記事一覧
2024年3月 第62回感染管理抄読会の紹介
今年度、最後の抄読会が開催されました。
論文のクリティークだけでなく、臨床現場での実際のカテーテル管理方法についての情報交換やディスカッションも非常に興味深かったです。
論文タイトル
Risk Factors and Outcomes Associated With Hospital- Onset Peripheral Intravenous Catheter–Associated Staph
第60回感染管理抄読会 感染の発生率を減らすための人工呼吸器関連肺炎予防バンドルに対する看護教育の影響:品質改善プロジェクト
2024年1月の抄読会の文献をご紹介します。
論文タイトル
The Impact of Nursing Education on Ventilator-Associated Pneumonia Prevention Bundle to Reduce Incidence of Infection: A Quality Improvement Project
感染の発生率を減らすための人工呼吸器関連
第59回感染管理抄読会 ナーシングホームにおける入居者の感染に対しての手指衛生介入の効果:クラスターランダム化比較試験
第59回感染管理抄読会での文献の紹介です。
論文タイトル
The effect of a hand hygiene intervention on infections in residents of nursing homes: a cluster randomized controlled trial
ナーシングホームにおける入居者の感染に対しての手指衛生介入の効果: クラスターランダム化比
手術部位感染予防のための腹部創閉鎖時の滅菌手袋および器具の日常的交換(ChEETAh):低・中所得国7カ国における実用的クラスター無作為化試験
第56回感染管理抄読会で取り上げた論文の紹介です。
論文タイトル
Routine sterile glove and instrument change at the time of abdominal wound closure to prevent surgical site infection (ChEETAh): a pragmatic, cluster-randomised trial
生物学的製剤治療中のリウマチ患者における重症感染症の発生率に関するシステマティックレビュー
今回紹介するのは、感染管理抄読会の参加メンバーが執筆した論文です。
この論文は、JBI(Joanna Briggs Institute)の雑誌に掲載されたものです。JBIはエビデンスに基づいたヘルスケアの実践を推進することを使命とした非営利国際団体です。日本では大阪大学に提携センターがあり、看護分野におけるエビデンスの統合・伝達・活用のための活動を行っています。JCEBP(The Japan Ce
第49回感染管理抄読会:COVID-19パンデミック時の医療従事者の身体的健康に対する個人防護具使用の影響:システマティックレビューとメタアナリシス
10月の抄読会で取り上げた論文のご紹介です。
【今回の論文を選んだ理由】
コロナ禍において、職場でのPPE着用は義務化していますが、暑さや不快感から徹底した着用には職員間で差があるのが現状です。PPEを着用することによる有害事象やその予防、職場で出来る工夫について理解を深めたいと思い選びました。
また、レビュー論文のクリティークを行ったことがないため、皆さんからご意見を頂きながら取り組みたいと思
第47回感染管理抄読会:ナーシングホームにおける多面的な介入による手指衛生のコンプライアンスの向上:クラスターランタダム化比較対照試験 - HANDSOME study -
7月の抄読会で取り上げた文献について、ご紹介いたします。
【今回の論文を選んだ理由】
手指衛生は、感染対策の中で最も基本的な対策ですが、医療従事者の手指衛生コンプライアンスは、感染管理分野においてなかなか解決されない課題のひとつであり続けています。また、昨今の新型コロナウイルス感染症の高齢者施設におけるクラスター発生などの状況により、高齢者施設における感染対策推進の必要性が、より顕在化してきて
第44回感染管理抄読会:オランダの高齢者施設におけるCOVID-19対策中の認知症高齢入居者の行動・心理症状の変化について
2022年4月の抄読会で取り上げた論文です。
この論文を選択した理由:
・COVID-19パンデミック下、高齢者施設入居者の行動の変化やスタッフの対応について知ることで、高齢者への感染予防対策を多職種で考えることができればと思いました。
・また、自分自身が高齢者施設で調査を行っており、量的質的データを収集していることから、今後データ分析を進めるにあたり、混合研究法について理解を深めたいと思いこの
第43回感染管理抄読会:COVID-19パンデミック期間中のデバイス関連サーベイランスの必要性
2022年3月の感染管理抄読会で取り上げた論文です。
この論文を選択した理由:
コロナ対応で通常の感染管理業務やサーベイランスをおろそかにしたまま年度末を迎えてしまいました。まだコロナ収束までには時間がかかりそうですが、次年度はしっかりサーベイランスを行って改善活動をしていきたいとの反省からこの文献にしました。
Coronavirus disease 2019 (COVID-19) pande
第39回感染管理抄読会:COVID-19ワクチンのブースター接種について
2021年11月の感染管理抄読会で取り上げた論文です。
選定理由:新型コロナワクチン接種の3回目について日本で検討されるようになり、9月中旬に3回目の追加接種(ブースター接種)を実施する方針が決定したことから、3回目の効果、安全性について知りたいと思い選んだ。
論文タイトル:Protection of BNT162b2 Vaccine Booster against Covid-19 in I