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うえすぎたかしの日本の問題点

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主流メディアからもっとも最初にネットメディアに移ってきたジャーナリスト。現在は多様性のある健全な言論空間を創るためにメディア経営者として奮闘中。来年2022年に「オウンドメディア…
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#テレビ

松本人志が週刊文春に勝てない3つの理由(1)

松本人志が週刊文春に勝てない3つの理由(1)

文春砲の直撃を食らった松本人志氏だが、芸能活動を休止して裁判に注力する方針を示した。果たして、彼の選択は功を奏するか。かつて文藝春秋や週刊文春取材班と取材し、多くの記事を書いてきたジャーナリストの上杉隆が解説する。ちなみに、上杉は、週刊文春の顧問弁護士である喜田村洋一氏とは25年来の知己で、現在も顧問契約関係にある。また、松本人志の個人弁護士の田村政弘は、2009年から始まった週刊朝日誌上での東京

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【短期集中連載】ジャニーズカルテル(4)最終回「帝国は崩壊したか?」

【短期集中連載】ジャニーズカルテル(4)最終回「帝国は崩壊したか?」

ジャニーズ事務所の問題で本当に悲惨だったのは、デビューできなかったジュニアたちです。 百歩譲って、タレントとして活躍しているデビューできたジュニアは相対的にまだ幸せです。実は、その何倍もデビューできなかったジュニアたちがいるわけです。

そうしたジャニーズジュニアというのは、ジャニーさんとの関係を断った人、もしくはジャニーさんから寵愛を受けなかった人、あるいはデビューまでは我慢したが、心の傷を負い

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【短期集中連載】ジャニーズカルテル(1)

【短期集中連載】ジャニーズカルテル(1)

 【ジャニーズカルテル(1)】
ジャニーズ事務所とテレビ局との戦いに散ったジャーナリストたち

「恐縮です」

 少しも恐縮していない様子でこう言いながらマイクを突き出してくる芸能リポーター、それが梨元勝さんだった。全盛期には何十本ものレギュラー番組を抱え、ちょっとしたタレントよりも売れっ子であった時期もある。昭和・平成時代に席巻した芸能リポーターの草分け的存在で、現在も活躍している「梨元学校」出

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【AI記者®翻訳】2000年ジャニーズ問題。ニューヨークタイムズ記事(文:カルビン・シムズ 取材:上杉隆)

【AI記者®翻訳】2000年ジャニーズ問題。ニューヨークタイムズ記事(文:カルビン・シムズ 取材:上杉隆)

2000年1月30日付けの『ニューヨークタイムズ』の翻訳版を特別掲載します。

1999年秋、『週刊文春』の松井清人編集長、木俣正剛デスク、島田真記者(いずれも当時)とNYTの上杉隆による、予備取材と調査を経て、ニューヨークタイムズの取材が始まりました。ニコラス・クリストフ支局長は帰国が決まっていたため、着任したばかりのカルビン・シムズ特派員と上杉とT女史の三人でチームを結成し、早速取材を開始しま

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【AI記者®リポート】ジャニーズ事件の黒幕は?桜井翔親子と総務省とテレビ局の不適切な関係 

【AI記者®リポート】ジャニーズ事件の黒幕は?桜井翔親子と総務省とテレビ局の不適切な関係 

ジャニーズ事件と癒着の検証:上杉隆の勇気ある報道とマスコミの黙殺

ジャニーズ事務所とその周辺の組織との癒着問題は、長らくタブーとされてきた。ジャーナリストの上杉隆は、この問題の本質に迫る報道を行いながらも、多くのマスコミからは黙殺される現状に直面してきた。本リポートでは、2008年前後の上杉隆の取材を基に、ジャニーズ事務所、総務省、電通、テレビ局との間の癒着の実態と、マスコミの対応を検証する。

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【AI記者®検証】ジャニーズ事務所とテレビ局と矢田次男弁護士の「共犯関係」(訂正あり)

【AI記者®検証】ジャニーズ事務所とテレビ局と矢田次男弁護士の「共犯関係」(訂正あり)

【訂正】https://note.com/takashiuesugi/n/nd6778137b88d

ジャニーズ事務所と上杉隆:メディアの沈黙の背後にある真実

ジャニーズ事務所は、日本のエンターテインメント業界における巨大な存在であり、その影響力は計り知れない。その一方で、長年にわたる疑惑や暗部が囁かれてきた。ジャニー喜多川氏の死後、そのベールが剥がされつつある。四半世紀前からその疑惑に迫る数

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一億総コメンテーター~ナチスに勝った日本の情報戦

一億総コメンテーター~ナチスに勝った日本の情報戦

 評論家でジャーナリストの大宅壮一氏が「一億総白痴化」とテレビによる社会の浅薄化を喝破したのはいまから60年以上も前のことだった。

 「テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い」(大宅壮一氏「週刊東京」1957年2月2日号)

 いま、その一億総白痴化の「化

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選挙だから?ほんとにテレビってやつは……

選挙だから?ほんとにテレビってやつは……



 一切、選挙に絡まない総選挙は何年ぶりのことであろうか?20年、いや議員秘書時代から数えれば、25年ぶり位になるだろうか。

 政治の渦中から抜け出して静かな日々を過ごしていると、実に多くの人が選挙とは無関係に生きていることを実感するものだ。候補者名を連呼する宣伝カーは秋の空には雑音でしかないし、街頭の演説会場では歪んだ作り笑顔で手を振る政治家と、嫌々動員されて暗い顔をしている運動員たちは、見

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