そもそも自分の「強み」とはどのようなものか(941)
前回の#940「キャラクター・ストレングスとは」で自分の性格特性を説明しましたが、もう少し「強み」ということを考えてみたいと思います。
まずは、自分の強みは、身についているものでなければならないでしょう。最初は強みと呼べるものが無くとも、学び、理解し、経験して、次第に薫習(くんじゅう、染み付く)していくことによって自分の強みになっていきます。最終的には、無意識に行動できるものが強みということでしょう。他者の支援がなくとも、効率的・効果的に行動できるものです。
次に、自分の強みは、それを発揮している時、自分に自信を感じるものになっているはずです。他者よりも強く優れていようがいまいが、「ここまではできる」というように自信を持って行動できるものなのです。
「身に付いていて、自信を持って行動できるもの」が強みということになります。強みを発揮しているときは、没入・没頭(エンゲージメント)のレベルが高くなっているのです。
上記の考え方は、性格特性(キャラクター・ストレングス)のみならず、スキル(能力)面についても、そのまま当てはまります。スキルの例を示しておきましょう。
[持って生まれた才能] 生まれたときから特異な才能を持つ人はいる。
平均以上の能力、高い目的達成意識、高い創造性という特徴を持ちます。
多様な分野において、抜群の記憶力、芸術才能、高い倫理観、独創性
などを有します。
[実務スキル的なもの] 実務分野での強みを言う。技能とも言う。
小さいときからの興味で、独学でスキルを身につける場合があります。
実務において、研修などによってスキルを身につける場合があります。
ヒューマン・スキル、テクニカル・スキルなどがあります。
[価値観/倫理観に関するもの] 他者に示し、導くことができる。
高い価値観/倫理観を、ビジョンや教義として示したりします。
一般的に、リーダーシップとして発揮する場合があります。
博愛精神を全面に出した活動をする場合があります。
[外部資源(リソース)に関するもの] 自分を友好的に支援する人や組織。
自分一人でできなくても、周りの資源を有効活用する能力です。
有効活用できるだけでなく、逆に外部資源がサポートしてくれることが
あります。
これらのスキル(能力)という強みは、性格特性(キャラクター・ストレングス)が根底にあることは言うまでもありません。性格的に良い特性を持っていると、周りの人が自然とサポートしてくれるのです。結果として、スキル(能力)がさらに向上していきます。
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