#一度は行きたいあの場所
【architecture】窓学|トンネル
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
川端康成の『雪国』の有名な書き出しである
“トンネル”には異世界へ通じる不思議な高揚感がある
高速道路を運転していて長いトンネルを抜けると先ほどとは違った光景が広がっていた
なんていう経験をしたことはあるのではないだろうか
極論ではあるが
“トンネル”が窓だったら?
と考えてみた
何かを考えるときは極端に発想してみるくらいがちょうどいい
メンド
【architecture】窓学|フィッシャー邸|ルイス・カーン
アメリカの建築家ルイス・カーン(1901-1974)の設計したフィラデルフィア郊外に建つフィッシャー邸は窓のお手本のような建築だ
カーンは大学や図書館、美術館、バングラデシュ国会議事堂など大きな建築を手がけた事でも有名であるが、小さな住宅も数多く手がけておりその作品は秀逸である
世界恐慌と戦争という不遇の時代を長く生きたカーンは戦後の50代になってからそれまで蓄えていたエネルギーを吐き出すよう
【architecture】窓学|バラガン邸|ルイス・バラガン
ルイス・バラガン(1902-1988)という建築家をご存知だろうか
メキシコの建築家で、光と色彩を操る魔術師であると私は勝手に思っている
1980年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞している
バラガン建築の特徴は、『光』と『色彩』である
どちらも関係性をもって設計されているので切り離すことはできないが今回は光をテーマに書いてみたい
バラガンの自邸であるバラガン邸は世界遺産にも登録
【architecture】色|ルイス・バラガン
私は色が苦手である
安易に手を付けると、意図している表現から遠ざかってしまう気がしてしまう
だから「この色が好き!」と直感で選べる人がうらやましい
よくトイレの壁一面だけ色を変えたいとか、子ども部屋の壁の色を変えたいという要望を聞く
アクセントになって良いなとは思うが自分では決められない
しかもビニールクロスの人工的な色で良いのか…
自分でも分からない
だから苦手なのだ
色を使った建築
【architecture】窓学|母の家|ル・コルビュジエ
『窓学』第一回目にご紹介したいのが、近代建築の巨匠ル・コルビュジエの『母の家』である
まずその前にル・コルビュジエという建築家について基本の『キ』くらいのレクチャーを
ル・コルビュジエ(1887ー1965)はスイス生まれでフランスを主な活動拠点としていた
1931年に竣工した『サヴォワ邸』と言う住宅にはコルビュジエが提唱する『近代建築の五原則』が全て表現されている
・ピロティ
・屋上庭園
・
【architecture】21_21 DESIGN SIGHT|安藤忠雄
昨日のnoteで取り上げた三宅一生氏主催の21_21 DESIGN SIGHTは安藤忠雄氏の設計である
2007年に六本木の東京ミッドタウンに誕生した
超高層ビルの足元に広がる緑の広場に埋設するように延床面積の約8割が地下に埋めまれた建築だ
建物のコンセプトは三宅一生氏のテーマである『一枚の布』をイメージしている
三角形の大きな鉄板の屋根が建物を被せられている
この鉄板は長さが約54m(