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大学受験のことを含む記事

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記事一覧

「賢い」と素直に向き合えない

「賢い」と素直に向き合えない

大学受験に失敗してからか、もっと前からだったのか、ずっとモヤモヤして、遠ざけたいようなものがありました。

一言で言うとどういうことなのか、ずっと考えていました。そして、正確に表現できているか分かりませんが、その状態は「賢いと素直に向き合えない」状態なんじゃないかと考えつきました。

頭がいいと言われるのが嫌だ、
それなりに頭のいい大学で、エリートコースを進むであろう人たちに囲まれるのが嫌だ、

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6.テレビを見ない日々で気づいた事【テレビは私の鏡】

6.テレビを見ない日々で気づいた事【テレビは私の鏡】

私はテレビが大好きです。昔からそうなのですが、最近になって、はっきりとそう自覚するようになりました。

なぜかと言うと、
最近の若者はテレビを見ない
と言われ始めたからです。

今までテレビを見るのは「当たり前」のことだと思っていました。だから、自分が特別テレビが好きなのだとは感じませんでした。

けれども、「テレビを見ない派」が多くなってきてから、「テレビを好んで見ること」は、より特別になりまし

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春が来れば救われる(秋田から神戸に来た話)

春が来れば救われる(秋田から神戸に来た話)

雪国の冬は長い。一足早く寒くなり、なかなか春はやって来ない。朝は寒いし暗いから、起きるのがつらい。朝登校する時は、吹雪に吹かれながら雪道をせっせと歩く。

私は秋田県で生まれ、高校卒業まで秋田で過ごした。

そして、高校の時に、自分は季節によって調子が左右されるのだと気づいた。勉強の成績も、部活の成績も、春から夏にかけて調子が上がり、その後調子が下がり始めるが、秋は夏の余韻で乗り切り、冬はただただ

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始めての夜更かしと「夜空のムコウ」

始めての夜更かしと「夜空のムコウ」

私は高校まで一度も夜更かしをしたことがなかった。2,3時台に起きていたことがなかったということだ。

そんな私が、浪人生時代の冬、どうしても聞きたいラジオがあって、数時間仮眠をとった後に夜更かしをすることに決めた。

当時の私は、秋ごろから段々調子が下がり、冬には生活のリズムが崩れ、精神的にしんどい日々を過ごしていた。早く受験が終わってほしいと思っていた。

そんな冬にした夜更かしは楽しいものだっ

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心が弱いなんていっていいのか

心が弱いなんていっていいのか

高校を卒業したすぐ後、大学受験に失敗して浪人することになった私は、浪人することになった人たちの決起集会のようなものに参加しなければならなくなった。その集会の後に学年主任に声をかけられ、こんなことを言われた。

「お前は頑張ったかも知れないけど、ちょっと弱いところがあったかもな」

その主任は、集会のなかでも、浪人する人は少しだけ、どこか弱いところがあったのかもしれない、というようなことを言っていた

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aiko「青空」と受験の日の渋谷

aiko「青空」と受験の日の渋谷

aikoさんの「青空」という曲との思い出を書こうと思います。この記事を読んで気になった方はもし良かったら聞いてみてください。

このシングルが発売されたのは2020年2月26日。この日私は夜の渋谷をさまよっていた。当時わたしは仙台に住んでいたが、大学受験で東京に来ていたのだ。

国公立大学の前期試験2日目が終わり、私は泊まっていたホテルがある渋谷に戻ってきていた。その日は一泊して次の日には仙台に帰

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サクラ咲けは浪人生の歌

サクラ咲けは浪人生の歌

嵐の「サクラ咲け」は言わずと知れた、春の定番ソングだが、ある時からわたしはこの歌をより好きになった。私が物心ついた時にはこの曲はすでに定番ソングだったので、この曲が発表された当時のことはよく知らなかった。

18歳の春、わたしは国公立大学の前期試験にも後期試験にも落ち、浪人することになってしまった。地元の秋田には大手の予備校がなかったため、私は仙台の予備校の寮に入り、浪人生生活を始めた。

新生活

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