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#新型コロナウイルス

コロナレポート

コロナレポート

まさか私が、、と思うほどは、もはや遠い世界のものではなく、いつかは体験するんだろうと、どこかで意識して、色々な体験記にアンテナ張って我が身になった時どう対処するかシュミレーションしておりました、コロナ罹患。ガンの時は、なってみてから遅ればせながら沢山の方の体験記を読み漁りました。最悪のケースへの覚悟、冷や汗ものの綱渡りでどうバランスをとったか、何が大切で何が救いとなったか、自分の身に起きてみないと

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いっぱいの幸せ

いっぱいの幸せ

緊急事態が明けて、明けましておめでとうございます。またいつ事態が急変するかわかりませんが、とりあえず制限付きとはいえお酒の提供ができる事で、お店もお客様もジンワリとアルコールに身を任せて、目を細める瞬間を共有しているのではないでしょうか。

その一杯が、数カ月の閉塞感を氷と共にゆるゆる溶かして、お腹いっぱいに広がる時間、一緒にたわいもない会話をしながら過ごす時、人と何かを共有できる時間のありがたみ

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やり場のない思い

やり場のない思い

コロナ禍の世界。以前は当たり前だった事が、当たり前でなくなり、離れ離れでも心で繋がっていれば、いっとき耐え忍べば、それは当たり前に過ぎ去り、元の世界が戻ってきて、いつか思い出話になると、どこかで思っていた風景は、一年たち、二年目に差し掛かる頃、薄ぼんやりと近眼の世界のように、焦点が合わなくなるように、ボヤけていきました。

元の世界は戻って来るのではなく、新しい世界が音もなく始まっていた。新しい常

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一歩ずつ

一歩ずつ

術後約5ヶ月。癌の炎症が原因ではないかと、それが可能性の一つのとして示唆されてきた、掌蹠膿疱症。改善と悪化を繰り返しながらも、少しずつ、少しずつ、一進一退、3歩進んで2歩下がる方式で、水疱の勢力が引いてきました。水疱が全くできなくなったわけではありませんが、自己治癒回復の速度がわずかに上回っているみたいです。

手は、たまに薄皮がめくれるくらいで、ほぼ治りました。足は、新陳代謝が遅いので、まだ皮が

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無我夢中

無我夢中



子猫さん達の成長いちじるしく、トイレをいつの間にか覚えていたり、適当に100均で買ったぬいぐるみや、家に何でだか転がっていた様々な出所不明のフィギュアや、持ち手が折れたミニマラカスや、つまりおもちゃとして試しに置いてみた何かで楽しく遊んでいたり、見えない何か(多分自分の影)と戦って飛んだり跳ねたり走り回って、何もない所でコケて転がったり、1日1日逞しく大きくなってゆく様を見ると、生きるという事

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おやこ

おやこ

先ほどの出来事です。
いつものように、子猫さん達にミルクをあげていたら、いつものようにお母さん猫がたまたまご飯を食べに来てくれました。お母さんは、子猫さん達のニャーニャー(ハラヘッタ!)的な声に反応し、身を乗り出して、網戸ごしにジッと見つめていました。いつもは、滞在時間1分もいないのに、先ほどは10分くらいいらっしゃいました。

わかるんですね、我が子が。

猫は俗にすぐ忘れる生き物だといいます。

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