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【アロマテラピーで心を癒やす】

【アロマテラピーで心を癒やす】

アロマテラピーは自律神経を調節し、心を癒す作用があります。

嗅上皮の粘膜がアロマ精油の成分をキャッチし、大脳へ伝達します。

その後、大脳辺縁系から視床下部へ伝わり心身に影響を及ぼします。

自律神経のコントロールやホルモンバランスをとる視床下部を刺激することが癒し効果に繋がります。

アロマ精油が自律神経に及ぼす影響について、

『副交感神経を活かして不調を治す! 交感神経と副交感神経のバランスを上手にとる方法』 (著者 伊藤 剛 PHP研究所) 

に、こう書かれています。 (52頁~53頁)

「 嗅覚刺激を通じての脳や自律神経による調節作用を利用したものがアロマテラピーで、さまざまな香りが自律神経に影響を及ぼすことが調べられています。

レモンやグレープフルーツなど柑橘系の香りは交感神経を活性化して元気にさせる効果をもちます。

一方、ラベンダーの香りは交感神経のはたらきを抑え、副交感神経のはたらきを増強させることで身体を休めさせ、消化作用を高め、体力の回復に役立つ可能性があるのです。」


精神科医で人気著作家の越智啓子さんは、著書 

「自分のまわりに『ふしぎな奇跡』がいっぱい起こる本」 (三笠書房 王様文庫)

 の中で、アロマを生活に取り入れて、心と体をスッキリさせる方法について次のように述べています。(139頁~145頁)

「 アロマ(香り)のエッセンス(エッセンシャルオイル)は、私たちの感情を落ち着かせたり、記憶力や集中力、活力を高めるなど、心と体にさまざまな働きかけをしてくれます。

すばらしいのは即効性があることです。

香りの刺激は瞬時に脳に到達するため、すみやかにリラックスできるのです。

(中略)

さまざまなアロマの中でもよく知られているのは、『ラベンダー』 でしょう。

リラックス効果が高く、疲労回復だけでなく自然治癒力もアップするので、大活躍のアロマです。

気分の浮き沈みを鎮め、情緒を安定させる働きがあるので、落ち込んだときには効果的です。

逆に、興奮して高血圧気味になったときは、血圧を下げてくれます。

不眠症にも効くので、眠れないときにはラベンダーの香りを嗅ぐとぐっすり眠れます。

頭痛やのどの痛みなどがつらいときにもおすすめです。

ティッシュに一滴たらして香りを嗅ぐと痛みが和らぎます。

(中略)

柑橘系の香りで人気なのが 『オレンジ』 です。

リフレッシュ効果が抜群で、気分を明るくしてくれます。

(中略)

私が初診で必ず使う柑橘系のアロマには、イタリアが主産地の 『ベルガモット』 があります。

特に、のどとハートの癒しに効果があります。

深い悲しみのために閉じた心を癒します。

また、のどが開かれると人とのつき合いがスムーズになります。

日本人は真面目で我慢しがちなのですが、そのストレスをちょっとゆるめる手助けをしてくれます。

陽気なイタリア人気質を取り入れる感じです。

自分の殻に閉じこもりがちな人、心配で眠れない人、引きこもりの人には社会と関わっていく勇気を与えてくれます。

対人恐怖症の人、狭いところや乗り物でパニック発作を起こす人には、不安や恐怖を取り除いてくれる効果があります。

ベルガモットは紅茶のアールグレイに入っている香りなので、アールグレイティーを飲むと不安や胸のざわつきがおさまります。

人間関係の悩み解消に効果があるのは 『グレープフルーツ』 です。

(中略)

職場でのストレス、家族の中でのストレスなど、価値観が違うことが原因で起こる悩みの解消には最適です。

職場にはいろいろな個性の人がいますし、それぞれの能力も異なりますから、ぶつかるのは当然です。

ですが、個性や能力の異なる人が一丸となってプロジェクトに当たれば最強になります。

いくつもの個性が集まって一人ではできないことをやり遂げようとすると、奇跡が起きます。

意見が合わず、職場の空気が殺伐としているときは、『統合』 を促す作用があるグレープフルーツの力を借りましょう。

グレープフルーツには怒りやイライラを緩和する作用もあります。

人間関係で溜まった怒りは、グレープフルーツの香りを嗅いで大きく息を吐き出すとすっきり解消されます。

今の時代に大活躍する香りです。

怒りの解放には 『ヤロウ』 という花の香りも効果抜群です。

頭の天辺にまで怒りが込みあげてきたら、『この野郎(?)』 とヤロウの香りで怒りを発散しましょう。

また、骨髄に直接働きかけるので、白血病の方にぜひおすすめしたいアロマです。

記憶力や集中力を高めたいときは 『ローズマリー』 がいいでしょう。

神経疲労を癒したり、ショックを受けた心をリフレッシュしたりする効果があります。

それだけでなく、肉体的な痛みの解放にもバッチリ効きます。

『自分が嫌い』 という人は肉体と意識がずれてしまうので、自分らしさを出せません。

そのずれを、ローズマリーは直してくれるのです。

意識を肉体にはめる香りと言われています。

爽やかなスパイス系の香りの 『ペパーミント』 や 『ティートリー』 にも同じ効果があり、肉体からずれた意識をカチッとはめるお手伝いをしてくれます。

肉体に意識がはまると、自分を大好きになります。

女性に幸福感と安らぎを与えてくれるのが 『ローズ』 です。

摘みたてのバラの花びらから抽出したものがローズオイルで、私は 『アロマの女王』 と呼んでいます。

調和、母性、平和、芸術性などの女性エネルギーを高めてくれる香りです。

ローズの香りは素敵なパートナーを引き寄せてもくれます。

バラの花を飾るのも効果があります。」


気分や状況に応じて好きなアロマ精油を選び、部屋を香りで満たして楽しんでください。

私は、アロマディフューザーを使って就寝時と瞑想時にラベンダー精油の香りを嗅いでいます。

よく眠れるし、瞑想時はリラックスできています。

あなたもアロマを生活に取り入れて心と身体をスッキリさせてください。

(結論)

『アロマテラピーで心を癒そう!』

『副交感神経を活かして不調を治す! 交感神経と副交感神経のバランスを上手にとる方法』(著者 伊藤 剛 PHP研究所)

「自分のまわりに『ふしぎな奇跡』がいっぱい起こる本」(著者 越智啓子 三笠書房 王様文庫)




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