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「ベニシアの『おいしい』が聴きたくて」(梶山正著)を読んで
京都大原でハーブ研究家、英会話講師として活躍し、NHKEテレ等での番組「猫のしっぽ カエルの手」に出演されていたベニシアさんをご存じで、番組をご覧になっていた方が多いかと思います。
ベニシアさんは、昨年6月に、PCA(後部皮質萎縮症)、後に誤嚥性肺炎のため、72歳で天国に旅立たれ、パートナーだった山岳写真家の梶山正さんが「彼女が歩んだ軌跡を残そう…、書いて残さなければ…。ベニシアのために。見守り続
“ポップオペラ”歌手 藤澤ノリマサさんのコンサートへ
予々、生で聴きたかった“ポップオペラ”歌手藤原ノリマサさんのコンサートを「紀尾井ホール」で聴いてきました。
ポップオペラというより“ロックオペラ”ではと思うくらいシャウトもしていました。
MCで、能登の地震災害に思いを寄せつつ、「皆さんの心を動かす処方箋として歌っていきたい」と仰り、意気込みを感じました。
暫し、テノールの歌声の世界に浸りました。
前半、赤のロングジャケットで登場。 「オー・ソ
“いちばん大きなかなしみ”に贈られる詩
この世を去った人から、残された人に贈られた42行の詩です。
タイトルはありません
先月7日の朝日新聞「多事奏論」に文化部記者の河合真美江さんが書かれた記事とX(Twitter)の記事で存在を知りました。
書名「さよならのあとで」は恐らく後記しました発行人の方が付けられたのだと思います。
作者は、英国教会の神学者であり、哲学者で、ロンドンのセント・ポール大聖堂のカノン(聖職者)であったヘンリー・
愛すること、傷つくこと、孤独を全身で歌い伝えた尾崎豊
※3ヶ月前のテストアップ記事削除忘れの修正アップ記事です。
お分かりの方にはお分かりの経緯ですが。
彼はポンとアップできない重い存在であることや諸々の事情があり、言い訳に過ぎませんが、3ヶ月前にアップできず、遅くなりましたことをご了承いただきたく、よろしくお願いいたします。
タイトル上の写真(以下に記します展観の公式ガイドブックより)は彼を撮り続けた田島照久さんの作品で、今春、彼が他界してから3
さだまさしさんのニューアルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」のコピー(数日前の新聞全面広告から)。
元の自分にプラスαであるに超したことはないけれど、マイナス地点にあって、肯定できる自分でいられるだろうか。
生き続けること自体が日々の生まれ変わり、生き直しと思いたい。
歌集「シジフォスの日々」
病に倒れて5年、首から下がマヒし、寝たきりで歌を詠む歌人、有沢蛍さんの歌集です(2017年 短歌研究社刊)。
教職の定年を2年後に控えた2013年、黄色ブドウ球菌の感染による髄膜炎で倒れ、目覚めた時は、四肢が動かず、自発呼吸もできない状態だったそうです。
また、2歳で脊椎カリエスを病み、学齢前に既に仰臥の人だったとのこと。
「あとがき」で「寝たきりの生活の中で歌を詠み始めた私は、再び寝たきりの生活