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二十四節気の短歌

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二十四節気ごとに短歌を読んでいます
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【二十四節気の短歌】大暑

い草の香座布団並べ川の字で寝息と母の夕餉(ゆうげ)の支度

 
夏休みですね~。
と言っても私の住む地域は今週いっぱい学校があります。

下の子は学童保育を利用するので毎日のお弁当作り。
預かっていただくので文句は言えませんが、しんどいです…。

娘に、どんな夏休みにしたい?と聞いたら「ダラダラしたい」

そうですか…。

上の子は中3なので高校見学、今は大学と同じくオープンスクールと呼ぶのですね

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【二十四節気の短歌】小暑

【二十四節気の短歌】小暑

無造作に冷却されたネックリング炎天下に並ぶポロシャツ

寝苦しい日が続きますね。

ネックリングを着けようと予備の冷凍庫(製氷室の隣の切替可能なスペース)を開けたら、無造作に入れられているネックリング。
数えてみたら10本もありました。

すぐに溶けるので複数必要なのはわかるのですが。
食品が入らないくらい占領するのはいかがなものかと。

それくらいしないと耐えられない日本の夏なんですね。

その

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【二十四節気の短歌】芒種

【二十四節気の短歌】芒種

種まきへ先人の知恵お借りしてあの人の芽が出るその日まで

曇り空や雨の日が多くなってきました。
間もなく梅雨入りですね。

「芒種」の短歌、難しかったです(毎度のことですが)
「種」から発想を飛ばして、自分の仕事について詠んでみました。

私の仕事は患者さんに毎日薬を飲んでもらうために、用意したり、時には説明をします。

中には、薬など飲まずに過ごしたい、もしくは飲まなくても大丈夫!と考えておられ

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【二十四節気の短歌】小満(ミュージカル感想文付き)

【二十四節気の短歌】小満(ミュージカル感想文付き)

夏めく日鼓膜と脳にこびり付く満ち満ちてゆく雪の女王

緑が美しい時期になりましたね!
うちの庭のカラカラの芝生もやっと緑になりつつあります。

小満とは、万物が勢いよく成長して天地に生気が満ちる、とのこと。

「天地に生気が満ち満ちている」
そんな表現がぴったりな劇団四季ミュージカルを見てきました!

GW某日、家族皆の人生で初めて劇団四季のミュージカルを観に行きました。

家族で見に行くので全員

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【二十四節気の短歌】立夏

【二十四節気の短歌】立夏

白髪(はくはつ)の父がはつらつ庭仕事あの鯉のぼり泳いでた庭

地元に帰りました。

街の景色が帰るたびにだんだん変わっていき、「あの家がない」「ここにあの店ができた」など、知っている地元ではなくなりつつあるのですが、実家が変わりないので落ち着きます。

子どもたちも「田舎じゃない。便利だね~」と私の地元を楽しんでくれています。

※普段住んでいる地域は、車がないと生活が成り立たず、積雪ありのところ

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【二十四節気の短歌】穀雨

【二十四節気の短歌】穀雨

世話するとねだる娘に根負けし庭のダリアはお天気次第

前回の「清明」からはや2週間。
私の住む地域でも桜が開花し、あっという間に散っていきました。
葉桜に変わっていき、秋に葉を落とした山も少しずつ芽吹いている様子が見られます。

「穀雨」は春の二十四節気では最後なのだそう。次は「立夏」。もう夏か、早すぎる!

娘よ、買って植えただけではキレイなダリアは観られんよ…。

さて…
「穀雨」→穀→米→よ

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【二十四節気の短歌】啓蟄

【二十四節気の短歌】啓蟄

行き先は?ギギギ扉の向こう側マインドマップの染まる春色

最近の自分を啓蟄に絡めて詠んでみました。ちょっと解説が必要ですね。

そもそも啓蟄とは。
啓→ひらく
蟄→虫たちが土の中に隠れて閉じこもる
雪が溶けて暖かくなり始めて、土の中にいた虫たちが出てくる頃です。

それがなぜあの短歌なのか。

子どもたちが大きくなってきて、来月学年がひとつ上がります。

手もかからなくなってきたので、今の職場から

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【二十四節気の短歌】大寒

【二十四節気の短歌】大寒

レッスンの迎えで気付く冬空に凍てつく風と夕日やわらか

習い事のお迎えで気付いたのですが、日の入りが少しだけ遅くなりました。
まだまだ風は冷たいのですが、春が近づいてきています!

