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#人生を変えた一冊

辻村ワールドは人生の教科書

辻村ワールドは人生の教科書

あの世界の中で、彼らと一緒に過ごし、学んだこと、
貴方の言葉を浴びてこれからの人生を生きていけること。
それを想う時、前が向けます。

辻村作品は、私の名刺代わりの22冊になりました。

はじめまして、辻村深月さん。
大ファンの、翠 swi. です。



私はリアルタイムで追いきれない巻数のシリーズものやリンクものにはあまり手を出さないという傾向があった。(たとえば、東野圭吾さんの加賀恭一郎シ

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宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

宝物のような本たちとの出会いに祝福を #2022ベスト本

うまくいえないけれど、「この本は自分の人生にとって財産になりうる」という本のなかには、景色を忘れられない本と、言葉を忘れられず思考を促される本とがある。

そんな本を、私自身の言葉で抱きしめたい。

2022年最後のnoteは、今年読んだ72作品の中でも特別な8冊について。

ひとこと読書記録のバックナンバーはこちら↓

*ネタバレはありません

①「アートを巡る旅に出よう。きっと何か、変わるから

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善良さ を貫くための 傲慢さ をもって。

善良さ を貫くための 傲慢さ をもって。

人は、自分の世界の中でしか生きられない。

人は他人になることはできないのだから仕方がない。

自分が持つ、ものの見方、考え方、そこから生まれる視点、それによってできたフィルター。そこからしか世界を見ることはできない。

それが初期値のままだと、家庭環境や社会的に望ましいとされてきたもので構成された、"自分"が反映されていないフィルターのまま世界を見ることになる。だから”勉強”して、新しい視点を得

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本は私の一生の友

本は私の一生の友

彼と別れそうになっていたとき、私が救いを求めた先は、人の前に本であり、小説であった。

「カバンの中にいつも1冊の本を」という標語に笑っていた小学1年の私が、それを無意識に実践するようになるまでに時間はかからなかった。小学2年以降、青い鳥文庫を好きになって、お気に入りの巻を何周も何周も読み、好きなシリーズの新刊が出るのをいつも心待ちにするようになった。

一方で、新しい小説を次々に読むようになった

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大好きな本たちは、私の一部。

大好きな本たちは、私の一部。

私は、講談社青い鳥文庫の本が大好きな子供だった。

私の読書好きの原点は、小学校低学年のときにクラスどころでなく流行っていた、『若おかみは小学生!』である。はじめて読んだのが小1だったか、小2だったか、あるいは小3だったか、今となっては記憶が定かではないが、"若おかみ"が原点なことに変わりはない。若おかみを学校の図書室で借りて読んで、読書のおもしろさを知ったのだ。

そこから、『黒魔女さんが通る!

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