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Ξ いつかのあの想いを空に映す Ξ

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数多の空の下にある数多の恋哀をつづっています
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《2022.5.31》

雲が透けるように切れる隙間の向こうに

僅かな希望の空が見えた

まるで、

『 君には 僕がいるよ 』 と

手を差しのべてくれるように

伸ばしたこの手が

雲まで届けばいいのに

相手に与えることが愛だと言える人は、
きっと充分に与えられて
自分が満たされているのだ

愛されたくて、
与えて欲しくてもがく人は、
与えてくれる人に出会えなければ
きっと満たされぬままなのだ

だから、
愛を求め合う者同士は
きっとうまく愛し合うことはできない

《2022.12.8》

(人として)好きな人に、ものすごく迷惑をかけることになってしまった。
その人を助けたい、役に立ちたいと常日頃思いながら、結局何もできないまま、恥の上塗りのように迷惑をかけるとは。
人に対してこんなにも申し訳ないと思ったことはない。苦しくて何も手につかず…

《2022.8.15》

あなたに会えてうれしいのに

あなたの顔を
視界の隅でずっと見てたのに

言葉を何も交わすことができなくて

それが苦しくて
一人で勝手に
機嫌をどん底にしてました

そんな一日の空の色は
温かくも 
どこか、寂しい

《彼は誰時(かはたれどき)》

こういう、
恋したような空色が好きなんだよね

どこか物憂げに始まり
どこまでも純粋に牽かれて

果てしなく広がるような想いが、
焦がれて徐々に染まりゆく
それはきっと
色濃く燃え上がる序章

恋人たちは、
手を繋いで歩きながら
こんな空を見上げる