習得のプロセス

こんにちは、竹本将太です。

今日は習得するということについて書きたいと思います。
スポーツ、仕事、勉強、あらゆる物事に共通するのでぜひ最後までご覧ください。

習得するには4つのステップを踏みます。
①イメージを作る
②実行する
③（イメージと実際の動きにおける）ズレの認識
④修正
という過程です。
これをビジネスマン風にいうとPDCAを回すというやつです。

それぞれを掘り下げていきましょう。

①イメージを作る
極端な話、自分のイメージ通りに身体を操ることができれば、ミスなど起きないわけです。当然試合中は、対戦相手がいて、ピッチのコンディションや精神状態など変数はたくさんあります。
しかし、常にイメージと身体の動きが完全に一致させられたらミスの確率は大きく減ります。
そのためにまずは鮮明なイメージを脳内に作る必要があります。

イチロー選手のバッティング。メッシ選手のシュート。ステファンカリー選手の3ポイント。理想の上司の仕事ぶり。東大生の勉強法。
自分の勝負したい世界の理想的な姿を見て、観て、視て、脳内にイメージを作り上げていきます。

②実行する
イメージを常に意識しながら実際にやってみます。この時のポイントが「記録すること」です。スポーツなら動画に収める。仕事ならメモを取るなどして③に繋げられるようにします。

③ズレの認識
僕は特に高校時代、反復練習をしていたらいつか上手くなると盲目的に考えていました。100本ボールを蹴るよりも、1本蹴ったら動画で確認し、修正するほうが遥かに習得までのスピードが上がることに気づいたのは17・8歳ごろだった気がします。
脳内のイメージと実際の動きのズレを言語化していきます。「なぜダメで、どう改善するか」を言葉にします。

④修正
ズレの言語化を元に修正し、また同じサイクルを繰り返していきます。

では、実際の僕のスポーツの習得の過程を見ていきましょう。
サッカーだと日常的に同じ作業をしているので、バスケの3ポイントシュートで習得の過程を追っていきます。（ちなみにバスケをするのは4、5年ぶりです）

まずはとりあえずやってみました。

下半身から上半身、そしてボールを放るところまでを連動させるイメージで投げましたが、結局腕と手首の返しの力だけでシュートしています。
なので、上半身には全く力を入れず、「脚で発射する」イメージを作ってシュートしてみようと考えました。それが次の動画です。

先ほどよりは安定して、シュートが入りました。でもフォームがなんかダサい。そこでYouTubeでNBA選手の3ポイント集を見ました。
気づいたのが「打点の高さ」です。NBA選手の（というかバスケができる人の）腕は、シュート後に高い位置でほぼ伸び切っていますが、僕は低い位置で終わっています。その「イメージと実際の動きの違い」に気づき、「完全にジャンプをしてからボールを放つ」イメージで投げてみようと考え、次の動画のようになりました。

なんとか「それっぽく」なりました。今までよりも高くジャンプしていて、ボールを放つまでの時間が遅いです。最終的には「脚から発射するイメージかつ最高打点でボールを放つ」を意識しました。
これが、①イメージ→②実行→③ズレの認識→④修正のサイクルです。

逆に、なかなか上達しない人の特徴もわかりやすいです。
①イメージなしで見切り発車
②とりあえずの反復練習
③主観と客観による自己分析をしない
④同じミスの繰り返し

当たり前のようで、意外と疎かにしがちです。
努力は量より質という言葉がありますが、その質がこの4つのプロセスをきちんと踏むことなのかな、なんて考えています。

こんな感じで今回のnoteは終わりたいと思います。

「三つ目のシュートも大して上手くねえけどな！！」というツッコミはご遠慮ください、、。

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▼ 竹本将太（たけもとしょうた）
1998年2月8日生まれ、神奈川県出身。
5歳の時にサッカーを始め、あざみ野FC、横浜FC鶴見、中川西中学校を経て横浜市立東高校。県2部リーグながら主将として神奈川県準優勝。その後関西学院大学に一般入部し、4年次に主将としてインカレ3位。就職の内定、Jオファーを辞退し2020年からスペインサッカー挑戦。2020年はコロナによりサッカーができず、21シーズンは5部リーグでプレー。今シーズン（21-22)からはカテゴリーをひとつ上げ、CL出場を目指して挑戦中。
ポジションはセンターバック。186cm88kg。A型。

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