田中そう子

二極化された私が、私の殻をかぶってせめぎ合う日々です。 穏やかといいつつ、いつ、ポッと…

田中そう子

二極化された私が、私の殻をかぶってせめぎ合う日々です。 穏やかといいつつ、いつ、ポッと死んでしまうかわからない人生なので、 自分の人生について、治療について、思いついた言葉たちについて、少しずつ書いていきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

記事一覧

仕事について

こんばんは。 この間の爆弾低気圧、皆さんは無事乗り越えられましたか? 私は最高に影響を受け、 一日中寝込み、幻覚でパニックになっていました。 あまり幻覚を見たこ…

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私が双極性障害と診断され、治療に至るまで

ここ数日、続けて投稿でいていますよね。 はいそうです。ギラギラしてるからです。(笑) 躁状態とまでは言いませんが、ギラギラしています。 以前紹介した坂口恭平さん…

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目玉焼き

最初は君も一緒に笑ってくれてたんだ 君のも私のも目玉焼きが潰れちゃっても 味付けが塩辛すぎても 形が葉っぱの形みたいになっても 私が一生懸命焼いた目玉焼きだから…

駆け上がって堕ちていく

首の血管が波打っているのがわかる いつもより早く、いつもより強く 誰よりも早く走れるだろう 今夜の全ての明かりは私の手の内にある 両手に握りしめたその光が、手の…

夕立(詩書いてみた)

赤くて、黄色くて、緑色で、青色、 私の水晶体しか捉えることのできない色 絵の具でキャンバスに描きたくてもうまく出せない色、 それぞれの空気のつぶが、その時受け取っ…

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躁状態ここに極まれり。

ここ最近落ち込みがつづくなぁと思っていたら、 昨日くらいから、ジェットコースターを超高速で駆け上がって、 「あぁ、落ちる、次の瞬間落ちるかも…」 という恐怖に怯…

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探し物はなんですか?

皆さんの探し物はなんですか? 将来の夢?新しいバッグ?パートナーに値する人?今日つけていくはずの指輪? 私はずっと「家」を探しています。 「家」といっても「物件…

消えてしまいそうだから

私は子供の頃から、 「天真爛漫な子」でした。 家族も親戚も友達も、私を形容するときには 必ずこの言葉を使っていました。 小さい時から、自分には どうしようもなく…

与えたい

誰にも何もあげられない 子供の頃からそう考え続けて、不安だった。 一人前の体を持つと 私の体だけを求める人がそれなりにいた 私はすごく嬉しかった。 求められるこ…

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全てが違って見える朝に

毎日寝てばかりだ。 仕事は大学卒業時からずっと続けていて、 それなりのキャリアを積んでいたのに、 続けられなくなった。 そのことが悲しくて、苦しくて、誰にもうま…

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はじめまして。

はじめまして。田中そう子と申します。 私はアラサーの独身女性ですが、定期的な精神の波によって、崖っぷちにいつも立たされる、大波・小波人間です。 自分では「不運が…

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仕事について

仕事について

こんばんは。

この間の爆弾低気圧、皆さんは無事乗り越えられましたか?

私は最高に影響を受け、

一日中寝込み、幻覚でパニックになっていました。

あまり幻覚を見たことがなかったので、

本当にパニックになりました。

それからずっとどよんとした毎日で、

暇があったら横になっています。ギラギラタイムは終了です。

タイトルにもあるように、精神疾患持ちの仲間たちがみんな頭を抱えるだろう、

「仕

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私が双極性障害と診断され、治療に至るまで

私が双極性障害と診断され、治療に至るまで

ここ数日、続けて投稿でいていますよね。

はいそうです。ギラギラしてるからです。(笑)

