竹本将太

2019年関西学院大学サッカー部主将 →2020-22年スペインで2シーズンプレー→2…

竹本将太

2019年関西学院大学サッカー部主将 →2020-22年スペインで2シーズンプレー→2022年8月現役引退→2022年10月U-NEXT HOLDINGS入社、同社にて海外新規事業開発

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夢の終わり

いったいどれだけの人が、夢を叶えることができるのでしょうか。 ーーー 2020年。世界中がコロナウイルスの感染拡大で混沌としたあの1年。私も御多分に洩れず、その濁流に飲み込まれていました。日本に全てを置いて意気揚々と乗り込むも、2ヶ月目にロックダウン。結局その年はサッカーができませんでした。 迎えた2021年。スペイン5部リーグでキャリアが始まり、全18試合にフルタイム出場。そして目標としていた、カテゴリー昇格も達成できました。一度でも昇格できなければ辞めると決めていたの

    • TOEIC300点台だった僕が海外事業の立ち上げができる理由

      こんにちは、竹本将太です。 大学入学してすぐに行われたTOEICで300点台を叩き出し、教授にどうやって大学受かったんだ?と言われた僕ですが、単独マレーシアで事業立ち上げするぐらいには、英語を話せています。 スペインでサッカー選手をしていた頃は、センターバックという指示を出すポジションで全試合フルタイム出場していました。大学のスペイン語の授業は2年で取りきれずに3年かけたにもかかわらず、です。 なぜでしょうか。 方法論としての答えは、ただ「分解して不要なことはやらない」だけ

      • オリジナリティを出さない。あるいは守破離の徹底。

        ビジネスマンとしてのキャリアはもうすぐ丸2年が経ちます。1年以上は営業職としてのキャリアのため、新規事業開発は初めてで、かつ海外での立ち上げとなるとまさに右も左もわからない状態でした。 そんな中でも、MVPの構築は約1ヶ月半で完了し、ファン的なパートナークライアントも獲得できました。顧客ペインとサービス需要は確認でき、PMF水準の大まかな見立てはできているので、サービス導入後にその指標を満たせるかどうかを年内に確認していきます。 さて、これまでの事業作りは基本的にジョーシ

        • 事業作りの気付き ー 運命の人とポケモンと岡崎慎司

          こんにちは。竹本将太です。 マレーシアにて新規事業開発をしており、その第1フェーズと言えるニーズの確認と初期プロダクトの構築が完了しました。 サッカー選手を引退したのがちょうど2年前。社会人になって1年半と少し。営業のマネージャー職を経て、事業開発をしている現在。 初めてのゼロイチ作りの過程で得た学びを備忘録も兼ねてあれこれ書ければと思います。 運命の人 (実は?)2年前までサッカー選手をしていました。 高校時代は神奈川県の一般的な公立高校である横浜市立東高校というところ

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          体育会主将から企業の統括課長を経て思うマネジメントの重要事項

          はじめに こんにちは、竹本将太です。 今日は「体育会主将から企業の統括課長を経て思うマネジメントの重要事項」というテーマで書きたいと思います。 高校・大学と体育会サッカー部で主将を務め、スペインでのサッカー選手経験を経て、現在は動画配信サービスなどを手掛けるプライム上場企業の子会社ベンチャーで直販営業の統括課長というポジションでマネジメントをしています。 教え方を教わる機会はほとんど皆無なため、マネジメントに苦しんだ過去もありました。 現在は部下の多くが年上という環境下

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          夢無き人生と、光明について

          ご無沙汰です。竹本将太です。 昨年サッカー選手を引退し、ビジネスの世界に足を踏み入れてからちょうど1年が経過ました。 25年の人生で初めての、夢が無い日々でした。 飯を食う、寝る、服を着る。それぐらい当たり前のように、夢がありました。それが昨年8月に急に真っ裸になったわけで、それはそれは戸惑いました。 数年後先に夢があり、そのための今シーズンの目標があり、今週末の試合があるという真っ直ぐな一本道ではなくなりました。 「どこに向かうか」が定まらずにただ只管に荒野を彷徨うよう

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          現役引退した元サッカー選手の平均的な1日

          こんにちは。 2年前に、「竹本将太の平均的な1日」として、サッカー選手の1日をまとめたnoteを投稿しました。 https://note.com/take03/n/n166ab44dfd34 現役を引退した現在との対比が自分でも気になったので、書いてみたいと思います。 5:00 起床 本業以外にも個人で仕事をしているため、早めの起床です。 ブラインドを開けて、アレクサに朝のBGMを流してもらい(大抵High Hopesを聞いてテンション上げます)、ベッドメイクをします。

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          サッカーでの学びを仕事に転用する具体的なはなし

          現役を引退し、企業で働くようになって4ヶ月が経過しました。 ボールを蹴る技術は会社で役に立ちませんが、やはりサッカーでの学びは活かされています。 決定力を上げたいと思った時に、真っ先にシュート練習をするでしょう。 利き足だけでなく、逆足でのシュートや、的を狙ったキックなど、様々なパターンでシュートの練習をします。 しかし、ある時気づきます。「決定力」という言葉にはシュート精度以外の要素もたくさん含まれている、と。 相手DFから離れた場所でボールを受けられるよう、マークを外す

