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#物語

2023年3月の読書記録

2023年3月の読書記録

読書にはいろんな種類があり、”どんな本を選ぶか”には、自分の心の成熟度や現在の自分が何を求めているかが反映されている。

ストーリーを味わう読書、言葉を味わう読書、世界観を味わう読書。
内、ストーリーと世界観は「体験を得る読書」で、言葉は「気づきを得る読書」。そして、読書の楽しみ方は自分の成長に応じてストーリーから世界観へ、読書から得られるものが体験から気づきへ、と変わっていき、自由にその間を行き

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宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

うまくいえないけれど、「この本は自分の人生にとって財産になりうる」という本のなかには、景色を忘れられない本と、言葉を忘れられず思考を促される本とがある。

そんな本を、私自身の言葉で抱きしめたい。

2022年最後のnoteは、今年読んだ72作品の中でも特別な8冊について。

ひとこと読書記録のバックナンバーはこちら↓

*ネタバレはありません

①「アートを巡る旅に出よう。きっと何か、変わるから

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本は私の一生の友

本は私の一生の友

彼と別れそうになっていたとき、私が救いを求めた先は、人の前に本であり、小説であった。

「カバンの中にいつも1冊の本を」という標語に笑っていた小学1年の私が、それを無意識に実践するようになるまでに時間はかからなかった。小学2年以降、青い鳥文庫を好きになって、お気に入りの巻を何周も何周も読み、好きなシリーズの新刊が出るのをいつも心待ちにするようになった。

一方で、新しい小説を次々に読むようになった

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物語に浸る。

物語に浸る。

中学の頃、ミステリー小説に夢中だった。教室や登下校中に独りでいる寂しさを紛らわすかのようにミステリー以外の小説も手にとるようになり、人間関係の悩みに対する答えを本の中に求めるかのように自己啓発本も読むようになった。

高校生になって知識を本の中に求め、ビジネス本や参考書を読むようになった。

そして、受験期を経て大学に入学した。

久々に本を手に取ると、読むスピードが遅くなっていた。中学の頃、1日

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