躁状態とまでは言いませんが、ギラギラしています。

以前紹介した坂口恭平さんの「躁鬱大学」では、

躁状態になったら自分の才能をフルに活用させて、

多くの人に迷惑をかけず、自分が安心する状態で

躁状態に入りましょう(ものすごく私の言葉で言ってます)。

という感じの文章がありましたので、今はそんな創作活動

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目玉焼き

目玉焼き

最初は君も一緒に笑ってくれてたんだ

君のも私のも目玉焼きが潰れちゃっても

味付けが塩辛すぎても

形が葉っぱの形みたいになっても

私が一生懸命焼いた目玉焼きだからおいしいよっていうから

毎日焼いたよ

私も目玉焼きを焼くのが楽しくなってきた

だんだん上手くなったよ

何をやってもへたっぴな私だけど

目玉焼きだけ、まん丸に焼けるようになったよ

もう破れなく焼けるようになったよ

今日も

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駆け上がって堕ちていく

駆け上がって堕ちていく

首の血管が波打っているのがわかる

いつもより早く、いつもより強く

誰よりも早く走れるだろう

今夜の全ての明かりは私の手の内にある

両手に握りしめたその光が、手の中でうごめく

その振動を感じた掌は汗ばんで震えている

目が乾く前に、視界の全てのものをとらえてしまうから

まばたきは余計だ

今日こそは身体を引き裂けるかもしれない

期待と喜びで身体中の血は冷え切っている

脳の深部を冷やす

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夕立(詩書いてみた)

夕立(詩書いてみた)

赤くて、黄色くて、緑色で、青色、
私の水晶体しか捉えることのできない色
絵の具でキャンバスに描きたくてもうまく出せない色、
それぞれの空気のつぶが、その時受け取った光を表現している

そこへやってきた分厚い綿布団
反対からは夜の風
大きなものは、小さな物を飲み込み、電気光線でやっつける
赤色も、黄色も、緑色も、青色も、負けてはいられない。
激しく闘うみんなのことを、安全な場所から見ることはできない

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躁状態ここに極まれり。

躁状態ここに極まれり。

ここ最近落ち込みがつづくなぁと思っていたら、

昨日くらいから、ジェットコースターを超高速で駆け上がって、

「あぁ、落ちる、次の瞬間落ちるかも…」

という恐怖に怯えています。

怯えながらも、まだまだ上がっていっているので、

こんなに辛いなら、ノートに書き殴ってやれ!と、

手を震わせながら書いています。

そんなふうに思ったのも

坂口恭平さんの「躁鬱大学」これを読んだから。

この本の紹

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探し物はなんですか?

探し物はなんですか?

皆さんの探し物はなんですか?

将来の夢?新しいバッグ?パートナーに値する人?今日つけていくはずの指輪?

私はずっと「家」を探しています。

「家」といっても「物件」ではなくて、「家」です。

似た言葉として「居場所」なんてものがありますが、

私の中ではそれもなんだかしっくりこない。

辞書を引いてみました。

居場所「①人などがいるところ ②その人が心を休めたり、活躍したりする場所」

「居

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消えてしまいそうだから

消えてしまいそうだから

私は子供の頃から、

「天真爛漫な子」でした。

家族も親戚も友達も、私を形容するときには

必ずこの言葉を使っていました。

小さい時から、自分には

どうしようもなくドロドロとして、誰にも見せられない部分がある。

と思っていましたが(幼稚園に通っていた頃から感じていた記憶があります)、

「天真爛漫な子にならなくちゃ!」と思って大きくなりました。

とても楽なので。

誰かが自分を一言でまと

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与えたい

与えたい

誰にも何もあげられない

子供の頃からそう考え続けて、不安だった。

一人前の体を持つと

私の体だけを求める人がそれなりにいた

私はすごく嬉しかった。

求められることではなくて

求められることに応えられる自分が。

自己肯定感が低いんだと思って、自己肯定感を上げるための本を読んでも

自己肯定感は上がらないし、

でも、私の体は使ってもらえた。

若かったので、愛してもらっていると思えた。

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全てが違って見える朝に

毎日寝てばかりだ。

仕事は大学卒業時からずっと続けていて、

それなりのキャリアを積んでいたのに、

続けられなくなった。

そのことが悲しくて、苦しくて、誰にもうまく説明できない。

上司に退職する時の話をした私は、とても饒舌で、

この業界の悪習が私にもたらす健康被害などを熱弁していた。

朝日は予測できる時間に動き、予測できる動きをする。

自然のものなのに光は分かりきった動きしかしない。

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はじめまして。

はじめまして。

はじめまして。田中そう子と申します。

私はアラサーの独身女性ですが、定期的な精神の波によって、崖っぷちにいつも立たされる、大波・小波人間です。

自分では「不運が続く人生なんだ」と思いながら生きてきましたが、

何度かの「今日こそは確実に死んでやる」を経て、今に至ります。

今は比較的、穏やかな日常を送ることができています。

約三年前に「双極性障害Ⅱ型」だと診断され、医師とのカウンセリング、投

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