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引退後に解説者になれないサッカー選手は何者になるのか。

2022年8月サッカー選手引退。10月、IT系の東証プライム上場企業に入社。2022年9月にM&Aで新たにグループに参画した正社員15名のスタートアップに内部出向。営業部に配属。
CVR(成約率)8%前後の無形商材で入社初月に9件成約しCVR20%を記録。11月から営業代理店推進の立ち上げを行い、推進担当した4社全てで成約実績をつくる。代理店各社と経済条件の折衝、代理店営業担当の400名に対して勉強会の実施、顧客リード数増加のためのイベント企画、代理店推進ロードマップの策定・実行などをし、12月には個人のCVR60%を記録。2023年1月に社員が50名となり、現在はエンタープライズ営業課の立ち上げをしている。

無名のサッカー選手が一般企業に就職した最初の3か月の状況は上記の通りです。

手前みそではありますが、ここまでスムーズにキャリアを転換し、同じ熱量で仕事をできるアスリートは少ないかと思います。
今の竹本はビジネスマンとして素人だし、大した事ないということは自認していることは前提に、それでも引退後にサラリーマンとなって即活躍するために、参考にしてもらえればと思ってこの文章を書いています。

「アスリートのセカンドキャリア問題」という問いはめちゃくちゃこすられているので、問題提起のような文章は避けようと思います。
また、やった方がいいことは無限にあるので、やめておいた方がいいことの話をします。

なので今回のnoteのテーマは、「アスリートが引退後にやったらダメなこと3選!」です。
結論は以下の3つです。

1特別であろうとすること
2アスリートのセカンドキャリアだけに特化した企業を頼ること
3やりたいことを探すこと

具体的に書いていきます。


1.特別であろうとすること
アスリートを辞める人が必ず持たなければならないことがあります。それは、「普通であることの勇気」です。
引退すると、一般企業に就職するか、それとも特別な何かをするかで、悩みます。
特別な何かとは、例えば自分で事業を起こそうとしたり、ユーチューバーになろうとしたりすることです。それが本当にやりたいことなのであればとても良い選択ですが、逃げの姿勢で特別な何かをしようとすると、多くは失敗します。
逃げの姿勢とは、「特別だと思われなくなることからの逃げ」を意味します。
例えば、プロとしてプレーしていれば一定の承認を得られます。プロでなくとも海外でプレーしていたら、なんだかすごい人という称号が得られます。
しかし、一般企業に就職すると、「普通の人」というレッテルを貼られます。それが嫌だからという理由で特別なことを始めると、ロクなことになりません。
「お前もこっち側になったな」「結局諦めたんだな」「あいつは変わってしまったな」
これらの言葉に負けてはなりません。引退は後退ではありません。「誰にどう思われようがどうでもいい。自分の信念を貫く。家族や一部の大切な人たちに懸命に生きていることが伝わればいい」そんな普通であることの勇気が、まずは大事です。
その勇気を持ち合わせたうえで、特別な何かを始めるのは最高です。一方で、就職の道に進むのもこれもまた最高です。
普通を怖がった上での選択は、確実に失敗します。

2.アスリートのセカンドキャリアだけに特化した企業を頼ること

就職の道を選ぶにしても、情報不足という悩みにぶち当たります。
ひとりでは解決できないので、人材会社に相談してみましょう。
ですが、アスリートのセカンドキャリア支援の会社はやめておいた方がいいかもしれません。
試しにキャリア面談を受けてみてください。どんな企業が紹介されるか予言します。
あなたは不動産の営業や外資系保険の営業、もしくはコンサルかWebマーケの企業を紹介されます。不動産や保険は高年収をアピールしてきますが注意してください。年収1000万円超も夢じゃないと言われますが、固定給はめちゃくちゃ低いです。成果報酬制で、うまくいけば高年収というだけです。コンサルティング会社にも要注意です。口コミを見ると、コンサルとは名ばかりで、NHKの集金代行をするだけだったりします。
僕のおすすめは、アスリートとかに特化していない、フラットな人材会社に面談を申し込むことです。「アスリートはすごいです。これからも無限の可能性があります」と甘やかされるより、「ビジネスマンとしてこんな能力が不足している」と教えてくれるような人材会社だと理想です。そういう頼れる人にいろんな企業などを紹介してもらいましょう。
自分を甘やかしてくれる人にキャリアの相談をすることは避けた方がいいかもしれません。

3.やりたいことを探すこと

天職とは、「これこそが天職である」と思い込むことです。
運命の人を待ちわびている人に運命の人は現れません。この人が運命の人なんだと思い込み、愛するための努力をしなくてはなりません。
「24の若造に愛だの恋だの語れるか!!」と思った方、すみません。その通りです。
話を戻します。
僕は幼少期からサッカーが好きでしたが、心の底から楽しみ、没頭したのは高校3年生のころです。
24年もやったことでそんな感じなので、就職前から天職や自分に向いている職業なんて見つかりっこないです。
僕の場合は、業種や職種を変に絞らず、「サッカーと同じだけ熱量を注げる仕事がしたい=自社でサービスをつくっていて、かつそれが世の中のためになっている仕事」という粒度で企業を探しました。
結果的にそれがドンピシャにハマり、熱量をもって仕事ができています。
何か仕事をする前からやりたいことを見つけようとすると、立ち止まる機会が生まれるだけになります。

引退後に解説者になれないサッカー選手は、普通の人になります。
でもそれこそが、新たなステージで成功するための第一歩です。僕はまだ成功していないですが、何をもって成功なのかもわかりませんが、とりあえずサッカー選手時代と同じ熱量で生きているという点においては、成功しました。

何か相談に乗れるかもしれないので、お気軽にDMなどください。

また書きます。


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