、温故知新というnoteを書いたんですが、今日は、温新知新です。

内容的にアンサーnoteになっているというわけでもないのですが、取り扱いたいトピックが今話題沸騰中のChatGPTさんなので、どう考えても「新」だよなということで、そんなタイトルになっています。

chatGPT / bing AIは、おそらくシンギュラリティの蓋を開けたのだと思うんですよね。

ただ、この先「筋の良い仮説を出

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武勇伝を語らない

武勇伝を語らない

おぢさんなので、仕事における武勇伝のひとつやふたつあるわけですが、最近、語ることが少なくなってきたように思います。
まったくない、と言い切れないところが人間の弱さみたいな感じがしますね。我ながら。

なんで減ったのかなと思って考えていたのですが、

説教くさくなるので、相手のみならず自分もつまらない

内容が古すぎて、相手の参考にならない

加齢により記憶から消えてきた

みたいな理由が思いつくわ

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遠くを見る方が、ブレにくい

遠くを見る方が、ブレにくい

若かりし頃、めちゃめちゃ給料が安かった。
毎日、おにぎりとかサンドイッチを作り、水筒にお茶を入れて会社に行っていたくらい、お金がなかった。

そんな感じの給与水準から、コンサルに転職することになり、年収が1.5倍くらいになる内定が出た。

ありがたいことだなと思いながら退職手続きを進め、クライアントの皆さんにもプロジェクトを離れる旨、ご挨拶回りをしていたところ、ある方から「うちに来ないか?」とお声

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work hardの効用。/ Re: FIREではなくてLiberal Labor(LiRa=ライラ)を目指しませんか?

work hardの効用。/ Re: FIREではなくてLiberal Labor(LiRa=ライラ)を目指しませんか?

以前、「FIRE」とか言ってアーリーリタイア目指すよりも、経済的自由を手に入れた上で、自由に働く「LiLa(ライラ)=リベラルレイバー/自由な労働者」を目指しませんか?というお話を書きました。

生き方、考え方は十人十色、千差万別。要するに、なんでもいいんですけど、とはいえ「投資収益だけで生きる」というのも、それはそれで「不自由」なのでは?って話です。

ただ、いずれにしても、FIREの前半部分す

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なぜ、成功したのか。

なぜ、成功したのか。

ある会社について「なぜ、この会社はうまく行っているのか」という質問を受けたんですよね。

もちろん、あれこれ理由を並び立てることはできるんですが、それらを聞いても、質問者はイマイチ納得しない。

いや、わかる。わかりますよ。
どの理由も「反論」可能ですからね。

そうすると、もはや答えはただ一つ。
「運が良かったから」になる。

なぜ?なぜ?なぜ?と、延々と突き詰めていけば、辿り着くのは、全て「運

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打ち合わせドリブンでプロジェクトを回す

打ち合わせドリブンでプロジェクトを回す

打ち合わせのセット、ということをしっかりできれば、最低限のプロマネ(プロジェクトマネジメント)業務は遂行できます。

進め方と会議体いつまでに、何ができていないといけないか。
そこに向けて、どういう順番で、何をどう決めていくのか。
これが「進め方」です。

これを定められれば、あとは、

いつ、どんな打ち合わせが必要か

その場では、何を合意すればいいか

その合意は、誰と誰で行うのか(出席者)

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コンサルはデータインフォームド思考

コンサルはデータインフォームド思考

コンサルタントは「データインフォームド思考で生きている人種」だと思うんですよね。
よく言われる「仮説思考」も、まさにこれです。
定量データだけじゃなくて、定性データも全力で活用して、その時点で、もっとも確からしい仮説を作り上げる。
決してあてずっぽうに適当なことを言っているわけではなくて、自分の中にある知識や経験、目の前にある情報を、一度、脳内テーブルに全部並べて、「これらの情報群から、何が導き出

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「やりたいこと」が無いときは、目の前のタスクで120点を取ろう

「やりたいこと」が無いときは、目の前のタスクで120点を取ろう

やりたい事がない、という話をよく聞きます。

明確に、どうなりたいかなんてわからない。
何をやりたい?と聞かれても困る。

この悩みは、特別なものではなく、多かれ少なかれ、みんなそうです。そんなものです。

あれこれ興味はあるけど、どれにするかは決められない。
いろんな選択肢があるけど、そこから絞り込むのは「可能性を捨てる」ことになるので、やりたくない。

とても気持ちはわかります。
僕も、そんな

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可変であることと、適当にやることは違う。

このnoteは、2019年8月に投稿されたブログ記事をサルベージして、加筆・修正を加えたものです。

柔軟であれ。でも、考え無しには動くな。この不確実性が高い時代において、一度決めたことにこだわりすぎるのは危険です。柔軟であるべきです。

しかし、そのことを、自分勝手に都合よく解釈してはいけません。

以下のことを理解しておきましょう。

可変である、と、決めなくて良い、は違う。

可変である、と

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早期回収に走ると碌なことがない

早期回収に走ると碌なことがない

人生において、若いうちに果実を得ようとすると、碌なことにならないんですよね。
なんの話か?はい。人脈、友人関係の話です。

早期、がいつなのかはケースバイケースだと思うけど、いずれにしても、若いうちに「人脈」をお金に変えようとするのは、人生の後半を見据えた時には、リスクが高過ぎると思う。

若い時には、恩は10売って、1か2回収できたらラッキー、くらいで行くべきだと思うんですよ。
ワークライフバラ

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「気が利く」を浪費するな

「気が利く」を浪費するな

気が利いてる人は、重宝されます。
しかしながら、「気が利く」は無限に供給されたりはしません。

気が利く人は、周囲に気を配り、隙間を見つけては埋め、動きが悪いところには油を差します。
この行動は、自己犠牲的なものです。
隙間を埋めるのも、潤滑油とするのも、原料は己自身です。己の精神です。

本人が自覚しているか否かに関わらず、気の利く人は、自身の身体と精神を削っているわけです。

だから「気が利く

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論理的思考の「黒閃」

論理的思考の「黒閃」

みんな大好き呪術廻戦に、黒閃って概念がでてきますよね。呪力と打撃を同時に当てることで、威力がすんごいことになるって、アレです。

僕が思うに、アレが凄いのは相手に与えるダメージの大きさではなくて、黒閃を放った人自身に及ぼす影響の方なんですよね。

黒閃を放った瞬間から、術者がゾーンに入り、パフォーマンスが増大する。
そして、それよりもなによりも「一度、その壁を越えたことにより、次なるステージに上が

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