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#サッカー

スポーツはなぜこんなにもクソ憂鬱なのか。敗北について、またはそれらの責任は誰にあるのか。

スポーツはなぜこんなにもクソ憂鬱なのか。敗北について、またはそれらの責任は誰にあるのか。

いやあ、うまくいきませんね、本当に。全然うまくいかない。これは、人生というのはうまくいかないように緻密に設計されているんじゃないかと思うくらい うまくいかないです。

でもそれは勘違いです。人生がうまくいかないのではなく、スポーツがうまくいかないだけです。スポーツはうまくいかないことを生成し続ける装置ですから。

「する」でも「みる」でも「ささえる」でもこの際 どうでもいいのですが、とにかくスポー

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若さは"武器"となり、若さは"邪魔"をする

若さは"武器"となり、若さは"邪魔"をする

Vol.3▶︎『ペップを愛し、ペップに愛された男——。 "WEBで"ピッチに立った「新世代サッカー指導者」たち』

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『新世代サッカー指導者のWEB戦略』vol.4

この連載の中で私が伝えていきたいこと(考えていきたいこと)は、以下の通りです。

これからのサッカー指導者は「WEB」をどう使えるかが重要になる。そして、そこには有効な「戦略」が存在し、またWEBとの「向き合い方」に気をつけ

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スポーツ海外留学における『クラウドファンディング』の可能性

スポーツ海外留学における『クラウドファンディング』の可能性

『新世代サッカー指導者のWEB戦略』vol.5

Vol.4▶︎『若さは"武器"となり、若さは"邪魔"をする』

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■留学に付きまとう「資金」の問題これから世界で戦う日本サッカーにとって「指導者を海外にどれだけ出せるか」というのは、1つの大事なテーマだと確信しています。島国であり、日本語のみを話す日本という国において、世界一グローバルなスポーツで戦うために、避けて通ることは出来ません。

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元アスリートの僕たちは次の世界でいかにして幸せになるのか?いくつかの間違った前提と対策と極私的現状報告

元アスリートの僕たちは次の世界でいかにして幸せになるのか?いくつかの間違った前提と対策と極私的現状報告

4月、新しい季節です。何かをやめて 何かをはじめる人がたくさんいると思います。僕はというと、2018年でJリーガーをやめて クリアソンへ。 そして 2021年の12月を最後に 今度はサッカーをやめて 約1年半が過ぎました。

僕は、僕の好きなタイミングでプレイヤーとしてのサッカーを手放しました。その身勝手さもあって、新しい人生を歩き出した好青年であらないといけなかったわけですが、無論、全部が全部

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引退後に解説者になれないサッカー選手は何者になるのか。

引退後に解説者になれないサッカー選手は何者になるのか。

2022年8月サッカー選手引退。10月、IT系の東証プライム上場企業に入社。2022年9月にM&Aで新たにグループに参画した正社員15名のスタートアップに内部出向。営業部に配属。
CVR(成約率)8%前後の無形商材で入社初月に9件成約しCVR20%を記録。11月から営業代理店推進の立ち上げを行い、推進担当した4社全てで成約実績をつくる。代理店各社と経済条件の折衝、代理店営業担当の400名に対して勉

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夢の終わり

夢の終わり

いったいどれだけの人が、夢を叶えることができるのでしょうか。

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2020年。世界中がコロナウイルスの感染拡大で混沌としたあの1年。私も御多分に洩れず、その濁流に飲み込まれていました。日本に全てを置いて意気揚々と乗り込むも、2ヶ月目にロックダウン。結局その年はサッカーができませんでした。
迎えた2021年。スペイン5部リーグでキャリアが始まり、全18試合にフルタイム出場。そして目標としてい

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『分野を横断する「越境性」と、ヒエラルキー間を往来する「超越性」』これからのスポーツに必要な人材とは——。

『分野を横断する「越境性」と、ヒエラルキー間を往来する「超越性」』これからのスポーツに必要な人材とは——。

思えばヨーロッパに行くことで、サッカーの中に「ゲーム」と「カルチャー」を見出し、それまでサッカーを「ゲーム(競技スポーツ)」としか見ていなかった私は、突如その周辺に視野を広げるようになった。

その後アルゼンチンに行くことで、私はまた新たな視野を持った。サッカーの中に「チーム」と「クラブ」の2つを見たのである。それまで自分の中にあった「サッカーチーム」という単位は、それだけでは成立しない(「サッカ

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私たちはどういうサッカープレイヤーを育てるべきか——。致命傷になり得る5つの能力

私たちはどういうサッカープレイヤーを育てるべきか——。致命傷になり得る5つの能力

育成世代におけるメソッドのようなものは世に溢れていますし、欧州や南米で構築されたものをそのままコピーする(しているつもりになる)ことも多いと思います。

私が思うに、そのほとんどが、タクティカルな部分、テクニカルな部分、あるいはフィジカルな部分の習得に重きが置かれていると思うのですが、それだと具体度が高すぎます。〇〇メソッドと名が付けられているもののほとんどがそうです。

私の考えでは、あるひとつ

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ブラックボックスを省くな。

ブラックボックスを省くな。

生きているだけで、人間は何かを入力し、出力し続けます。しかしある意味で自然に反して、意識的に入力し、その結果としての出力に期待をする場合があります。意識的に机に向かって勉強をするとき、などがその好例と言えるでしょう。もっと広く言えば、「学習」をするとき、あるいは何かしらの「向上」を求めるとき、私たちは「入力」と「出力」の関係を暴こうとします。

『このように「入力」したから「出力」がこうなった』と

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アスリートのセカンドキャリア問題とかいう都市伝説

アスリートのセカンドキャリア問題とかいう都市伝説

ここで、はっきりさせておきたいのは「アスリートのセカンドキャリア問題はあるのか問題」(meme の山浦さんから借りた表現)です。つまり、スポーツから、スポーツ以外へとキャリアを動かすとき、本当に、そこには「問題」と呼ばれるようなものが発生しているのか?です。

これは、体育会学生の就活も同じです。

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キャリア選択の条件を「お金」と「やり甲斐」に分けるとします。

まずは「お金」につ

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何が楽しいのか分からない

何が楽しいのか分からない

結果の過大評価は、過程の過小評価です。感覚的にした(しようとしている)ことを言語化し コミュニケーションするという、社会生活上の最低限の手続きが失われます。「説明はいらん結果がすべてだ」という世界では、言葉を使う機能が低下します。

それでも、他人に何かを伝えないといけない場面はあるわけで、そのときに出てくる言葉は、もう目も当てられないくらい意味不です。これを言うのが 指導者だったり、マネージャー

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