人の真似が得意な人は天性のスキル 自覚を持って積極的に真似をしよう
こんばんは、アドバイザーのこうたです。
スキルアップのためには、人の真似をするのが効率的だと言われています。
多くの者は新人の頃だと人真似から入りますが、経験者になると人真似をしなくなります。
理由はいくつかありますが、確立された自分のスタイルに適合させることが難しくなるから。
つまり、この『人真似スキル』も才能の一つなのです。
1.自分のオリジナルよりも真似したものが多い
たとえば人に対する話し方、聞き方、仕草。
販売や営業のトーク術、プレゼン術。
思考プロセス、思考法。
元の技術を応用した技術も含めます。
現在、うまくいっている自分の技術が、完全なオリジナルではなく他者の技術を模倣したものばかりであれば、あなたには才能があるかもしれません。
もしくは、自分に自信のない人は、もしかしたら人の技術に頼った結果、自分のオリジナルが少ないなんてことがあるかもしれませんね。
2.誰にでもできる技術ではない
人の技術を自分のものにする、または改造して自分のオリジナルへと昇華させるスキルは、決して簡単ではありません。
プライドが邪魔をしたり、自分に合わない技術だと調子を狂わせたりして、なかなか適合しないものです。
こちらは大きくタイプを分けた場合ですが、対極に位置しています。
人真似スキルに特化している人は、たとえ対極の技術であっても、自分のスタイルに変換して模倣できるのです。
そして何よりも、高度な観察力、思考プロセスへの理解力、技術に対する考察力。
つまりは高い思考力が求められます。
そして多くの技術を吸収すると、技術同士が反発してしまうこともあります。
そうならないように調整したり、うまく噛み合わせて新たな技術を生み出したりと、応用力も求められるのです。
下手に人真似を意識してしまうと、自分のスタイルや性格に合わなくて潰れてしまうこともありますからね。
吸収と変換。
このスキルに優れた人に、人真似が一つのスキルとして確立されるのです。
3.環境に同化する力
人真似をするには、たとえ苦手な相手だとしても近づかなければ始まりません。
敵を作りやすい人や心を開かれにくい人は、真似しにくい環境となります。
そんな事態を避けるため、人真似で自身の技術が形成されている人は、どこででも適応できる同化する技術を保有しているものです。
または、共感力の高い人である場合もありますね。
このタイプは、スキルとなる元がなければ成長に難航する欠点を持ちます。
たとえば今まで販売員としてスキルを上げてきたが、マネジメントに変わった途端真似をする対象がいなくなって困るなど。
つまり、0からスキルを生み出すセンスに欠けています。
4.部下育成能力が高い
再度この記事の内容になりますが、ノリと勢いでとる人が理論的な手法を教えるのは難しいです。
その逆も然りで、とはいえ部下はいろんなタイプに分かれます。
人真似で吸収できるということは、どのタイプも器用にいいとこ取りができるということ。
偏らずに理解を深めることができるので、育成能力が高くなる傾向にあります。
5.伝えたいこと
今回、この記事を参考にできる人はかなり少ないはずです。
持って生まれた才能のようなものなので、8割の人には役に立ちません。
しかし、人真似が得意な人は、その才能に気づいていないか、さして重要性を感じていない可能性があります。
それがもったいない!
自分はそうかも……と思い当たる人は、ぜひその才能を伸ばしてみてください。
ファンタジー世界のチートに例えるなら、『レベル上限がない+レベルアップに必要な経験値減少』のようなもの。
凄さに気づいてください。
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