田中そう子

二極化された私が、私の殻をかぶってせめぎ合う日々です。 穏やかといいつつ、いつ、ポッと…

田中そう子

二極化された私が、私の殻をかぶってせめぎ合う日々です。 穏やかといいつつ、いつ、ポッと死んでしまうかわからない人生なので、 自分の人生について、治療について、思いついた言葉たちについて、少しずつ書いていきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

最近の記事

仕事について

こんばんは。 この間の爆弾低気圧、皆さんは無事乗り越えられましたか? 私は最高に影響を受け、 一日中寝込み、幻覚でパニックになっていました。 あまり幻覚を見たことがなかったので、 本当にパニックになりました。 それからずっとどよんとした毎日で、 暇があったら横になっています。ギラギラタイムは終了です。 タイトルにもあるように、精神疾患持ちの仲間たちがみんな頭を抱えるだろう、 「仕事について」 私も頭を抱えているのでここに書こうと思います。 以前の投稿でも

    • 私が双極性障害と診断され、治療に至るまで

      ここ数日、続けて投稿でいていますよね。 はいそうです。ギラギラしてるからです。(笑) 躁状態とまでは言いませんが、ギラギラしています。 以前紹介した坂口恭平さんの「躁鬱大学」では、 躁状態になったら自分の才能をフルに活用させて、 多くの人に迷惑をかけず、自分が安心する状態で 躁状態に入りましょう(ものすごく私の言葉で言ってます)。 という感じの文章がありましたので、今はそんな創作活動期って感じですかね。 具体的にどのように、創作活動してるか書きたくなってきたけ

      • 目玉焼き

        最初は君も一緒に笑ってくれてたんだ 君のも私のも目玉焼きが潰れちゃっても 味付けが塩辛すぎても 形が葉っぱの形みたいになっても 私が一生懸命焼いた目玉焼きだからおいしいよっていうから 毎日焼いたよ 私も目玉焼きを焼くのが楽しくなってきた だんだん上手くなったよ 何をやってもへたっぴな私だけど 目玉焼きだけ、まん丸に焼けるようになったよ もう破れなく焼けるようになったよ 今日も綺麗な目玉焼きだよって笑いかけても もう笑わなくなった君と目玉焼きを食べる

        • 駆け上がって堕ちていく

          首の血管が波打っているのがわかる いつもより早く、いつもより強く 誰よりも早く走れるだろう 今夜の全ての明かりは私の手の内にある 両手に握りしめたその光が、手の中でうごめく その振動を感じた掌は汗ばんで震えている 目が乾く前に、視界の全てのものをとらえてしまうから まばたきは余計だ 今日こそは身体を引き裂けるかもしれない 期待と喜びで身体中の血は冷え切っている 脳の深部を冷やすため より冷静に確実に仕留めるため 握りしめた掌と、噛み続けた唇は 身体が

        仕事について

          夕立(詩書いてみた)

          赤くて、黄色くて、緑色で、青色、 私の水晶体しか捉えることのできない色 絵の具でキャンバスに描きたくてもうまく出せない色、 それぞれの空気のつぶが、その時受け取った光を表現している そこへやってきた分厚い綿布団 反対からは夜の風 大きなものは、小さな物を飲み込み、電気光線でやっつける 赤色も、黄色も、緑色も、青色も、負けてはいられない。 激しく闘うみんなのことを、安全な場所から見ることはできない。 線は横に縦に、そして私たちのところに。 聴衆には安全な方法で、空気と光と温度

          夕立(詩書いてみた)

          躁状態ここに極まれり。

          ここ最近落ち込みがつづくなぁと思っていたら、 昨日くらいから、ジェットコースターを超高速で駆け上がって、 「あぁ、落ちる、次の瞬間落ちるかも…」 という恐怖に怯えています。 怯えながらも、まだまだ上がっていっているので、 こんなに辛いなら、ノートに書き殴ってやれ!と、 手を震わせながら書いています。 そんなふうに思ったのも 坂口恭平さんの「躁鬱大学」これを読んだから。 この本の紹介はまた別の日にちゃんと書きます。 だってすごく躁鬱の私は助けてもらったんだも

          躁状態ここに極まれり。

          探し物はなんですか?

          皆さんの探し物はなんですか? 将来の夢?新しいバッグ?パートナーに値する人?今日つけていくはずの指輪? 私はずっと「家」を探しています。 「家」といっても「物件」ではなくて、「家」です。 似た言葉として「居場所」なんてものがありますが、 私の中ではそれもなんだかしっくりこない。 辞書を引いてみました。 居場所「①人などがいるところ ②その人が心を休めたり、活躍したりする場所」 「居場所」の意味が2つなのに対して、「家」は私が引いた辞書で8つもの 意味を有して

          探し物はなんですか?

          消えてしまいそうだから

          私は子供の頃から、 「天真爛漫な子」でした。 家族も親戚も友達も、私を形容するときには 必ずこの言葉を使っていました。 小さい時から、自分には どうしようもなくドロドロとして、誰にも見せられない部分がある。 と思っていましたが(幼稚園に通っていた頃から感じていた記憶があります)、 「天真爛漫な子にならなくちゃ!」と思って大きくなりました。 とても楽なので。 誰かが自分を一言でまとめてくれると、世界はとたんに生きやすくなります。 しかも自分で自分なんてものが

          消えてしまいそうだから

          与えたい

          誰にも何もあげられない 子供の頃からそう考え続けて、不安だった。 一人前の体を持つと 私の体だけを求める人がそれなりにいた 私はすごく嬉しかった。 求められることではなくて 求められることに応えられる自分が。 自己肯定感が低いんだと思って、自己肯定感を上げるための本を読んでも 自己肯定感は上がらないし、 でも、私の体は使ってもらえた。 若かったので、愛してもらっていると思えた。 贅沢なんだと。 だんだん自分の意思がわからなくなってきて、意識が遠のいてく

          全てが違って見える朝に

          毎日寝てばかりだ。 仕事は大学卒業時からずっと続けていて、 それなりのキャリアを積んでいたのに、 続けられなくなった。 そのことが悲しくて、苦しくて、誰にもうまく説明できない。 上司に退職する時の話をした私は、とても饒舌で、 この業界の悪習が私にもたらす健康被害などを熱弁していた。 朝日は予測できる時間に動き、予測できる動きをする。 自然のものなのに光は分かりきった動きしかしない。 私にはその日の体調で朝日が違うものになる。 山の端から漏れている光が映画の

          全てが違って見える朝に

          はじめまして。

          はじめまして。田中そう子と申します。 私はアラサーの独身女性ですが、定期的な精神の波によって、崖っぷちにいつも立たされる、大波・小波人間です。 自分では「不運が続く人生なんだ」と思いながら生きてきましたが、 何度かの「今日こそは確実に死んでやる」を経て、今に至ります。 今は比較的、穏やかな日常を送ることができています。 約三年前に「双極性障害Ⅱ型」だと診断され、医師とのカウンセリング、投薬治療とともに、心理士の方のセラピーを受けています。 自分でもその診断が正しい

          はじめまして。