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          引退後に解説者になれないサッカー選手は何者になるのか。

          2022年8月サッカー選手引退。10月、IT系の東証プライム上場企業に入社。2022年9月にM&Aで新たにグループに参画した正社員15名のスタートアップに内部出向。営業部に配属。 CVR(成約率)8%前後の無形商材で入社初月に9件成約しCVR20%を記録。11月から営業代理店推進の立ち上げを行い、推進担当した4社全てで成約実績をつくる。代理店各社と経済条件の折衝、代理店営業担当の400名に対して勉強会の実施、顧客リード数増加のためのイベント企画、代理店推進ロードマップの策定・

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          夢のはじまり

          公園で飴を落とす。しばらくすると、たくさんのアリが集まってきて、自分たちの巣にせっせと運んでいく。アリは嗅覚が非常に優れていて、砂糖の香りをキャッチしてどこからともなくやってくるそうです。しかしアリの環世界ではその飴は飴ではなく、エネルギー源となる何かでしかないでしょう。僕にとってその飴は黄色くて、ドーナツ型をしていて、パイン飴という名前はあるけど、それはヒトの環世界におけるそのものへの定義づけであり、アリには黄色味も、形も、ましてや商品名など概念として存在せず、ただそこにエ

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          メンタルの不調を予防する

          コロナ禍ではマスクの着用が当たり前になりましたが、その目的はコロナウイルスに感染しないための予防です。僕たちアスリートは、プレー中に怪我をしないように、入念なウォーミングアップで怪我を予防します。 このように身体的な側面において僕らは敏感です。感染すれば熱が出るなどの症状が明確にありますし、怪我をすればその部位が痛むので、結果がイメージしやすく、そのため予防をしようという動機が働きやすいです。 しかし、精神面ではどうでしょう。僕は鬱になったことがないので、その「痛み」をイ

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          サトウのご飯を湯船で温めて食べたことはありますか。

          高知県の高校を出て、上京。大学に行く選択肢なんてあるはずもなく、バイトをしながら美容師の卵に。お金がないから都内のボロアパートで一人暮らし。数年経った頃、自分が本当にやりたいことは靴作りだと気づく。一念発起して美容師を辞めるも、さらにお金がなくなる。電子レンジが買えないから、湯船のお湯に浸かりながらサトウのご飯を沈めて温めて、食べる。エアコンも買えないから、冬は大きなビニール袋に穴をあけ、それを着て寝る。このやり方は災害時にとても役に立つらしい。夏はどうしようもなく、1時間に

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          足裏でボールを持ったら世界が変わった

          大学入学当初、自分の技術レベルの低さに苦しんでいました。特に、センターバックとしてのビルドアップ能力の欠如は、それはそれは致命的なものでした。それでも早い段階でAチームに上がれたのは空中戦や対人のディフェンス能力を買ってもらえたからで、幸運でした。 けれど、周囲のレベルが上がれば当然求められる足元のスキルも難しくなります。自分のミスから何度も何度もピンチを招きました。そんな僕をみていた同期のあるアドバイスが、一気に問題を解決してくれました。 「足裏でボール触っとけばええね

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          積み重ねの功罪と理想の憑依

          僕の座右の銘は「ちゃんとやる」です。 試合でくたくたに疲れた時にこそ、ちゃんと飯を食う。ちゃんとストレッチをし、ちゃんと寝る。やるべきことやり、当たり前のことを当たり前にやる。 そんな日々の積み重ねが今日の僕を形成しています。 積み重ね、コツコツ、一歩ずつは日本人の美徳ではありますし、「ちゃんとやる」が好きな僕にとって、それらは心地の良い言葉です。 しかし、物事はやはり表裏一体で、積み重ねにも負の側面があります。 それは一気に・急速に・大胆に成長するような感覚を忘れてしまう

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          習得のプロセス

          こんにちは、竹本将太です。 今日は習得するということについて書きたいと思います。 スポーツ、仕事、勉強、あらゆる物事に共通するのでぜひ最後までご覧ください。 習得するには4つのステップを踏みます。 ①イメージを作る ②実行する ③(イメージと実際の動きにおける)ズレの認識 ④修正 という過程です。 これをビジネスマン風にいうとPDCAを回すというやつです。 それぞれを掘り下げていきましょう。 ①イメージを作る 極端な話、自分のイメージ通りに身体を操ることができれば、ミ

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          スペインでの初シーズンが終わりました

          20-21シーズンが終わりました。 スペインでの初めてのリーグ戦は2位でフィニッシュしました。 個人としてはセンターバックとして全試合フル出場、2ゴール1アシストという結果でした。 最後は11試合連続で負けなし、1分け挟んで9連勝でしたが、あと一歩優勝まで届きませんでした。 チームの歴史上一番良い成績だったようで、サポーターが心から喜んでくれていたことは嬉しかったです。 ただ、二番目なんです。プレーオフにも進めず、昇格はできませんでした。 小学生の頃は、神奈川県大会の

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