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高校の英語科教員です。現在高校3年生の担任と学年主任です。民間の学習塾、愛知万博のアテ…

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高校の英語科教員です。現在高校3年生の担任と学年主任です。民間の学習塾、愛知万博のアテンダント、製薬会社のコールセンター、そして学習塾の共同経営など紆余曲折を経て現在に至ります。

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不登校に対して「高校」ができることは何か

「高校」と括弧書きにしたのは、義務教育とは違うからです。 「高校は、『資格』だから。選ぶ自由がある分、その学校のシステムに合わせなきゃいけない」 そうだと思いま…

takabaki
1年前
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学年主任を3年間やり切って、異動しました!そこは、来年中高一貫校として附属中学校を新設するところ。そこの準備員、コーディネーターとしての新たなスタートです。とにかく勉強中の現在。話せる段階になったら徐々に書いていこうかな…

takabaki
1か月前
1

フレッシュな気持ちで異動してますが、始業式での転任者挨拶が回ってきて、やっぱこれって年齢順じゃん!と思って、もう若手のふりは全くできないことを自覚しております😇

takabaki
1か月前
1

また、区切りの時が来た。

卒業式から2週間も経ったのですね。 今年度は娘も高校受験、中学卒業とあって、なんだか濃密な2月3月でした。 卒業式前後は、準備とか送り出しとか事務手続きのもれが…

takabaki
2か月前
3

共通テストの英語。学習指導要領にちゃんと則ってやれる学力なら、「普通にやればできるよね?」っていう意図を感じる。対策とかそういうことじゃないんだ。いや、わかるからこそ高校の授業の在り方に苦しむ学校は多いだろう。

takabaki
4か月前
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「失敗してもいいよ」の余白で生まれる自主性

勤務校は総合学科です。 進路もバラバラ、就職、専門学校、短大・・・四年生大学進学もこの時期は総合型や学校推薦型などで進路が決まっている子もちらほら。 もちろん、こ…

takabaki
4か月前
7

英語教育の「変わらぬ要件」

信じられないくらい、嬉しいことがありました。 今年、とある教育系の会誌に寄稿させてもらいました。 拙い経験から、私のやってきた英語教育の実践について、綴ったもの…

takabaki
6か月前
4

音読練習の完成形としてバックトランスレーションをさせるようになってから4ヶ月。かなりの長さも短い練習時間でできるようになってきた。やっぱ継続ってすごいな。指導者が、やり切らせる覚悟を持てるかどうかが大切だと思う。生徒は、成長するよ。

takabaki
7か月前

期待しない優しさ

学校の文化祭って、クラス一丸となって取り組むもの。 ・・・っていう価値観を当たり前と思ってはいけないな、と思う昨今。 一生懸命やるのももちろんいい。でも、苦手で…

takabaki
8か月前
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模試の過年度との比較で、リスニングの成績が抜群にいい。3年前もいい。違いは、ねちっこい音読指導にあるに違いない・・・と思う!音読は、裏切らない!

takabaki
10か月前

言うべきか言わざるべきか、の判断の難しさ

例えば、ゴミをポイ捨てする人を見て、注意するかどうか。 家族や友人だったら、注意する・・・人も多いのでは。 自分の子どもだったら、迷わず叱る・・・とか。 赤の他人…

takabaki
10か月前
4

音読練習の完成形として、バックトランスレーションを「きちんと」やり始めて1ヶ月。「え、そんなん絶対無理!」の生徒たちに圧をかけ無理やりトレーニング。すぐに上達の兆しを見せ、今やバックトランスレーションをやり切ることが「当たり前」に成長。自信につながる。時に、圧力は有効。笑

takabaki
11か月前
1

「音読指導どうやってるんですか?」て同僚に聞かれたので、事細かく、「ここまでで10回くらいかな」とか言っていたら「10回もですか…」て引かれたけど。え?10回どころじゃなくない?

takabaki
1年前
1

「個性とは社会に役立てるべきもの」

課題忘れ、提出物の遅れ、がなかなか直らない我がクラスの生徒たち。 人には得意、不得意があるけれど、 不得意を自覚するならば、どうしたら失敗を減らせるか工夫をせね…

takabaki
1年前
1

指導教官としてのアドバイス② 求めたい結果から逆算した授業を

「パフォーマンステストってどうやってますか」 という質問、特に新カリになってから(私の学年までは旧カリですが)増えました。 英語だけではなく、他教科からも。 私の…

takabaki
1年前
4

指導教官としてのアドバイス① 段階を提示する

今年度は3年生の学年主任(兼担任)、進路指導部、初任者の指導教官をやっております。そろそろ分身の術を身につけたい。 さて、初任者の指導教官という、ワクワクする役…

takabaki
1年前
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不登校に対して「高校」ができることは何か

不登校に対して「高校」ができることは何か

「高校」と括弧書きにしたのは、義務教育とは違うからです。

「高校は、『資格』だから。選ぶ自由がある分、その学校のシステムに合わせなきゃいけない」

そうだと思います。
教育の個別最適化が注目され、個々のニーズに対する合理的配慮も必要です。

ならば、もう教育って個別でいいんじゃないの?というのは、極論です。
集団での教育効果が得られるのが、全日制の学校だと思います。

もちろん、通信制など、他の

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学年主任を3年間やり切って、異動しました!そこは、来年中高一貫校として附属中学校を新設するところ。そこの準備員、コーディネーターとしての新たなスタートです。とにかく勉強中の現在。話せる段階になったら徐々に書いていこうかな…

フレッシュな気持ちで異動してますが、始業式での転任者挨拶が回ってきて、やっぱこれって年齢順じゃん!と思って、もう若手のふりは全くできないことを自覚しております😇

また、区切りの時が来た。

また、区切りの時が来た。

卒業式から2週間も経ったのですね。

今年度は娘も高校受験、中学卒業とあって、なんだか濃密な2月3月でした。

卒業式前後は、準備とか送り出しとか事務手続きのもれがないかとかそういうのが気になっちゃうタイプで、前回卒業生を送り出した時と同様、泣けない人です。

一人の時にじんわり噛み締めてます。

あともう少しで、全員の進路が決まるというところが現在です。だから、まだ完全には終わってない。

だか

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共通テストの英語。学習指導要領にちゃんと則ってやれる学力なら、「普通にやればできるよね?」っていう意図を感じる。対策とかそういうことじゃないんだ。いや、わかるからこそ高校の授業の在り方に苦しむ学校は多いだろう。

「失敗してもいいよ」の余白で生まれる自主性

「失敗してもいいよ」の余白で生まれる自主性

勤務校は総合学科です。
進路もバラバラ、就職、専門学校、短大・・・四年生大学進学もこの時期は総合型や学校推薦型などで進路が決まっている子もちらほら。
もちろん、これからが本番の子も。

毎年、3年生の2学期後半の手綱引きが難しいのです。
受験で必死な子たちと、進路が決まって学校生活への活力を失う子たちが混在することで生まれる温度差・・・

なんとかこの影響を最小限に防げないかな、というのは学年主任

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英語教育の「変わらぬ要件」

英語教育の「変わらぬ要件」

信じられないくらい、嬉しいことがありました。

今年、とある教育系の会誌に寄稿させてもらいました。
拙い経験から、私のやってきた英語教育の実践について、綴ったものです。

突然、会誌の事務局から連絡が。
「事務局にハガキが届いたので画像を送ります」

美しい字で、私の名前について書いてある。
私の記事についてのお褒めの言葉が書いてある。

送り主は、今はもう引退されたけど、とある大学の名誉教授。

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音読練習の完成形としてバックトランスレーションをさせるようになってから4ヶ月。かなりの長さも短い練習時間でできるようになってきた。やっぱ継続ってすごいな。指導者が、やり切らせる覚悟を持てるかどうかが大切だと思う。生徒は、成長するよ。

期待しない優しさ

期待しない優しさ

学校の文化祭って、クラス一丸となって取り組むもの。

・・・っていう価値観を当たり前と思ってはいけないな、と思う昨今。

一生懸命やるのももちろんいい。でも、苦手でもいい。
参加できなくてもいいじゃない。
そんな感じで、ちょっと遠目から観察して、適度にサポートすることを心がけてます。

今年、クラスの室長のY。いつも明るく元気いっぱい。
高校生最後の文化祭、うちの学校の目玉はクラスのステージ発表。

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模試の過年度との比較で、リスニングの成績が抜群にいい。3年前もいい。違いは、ねちっこい音読指導にあるに違いない・・・と思う!音読は、裏切らない!

言うべきか言わざるべきか、の判断の難しさ

言うべきか言わざるべきか、の判断の難しさ

例えば、ゴミをポイ捨てする人を見て、注意するかどうか。
家族や友人だったら、注意する・・・人も多いのでは。
自分の子どもだったら、迷わず叱る・・・とか。
赤の他人だったら・・・?

その人のこの先の行動について、どこまでガイドするのか、というのは、教員にとって、とても難しいことなのではないだろうか。
いや、教員だけではありませんね。
社会人として働く仲間、後輩に対しても・・・
もちろん、教員が自分

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音読練習の完成形として、バックトランスレーションを「きちんと」やり始めて1ヶ月。「え、そんなん絶対無理!」の生徒たちに圧をかけ無理やりトレーニング。すぐに上達の兆しを見せ、今やバックトランスレーションをやり切ることが「当たり前」に成長。自信につながる。時に、圧力は有効。笑

「音読指導どうやってるんですか?」て同僚に聞かれたので、事細かく、「ここまでで10回くらいかな」とか言っていたら「10回もですか…」て引かれたけど。え?10回どころじゃなくない?

「個性とは社会に役立てるべきもの」

「個性とは社会に役立てるべきもの」

課題忘れ、提出物の遅れ、がなかなか直らない我がクラスの生徒たち。

人には得意、不得意があるけれど、
不得意を自覚するならば、どうしたら失敗を減らせるか工夫をせねばね、

という話を改めてしました。

今日、夕食のときに娘(中3)とその話をしたのですが、

私「色んな個性があるからね」

娘「『個性』って、人と違うことではあるけど、社会に役立てていくものって聞いたよ。

だから、『自分はこういう個

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指導教官としてのアドバイス② 求めたい結果から逆算した授業を

指導教官としてのアドバイス② 求めたい結果から逆算した授業を

「パフォーマンステストってどうやってますか」
という質問、特に新カリになってから(私の学年までは旧カリですが)増えました。
英語だけではなく、他教科からも。

私の学年では、1年次から、「持続可能なパフォーマンステスト」を念頭において色々と実践をしてきました。

お客さんが見にくる研究授業用ではなくて、
肩肘張らない、時間もたくさんかけない、採点も手間をかけない、
ってことをモットーとして。

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指導教官としてのアドバイス① 段階を提示する

指導教官としてのアドバイス① 段階を提示する

今年度は3年生の学年主任(兼担任)、進路指導部、初任者の指導教官をやっております。そろそろ分身の術を身につけたい。

さて、初任者の指導教官という、ワクワクする役割。自身の授業も反省するいい機会です。私が重視している音読活動とかパフォーマンステストとかICT活用とかに関して、

思う存分、洗脳、いや、味方を増やすことができる

のでね・・・(純粋に英語教育界を盛り上げたい気持ちです)

で、研修の

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