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平尾のブログ

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一人ぼっちではなくて、他とつながっている(944)

一人ぼっちではなくて、他とつながっている(944)

事故や災害などにおいて、身近な人の死は突然のものであり、非常に悲しいものです。「もう、私は一人ぼっちだ」と思うようになるかもしれません。その悲しさから、生きる意味を見いだせないこともあるかもしれません。極端な話として、自死を選択する人もいるようです。
(「一人ぼっち」という観点では、「15-29歳のニートも同じようなものだ、引きこもりも同じようなものだ」、と思うかもしれません。そのような人にも後続

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人はなぜ生きるのか(943)

人はなぜ生きるのか(943)

人は、なぜ生きるのでしょうか。時々、このような問いを目にすることがあります。しかし、そのように考えるよりも、「生きているのだから、幸せに暮す」と考えるのがいいのではないでしょうか。

私達が生きているのは、非常に稀なことなのです。世界の人口81億人強の中から出会った男性と女性のカップルが1人の子供を生んだからです。

「海底に住む盲目の亀が100年に一度海面に上がり、海上に漂う木切れにただ一つある

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リーダーが持つべき強みとは何か(942)

リーダーが持つべき強みとは何か(942)

リーダーは、強ければいいのではなく、弱くてもいいのではないのです。自分の力量を知って、メンバーの力量を知って、互いの弱みを補いながら、「1+1」が2以上の総合力を発揮させるのがリーダーです。

リーダーにとって大切なことは、

 ・ビジョン・目標を設定して、分かりやすくメンバーに示して、
   納得して行動してもらう。

 ・自分及びメンバーの能力を把握して、適正な仕事の配分を行う。

 ・全員が

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そもそも自分の「強み」とはどのようなものか(941)

そもそも自分の「強み」とはどのようなものか(941)

前回の#940「キャラクター・ストレングスとは」で自分の性格特性を説明しましたが、もう少し「強み」ということを考えてみたいと思います。

まずは、自分の強みは、身についているものでなければならないでしょう。最初は強みと呼べるものが無くとも、学び、理解し、経験して、次第に薫習(くんじゅう、染み付く)していくことによって自分の強みになっていきます。最終的には、無意識に行動できるものが強みということでし

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キャラクター・ストレングスとは (940)

キャラクター・ストレングスとは (940)

キャラクター・ストレングスとは、自分が持つポジティブな性格的特性(すなわち強み)のことを言います。自分が持つ強みを知ることは、ストレスへの対策になります。詳細は、#938,#939を参照してください。

では、自分が持つ強み(キャラクター・ストレングス)の種類はどのようなものがあるのでしょうか。

VIA Institute on Character(VIAインスティテュート)という非営利団体で診

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レジリエンスを高めてポジティブな感情を出していく(939)

レジリエンスを高めてポジティブな感情を出していく(939)

「レジリエンス」とは、困難や失敗に直面してネガティブになったり落ち込んだりしても、立ち直ろうとする精神的な回復力のことです。人生に失敗はつきものです。失敗したからと言って、落ち込んでいては、前に進むことができません。人生は長いのですから、立ち直って前に進まねばならないと誰しもが思います。

ただし、「レジリエンス」は誰もが持つのですが、その強弱に差があるのです。だから、自分のレジリエンス力は、ど

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自分の強みを知る(938)

自分の強みを知る(938)

人間は生きているという点では平等ですが、自分の強みという点では、人それぞれに異なります。自分の強みを知り、そして強みをさらに良くしていくことで、満たされた良好状態(ポジティブな状態)を促進することができるようになります。そして、自分の強みを、社会生活や仕事に使うことができるようになるのです。

自分の強みとは、ライアン・ニーミック博士(米国VIA研究所)によると、6分野があると言います。

 1.

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幸福を感じる一つのアプローチ(937)

幸福を感じる一つのアプローチ(937)

自分で幸福を感じる人は、病気が少なく、寿命が長く、収入が多いという調査結果があるそうです。(幸福を感じない人との比較調査による)

何となくそうかな、と思える調査です。では、幸福とはどのような状態でしょうか。 

幸福を科学するものに、本来あるべき正しい方向に向かう状態を検証・実証するポジティブ心理学があります。

ポジティブ心理学の主要な検証・実証分野のキーワードは、「強み」、「レジリエンス」、

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コントロールできるものとできないもの(936)

コントロールできるものとできないもの(936)

世の中にはストレスを感じる人は多くいるものです。なぜストレスを感じるかと言うと、理想があるのに、その理想に届かない現実とのギャップに悩むからです。その中でも、自分がコントロールできないにもかかわらず、そのことをあれやこれやと悩むことがストレスなのです。

一般的には、自分がコントロールできるものについては対応が可能ですから、対応することでストレスを軽減できます。しかし、コントロールできないこと(た

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身体を使って学ぶ(935)

身体を使って学ぶ(935)

頭を使って学ぶ英語と、身体を使って学ぶ英語では、どちらが効果的に学べるでしょうか。学校教育で、中学・高校と6年間英語を学んでも日常会話ができない人が多いことは周知の事実です。昔は、学校教育では身につかなかった英語を学ぶために、高額の英語教材(テープ学習など)を手に入れて学習するも、途中で投げ出してしまったという人も多いのではないでしょうか。

現代では幼児期から英語を学ぶということが喧伝されていま

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 「身心」と「心身」の違い(934)

「身心」と「心身」の違い(934)

皆様は、「心身の健康」のことを「身心の健康」と書く、と言ったら、どのように思いますか。結論から言うと、漢字文化の日本の観点から見ると、歴史上は中国における用法としての「身心の健康」が正しいのです。たとえば、「心身ともに疲れる」を中国語翻訳してみると、「身心倶疲」のように変換されます。すなわち、中国ではほとんどの場合「身心」が使われるのです。なお、「身心」は日本語発音は「しんじん」と発音します。

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人道に基づいた行動とはどのようなものか(933)

人道に基づいた行動とはどのようなものか(933)

人類は戦争のたびに、大きな悔いを省みるようです。国際赤十字は、戦争で放置されていた負傷者対策の行動を行うために1864年に組織化されました。以降の長い活動の中から生まれたのが、1965年の「赤十字7原則」です。その内容の中心をなすのが、「人間の生命は尊重されなければならないし、苦しんでいる人は、敵味方の別なく救われなければならない」という「人道」です。残りの6つは、「人道」の原則を実現するために必

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正しい生き方のための方法(932)

正しい生き方のための方法(932)

人間誰しも、できることならば正しい生き方をしたいと思っていることでしょう。仏教では、その生き方を八つ挙げています。それを「八正道」と言います。それらは、ビジネスの世界にも一般生活の中にも適用できるものばかりです。今回は、どのように生きるかを、例示とともに見ていきたいと思います。

ものごとを説明するときには、最初に結論または最も大切なことを言うのが一般的です。その意味で、正しい生き方の第一に来るの

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「真理の奥深い智慧」を得る(931)

「真理の奥深い智慧」を得る(931)

前回の#930「暗闇の中に光を見る」で、人々は本来「般若の智慧」(仏の智慧、真理を示す奥深い智慧)を有していると述べました。では、その般若の智慧に気づくために何をすべきかを述べてみたいと思います。

まず念頭に置くことは、貪(むさぼ)り欲する気持ちを捨てて、お互いに見返りを求めない応分の施し(慈愛の言動)をしなければならないというこです。なぜならば、私達は生かし生かされているからです。

そして次

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