今週は寒波が来て、ついに雪が積もりました。圧雪またはつるっつるの路面に久しぶりの対面。
家族総出で久しぶりの除雪。そして腰痛。
息子は登校中に転んで制服を破いて帰ってきました。

このまま続くのかと思いきや、雪はすぐに

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【二十四節気の短歌】小寒

【二十四節気の短歌】小寒

今年もよろしくお願いします。

「小寒」らしい短歌が作れないので、日をまたいでしまいました。

小寒という二十四節気の割には、例年よりも暖かく、積雪ゼロ。
天気が崩れると予報のあった今日も晴れてます。
太陽光発電システムが稼働してくれているのはありがたい。

スキー場も雪がないらしく、娘のスキーの練習をすることなく、間もなく冬休みが終わります。

スニーカーで登下校が可能!
冬靴買ったのに、もった

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【二十四節気の短歌】冬至

【二十四節気の短歌】冬至

柚子湯入り冬至南瓜を皆で食み待ち望むセロトニン分泌

私は「年末」というものが苦手です。

年明けまでの仕事をこなし、今年を振り返りプライベートのやり残したことをこなし、ひとり大掃除をこなし、もやもやとした気持ちは持ち越さないようにする。
積雪のある地域なので日照時間が減る。

年が明けてしまえばなんてことないのですが。

親戚の結婚式に参加した後の、娘のクリスマスプレゼントときようだいのお年玉の

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【二十四節気の短歌】小雪

【二十四節気の短歌】小雪

冬の霧その日は晴れだと分かるのに見通しつかぬ未来のワタシ

上記の短歌は、私の住む街が割と多めの頻度で朝霧が発生します。
その様子と私の心情を詠みました。

前回の「立冬」からあっという間に2週間経ってしまいました。
割と暖かい日が続いていたので「小雪」と言われてもピンと来ません。
しかし、手前の山は紅葉の終わりの方ですが、奥の山脈は真っ白です。

今週末から平地でも雪の予報ですね。
インフルエン

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【二十四節気の短歌】 立冬

【二十四節気の短歌】 立冬

小春超す暑さと雑踏忘れさす江戸切子に金魚がゆらり

夏っぽい短歌になってしまいました。

3連休に久しぶりに実家に帰っておりました。
もうすぐ冬が来るとは思えないくらい暖かく、発熱インナーは邪魔でしかないものでした。
キャミソールで歩いてる人もいました。

短歌のエピソードは銀座でのことです、そのお話はまた後ほど。

「秋の終わりから冬の始まりへ」
積雪のある地域なので、学校行事はこの時期まで目白

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今日の短歌 霜降

今日の短歌 霜降

走らせる桜紅葉の並木道山脈にかかる雪の衝撃

一気に寒くなりましたね。
先日、娘とドライブで紅葉を楽しんでいたら遠くの山が白くなっているのを目撃しました。初冠雪だそうです。

ショックでした。
もうすぐ秋が終わり、除雪三昧の冬が来るのか。

今年もあと2ヶ月。
今年中にやり残したことを終わらせたいです。
具体的には、簿記3級合格。

フォロワーさんのそれぞれの分野での活躍を記事で読ませていただき、

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二十四節気の短歌 寒露

二十四節気の短歌 寒露

茜色 愛用のケープ 子に譲り 
風の冷たさ 我慢の寒露

一気に寒くなりましたね。
私は昔からケープやポンチョを愛用しています。
サッと羽織ることができるのが良いです。

使っていない茜色のケープがあったので、娘にあげたら喜んで着てくれました。

でも外に出たら、寒いんです。
ケープやポンチョは袖口が大きくて密着してないので、風が入ってくるのです。

それでも我慢して、おしゃれ優先!で着こなしてく

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