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論理的思考の「黒閃」

みんな大好き呪術廻戦に、黒閃って概念がでてきますよね。呪力と打撃を同時に当てることで、威力がすんごいことになるって、アレです。

僕が思うに、アレが凄いのは相手に与えるダメージの大きさではなくて、黒閃を放った人自身に及ぼす影響の方なんですよね。

黒閃を放った瞬間から、術者がゾーンに入り、パフォーマンスが増大する。
そして、それよりもなによりも「一度、その壁を越えたことにより、次なるステージに上がる」ってとこです。

これ、我々ホワイトカラーの仕事にもあると思うんですよ。まぢで。

仕事の「黒閃」

まぁ、そんな仰々しいものではなくてもいいんですけど「会心の一撃」ってありますよね。
会話で相手にブッ刺さったな感とか、1枚の資料でプロジェクトの趨勢を決めたと確信したとか、そういう奴です。
(デカい案件を決めた、とかは、ちょっと違ってるんですよね。どちらかというと「デカい案件を決めるにあたって、途中で放った会心の一言」の話です。)

僕の仕事は「コンサルタント」なので、仕事=考えるになるのですが、常々「思考の壁の向こう側」ってのがある気がしてるんですよ。(特攻の拓に出てきた、スピードの向こう側、および、麒麟の田村さんの味の向こう側の話を思い出しますね。)

で、一度、それを越えると、壁の手前とは別世界になる。
まさに、「黒閃」みたいな感じ。

おそらく、営業職の方だと、デカい案件を決めたことも「壁を越えた」になると思うんですね。そうすると、世界が変わる。
ただ先ほども書いたように「デカい案件が決まった」ということは「強大な敵を倒した」ということであって、「黒閃を決めた」とは違う気がするんですよ。
やはり「その案件を決めるに際して、核心を突いた」ところが凄い価値なのではないかと思うんですよね。

黒閃を、打ちましょう。

「本気でやってないんじゃなくて、できてないんだよ」

五条悟が、伏黒恵に言った台詞です。
これ、本当にそうなんですよね。

黒閃の話とはまた別なのですが、結局、「本気の出し方」を知ってるかどうかで、成長できるかどうかが全然違ってしまうんですよ。

別に、長時間労働しろとか、睡眠を削れとか、そういう話じゃないんです。
それって、結局手段の話なんですよね。

別に、手段はどうだっていいんですよ。
本気を出して、成長すれば良い。結果が全てで良いんです。
反対に、目的のために必要なら、長時間労働したり、睡眠を削ったりも、やれば良いんですよ。
手段の部分を強制するからブラック企業だし、手段の部分に制約をかけて禁止するからヌルい環境になるってだけです。

覚悟の問題ですし、やる気の問題です。
こんなの、誰かに言われてできるようになるものでもおりません。
自分で変わるしかないんですよね。
ギアチェンジのシフトレバーは、自分で握るものです。

呪術廻戦を読んでいて、僕がグッときた概念は、

  • 本気の出し方

  • 強制的な成長曲線とその向こう側

  • 不完全で不細工な領域展開

  • 術式の解釈を、自由に広げる。

このあたりですね。

一度ラインを越えると、その手前には戻れないんですよ。成長は不可逆です。
成長したくない、というのも自由です。
あなたの人生です。あなたの生き方です。

成長して、壁を越えて、新しい世界に踏み出したら、もう戻れません。
バガボンド的に言えば、戦いの螺旋ですね。簡単には降りられないんですよ。

でも、もし、そういう世界で戦って、己を強くしてみたいと思うなら、迷うことなく踏み出すべきです。
そして、踏み出すのなら、1日でも、1時間でも、1秒でも、早い方が良いです。

さぁ、日々、自らに問いましょう。
「その打ち合わせで、黒閃打ててる?」


追記:
と、公開してから読み直してみたら、全然論理的思考の話じゃなかった。
が、一旦、タイトルはこのままにしておきます。そのうち、ちゃんと論理的思考における黒閃の話も書きます。

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