可変であることと、適当にやることは違う。

このnoteは、2019年8月に投稿されたブログ記事をサルベージして、加筆・修正を加えたものです。

柔軟であれ。でも、考え無しには動くな。

この不確実性が高い時代において、一度決めたことにこだわりすぎるのは危険です。柔軟であるべきです。

しかし、そのことを、自分勝手に都合よく解釈してはいけません。

以下のことを理解しておきましょう。

  • 可変である、と、決めなくて良い、は違う。

  • 可変である、と、勝手に変えて良い、は違う。

  • 可変である、と、短絡的に行動する、は違う。

可変、つまり、変えられるということは、「一度決めて、変える」ということです。何も決めずに動くのは、行き当たりばったりです。まず、一度、決めましょう。

そして、変える際には、明確な意思を持って変えましょう。多くの場合、関係者に相談して「変えること」を決めた方が良いでしょうし、自分の意志で変更可能な場合にも、関係者への周知・連絡は必須です。知らぬ間に変えてました、はダメです。

さらに、思い込みや、その場その場の思い付きからは距離を置きましょう。できる限り情報を集め、許される限り熟慮しましょう。もちろん、あまり情報が無い時、即断即決をしないといけないときはあります。が、たとえ15秒だとしても立ち止まって考えてください。ノリや勢いで変えては行けません。

可変であること、可変であり続けることは、極めて難しいことです。
もし、あなたが「楽な方に流れている」と自覚できるようなら、それは、可変なのではなく、単に、適当にやっているだけです。

正しく、可変でありましょう。

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