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早期回収に走ると碌なことがない

人生において、若いうちに果実を得ようとすると、碌なことにならないんですよね。
なんの話か?はい。人脈、友人関係の話です。

早期、がいつなのかはケースバイケースだと思うけど、いずれにしても、若いうちに「人脈」をお金に変えようとするのは、人生の後半を見据えた時には、リスクが高過ぎると思う。

若い時には、恩は10売って、1か2回収できたらラッキー、くらいで行くべきだと思うんですよ。
ワークライフバランスも同じ。
恩も、ワークも、早めに積み立てると利子がつく。

人脈、というと仰々しいけど、信頼できる仲間、気兼ねなくなんでも話せる仲間を、どれだけ作れるかって話。
要するに、飲み仲間とか、遊び仲間とか、そういう人たちをしっかりつくる。そして、(これがとても大切なのだけど)関係を維持する。一過性に終わらせない。10年、20年、30年の関係性にする。
そこに、お金とか、仕事とか、無理して持ち込まない。仲良くなる。人間として信頼できるか、をお互いに見極める。
ここに注力した方が良い。

この時に、何かしら尊敬できる人達と付き合えると、未来は明るくなる。
普段は馬鹿話をしていてるのだけど、ふとした時に、賢さが見える人。そういう人と仲良くなれると最高。

でも、そんな人はとても魅力的だから、付き合う相手を選べてしまう。
だから、なにかしら、自分にも「尊敬してもらえるポイント」が必要。
なんでもいい。仕事の知識、恋愛のアドバイス、飲み会の幹事力、漫画やアニメへの深い造形、、、本当になんでも良いから、相手からリスペクトを得られる何かを持つ。
「あの話は、あいつに聞いてみよう」と思ってもらえれば、言うことなし。

10年、20年経って、それでも関係が続いている友人は、とても貴重だし、お互いに勘所が分かる。
ナニモノでもない時代に知り合い、付き合い、少しずつ「ナニモノ」かになってくる過程を共に過ごしてくると、本当に、強い絆が生まれる。

その過程において、打算的に人を扱い、友人知人をお金に換算して値札をつけるような人達は、友人関係から消えていった。
中長期的に捉えると、不義理をする、裏切る、みたいなことをするのは、人脈、友人関係そのものを壊す。対象となった相手だけではなく、そのコミュニティ全体から弾き出されることになる。
(もちろん、僕も、どこかのコミュニティからは弾き出されているのだと思う。それは、もはや仕方がないことだよね。万人と仲良くはできないもんね、お互いに。)

受けた恩は倍返し。売った恩は忘れる。
若いうちは、それくらいで丁度いい。
あまり、生き急がない方がいい。
人生は、割と長い。

ちなみに僕は、受けた仇は、絶対に許さない。
若い時に、ひどい扱いをされたことは、特に許さない。決して忘れない。
恨みも複利効果がある。
だから、できるだけ、誰にでも優しくしておいた方が良いと思うんですよね。いや、ほんとに。

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