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質問052:テニスゼロ上達術を始めたときはできると考えながらも半信半疑だった

購入してはや8ヶ月程経ちますが効果が絶大でびっくりしています。

サーブ
 8ヶ月前は全くサーブが入らなかったのが、やっと入るようになってきました。これだけはずっとうまくいかなくて、一時期心が折れそうになったこともありましたが、(※個人情報が含まれるので一部省略します)を追い求めた結果だと思います。まず(※一部省略)を行い、ダブルフォルトが劇的になくなりました。もちろん、ここで決めてやるとか、次は枠に入れようとか無駄な雑念は入りにくくなっています。
 
ストローク
 8ヶ月前は上級者と乱打しても4、5球しか続かず、申し訳ないばかりでしたが今は、面白いくらいラリーが続きます。また、8ヶ月前はバックハンド側にボールが来るのが嫌でしかたなかったですが、今は何も考えないおかげで嫌とか好きとか関係なく打ち返せるようになりました。バックハンド側でも強い球が打てるようになっています。
 
でもやっぱり、試合形式になった時のボールへの意識の集中が非常に難しいですね。同じようにボールに集中しているつもりでも相手の声、ポイント、プレッシャーなどの雑念に支配されてしまい、練習中のような振りができません。これは場数を踏んで慣れるしかないのかなと考えています。
 
最近、一緒にプレイしている上級者が「相手が打つ瞬間スプリットステップをしろ」としつこく言ってくれます。当然、これを意識すると練習中でもミスが多発します。ステップは必要なんでしょうか?雑念の入りにくいステップなぞありますでしょうか?
 
8ヶ月にテニスゼロ上達術を始めたときはできると考えながらも半信半疑でしたが、日に日に上達する自分に驚いています。まだまだ、課題はありますが、今後も上達メモを毎週楽しみにしながら(※一部省略)に夢中になりたいと思います。本当に最高の上達術だと思います。ありがとうございました。


回答


▶「スプリットステップ」と「シンクロ打法」


スプリットステップには、『究極のテニス上達法』と同様に、リズムに乗って打球タイミングを測る効果があります。
 
同じようなテクニックとして野球で使われる「シンクロ打法」を、ご存知でしょうか?
 
バッターが、相手ピッチャーのモーションに合わせてステップを踏むというものです。
 
ステップを踏まないでいるよりも、断然タイミングを測りやすくなるのです。
 
頭で考えてリズムを取るというよりも、身体のノリでリズムに乗るイメージ。
 
「相手ピッチャーがこのモーションに入ったら、ここでステップを踏めば、ちょうどこれくらいのタイミングでヒッティングに間に合う!」という身体感覚です。
 
この身体感覚、もちろん相手ピッチャーが投げてくる球速や球種によるパラメータはありますけれども、その変化にも、ステップを目安として上手に身体が合わせてくれる働きです。
 
ですから頭では、どうしてタイミングが合うのか、分かりません???
 
自転車にどうして乗れるのか、頭では分からないようなものです。
 
だけど身体は、ちゃんと乗ってくれますよね。

▶自転車に乗るがごとく、身体が自然にやっている

 
ですからスプリップステップは、一般的に説明されるような「動き出しを早くする」という効果よりは、タイミングを測る目的に応じてあたかも自転車に乗るがごとく身体が自然にやっている、というのが実情です。
 
もちろん慣れるまでは仰せのとおり、「雑念」でしかありません。
 
自転車に乗れるようになるまでは、「いろいろ考えてしまう」のに似ています(笑)。
 
 

▶悪用厳禁。例えば「ナンパ」


次に「場数」についてご説明します。
 
これから述べるのは「怖ろしい効果」をもはらんでいる学習法なので、悪用厳禁です。
 
褒められた話ではないかもしれませんけれども、例えば「ナンパ」。
 
初めて声をかけるときには、いろいろ考えて、すごく緊張するでしょう。
 
「無視されるんじゃないか」
「逆ギレされるんじゃないか」
「通報されるんじゃないか」
 
それこそ、雑念だらけです(笑)。
こうなると、かけられる声も、かけられなくなります。
 

▶場数を踏むと、「自己肯定感」もアップする


仕事の営業と同じで、クライアントに断られるのが怖くなると、声をかけられないのに似ています。
 
だけど相手にしてもらえなくても場数さえ踏むと、そのうち、全然緊張しなくなる。
 
あれこれ考えるよりも前に(つまり雑念なしに)、まず挨拶しちゃったりして。
 
それどころか場数を踏めば踏むほど、相手にしてもらえる縁も出てきて、マッチする成功確率がアップすらしてしまうほどです。

また場数を踏むほど、断られて傷つく「プライド」も効果的に薄まりますので、その反比例の相関にある「自己肯定感」は高まる効果も期待できます。

「自分は大丈夫!」と、思えるようになってくるのです。

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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero