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たま子
2023年6月24日 01:26
夜、ベッドで本を読んでいると、シピがお腹の上にやってきて眠りだした。安心する匂いとあたたかさにつつまれて、わたしも本を片手にうとうとと気づけば眠っていた。隣のキッチンから、ぐぉんぐぉんの後に、ぽっぽっぽっぽっ、カランカラン、という音が順番に聞こえて目を覚ます。23時30分。同居人が夜な夜な電動ミルで豆を挽き、アイスコーヒーを淹れる音。「わたしもー」とすこし声をはるも届かない。仕方なくシピをおろ
2023年3月28日 12:15
今日は曇り。昨日もその前も。雨や曇りの日がつづくときもちも塞ぎがちになる。からっと晴れた日が得意ではないわりには、どんよりした日も得意ではない。うすい晴れ間に風がきもちいい日が一番いい。そうして今日は月曜日。仕事なんてできたもんじゃない。PCの前に座りたくない。こういう塞いだ気分のときは本来仕事をしている時間に仕事をしていないと罪悪感にかられる。どうせどこかで時間を見つけてやるのだから、誰に怒
2023年1月26日 12:43
ぜんぜん朝じゃない時間に、起き抜けのあたまでぼんやりと、世界について考えている。すこしずつ目をひらき、にぶる思考をたぐりよせて。朝がにがてだ。いやな夢を見た。夢くらい毎日幸せな夢がみたい。夢を選べる道具があればきっと売れるだろうな。私たちは弱いので嫌なことは忘れてささやかな良いことだけを噛みしめて生きていくんだー『かしましめし』噛みしめて、かはむはむと力なく食パンを噛
2022年10月7日 12:24
なんだかとてもやる気が出ないという日がときどきではなく、かなりの頻度である。むかしから学校もサボりがちだったし、わりとずっとやる気がない。すきなことをしごとにしているから、まだノリにのった日に多めにやることでカバーしているけれど、そうでなければほんとうにどうしようもない奴になっているのではないか。などと書いている今だって、本来ならしごとをしているはずの時間に猫と転がっている。はあリモートワ
2021年11月3日 02:05
Instagramで読書日記だけではなく、日常のことも投稿するようになった。なんのことはない、ノートだけが並ぶ投稿欄の見栄えにあきてきたのと、日によって違う写真の光の加減が妙に気に障ったという理由なのだ。そうすることで、InstagramとTwitterとnoteの境目が曖昧になり、3つも本当にいる?という問いが生まれ、書き分けにも悩み、やれこまったとなっている。もとは誰かに見てもらうため
2021年9月30日 23:30
谷川俊太郎さんの詩集『あたしとあなた』を読んで、はじめて泣いたのはいつだったろうか。ときどき読み返しては、そのたびにぐっと心の奥の方が揺れる。それと同じではないけれど、同じように、おばけの全感覚祭のLIVE映像「まーらいおん」を聴いて、何度だってほろほろ涙。歌も曲も表情も、空の色までもが、底無しにやさしいんだよなぁ。一度だいすきになったものは、いつだって新鮮な感動を私に与えてくれる。
2021年7月20日 21:43
朝目覚めて、仕事のメールで落ち込んだ。どんなに最善を尽くしたつもりでも、どこかで取りこぼしてしまう時がある。その度に、自分の爪の甘さに嫌気が刺す。向いていないのだろうかと思う。でも、8年も続けているのだから、向いていってくれと思う。少なくともわたしは向き合っているのだから。なにを言ってるやら。好きなこと仕事にしていいね。とよく言われる。でも、好きなことと楽しいことはちがう。好きでやっていても