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愛すること、傷つくこと、孤独を全身で歌い伝えた尾崎豊
※3ヶ月前のテストアップ記事削除忘れの修正アップ記事です。
お分かりの方にはお分かりの経緯ですが。
彼はポンとアップできない重い存在であることや諸々の事情があり、言い訳に過ぎませんが、3ヶ月前にアップできず、遅くなりましたことをご了承いただきたく、よろしくお願いいたします。
タイトル上の写真(以下に記します展観の公式ガイドブックより)は彼を撮り続けた田島照久さんの作品で、今春、彼が他界してから30年を機に銀座で開かれていた「OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展」のこのパネルに田島さんの「一番自然な表情」とのコメントがあり、ロックでシャウトしている時とは対照的で、エネルギッシュに歌っている姿の画像が多い中で、珍しく静かなバラードの雰囲気で、私の好きな1枚です。
リアルタイムの彼、そして今でも、「15の夜」の「盗んだバイクで走り出す」とか「卒業」の「夜の校舎 窓ガラス壊して回った」とかの歌詞にはストレートに頷けない点がありますが、愛すること、不条理に傷つくこと、孤独などには、“歳”に関係なく“触れるもの”がありますけれど、当時から熱狂的ファンのようにはシンクロできず、未だに微妙な位置にある彼ではありますが、触れていたもの、触れているものを確認したく、同展に行ってきました。
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どちらかというと、彼の在り様、MCに惹かれ、多くの曲を諳んじて歌えるほどのファンではありませんでしたが、
・十七歳の地図
・OH MY LITTLE GIRL
・僕が僕であるために
・I LOVE YOU
・シェリー
・Forget-me-not
辺りが好きです。
「シェリー」は何となく気になっている曲でしたが、職場のやさしい後輩がカセットテープ(古い!)に「聴いてください」とダビングしてくれ、以来、好きになった思い出の曲です。
9分余りと長いですが、コメントには「魂が出ている」「魂で奏でている」と若い人たち何人もから“魂”の言葉が出て、さらに「神の曲」とのコメントもあり、誤解を恐れずに言えば、もはや、信仰、宗教かという感じですね。長いシャウトが続いた後の、ラストの“ささやき”には何とも言葉を失います。
読んでいませんが、「黄昏ゆく街で」という小説を書いていたのですね。
同名タイトルでシングルをリリースしていたとか。
以下3枚とも、同公式ガイドブックからです。
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吉本隆明の「共同幻想論」まで読んでいたとは意外でした。
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孤独な人、傷ついた人に寄り添い、「誕生」の曲で出産を控えた人も励まし、親から子へ受け継がれる彼の曲。前記の展観来場者は老若男女様々で、人生の困難に遭っている人々にもと、広くエールを今も送り、彼からのメッセージを受け取っている人の多さに、彼の大きさを再認識しました。