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雑記

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ブルーカーボン

ブルーカーボン

最近のネイチャーの論文でブルーカーボン生態系(blue carbon ecosystems: BCEs)について紹介されていましたね.タイトルはBlue Carbon As a Natural Climate Solutionだったと思います.つまりブルーカーボンとやらが気候(ここでは炭素循環)に対しての一つの解決策になりうるのでは?という旨の論文です.

昔?いわゆる陸上植物の保全による気候変動

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名作 『グレート・ギャツビー』 スコット・フィッツジェラルド

名作 『グレート・ギャツビー』 スコット・フィッツジェラルド

1925年に発表された小説でアメリカの大手出版社ランダムハウスのモダンライブラリーの選ぶ20世紀最高の小説の2位に選ばれていて、アメリカの学校の教科書などにも取り上げられるような作品らしい、『グレートギャツビー』を今更ながら読みました。

あらすじは書きませんが、裏表紙の内容紹介を下に記します。

自分用のメモのようなものですが、名作なので今更かもしれませんが一応ネタバレをしないように、この作品の

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アボカドくん

アボカドくん

ふとアボカドを買った時に妙な考えごとをしてしまいました。論理は破綻していますが、ふと思ったのでごちゃごちゃ言います。

最近、というか以前から部屋の中で植物を栽培するのが趣味の一つです。元々植物や動物や虫を眺めたりするのは好きなのですが、植物でも育ててみようということで数年前から育てています。ズボラな性格故に、枯らしてしまうが怖かったので、サボテンや多肉植物、オリーブのような比較的丈夫でてのかから

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“頑張らなくていい”の功罪

“頑張らなくていい”の功罪

こんばんは。
今日たまたまタイトルのような言葉を聞いて、何やらモヤモヤしたので整理のために珍しくこのようなテーマでお話し。

はじめに言っておくと別に死ぬ気で頑張るのがいいに決まってんだろって話ではなくて、その言葉の真意は額面通り全員が受け取っていい真理では無いだろう、ということです。

最近の世間では頑張らないで生きることを推奨するような、嫌なことは避けていこう、というようなメッセージをよく見か

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感染リスクを簡単に理解しよう(仙台)

私のすむ宮城県は現在、日本の中でもっとも深刻な状況にあると言っていいでしょう。何が深刻なのかタイトルを見たらすぐわかると思います。

以下のグラフは2/24から3/24までの宮城県の感染者の推移です。3/24時点で100人程度、現在3/31で200人になっています。下図は片対数グラフですのでそれが直線的に見えるということは、この一ヶ月で新規感染者がいわゆる指数関数的に増加しているということになりま

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『阿Q正伝』 魯迅

『阿Q正伝』 魯迅

中国を代表する文学者で中国の教科書にも載っている(らしい)作品。あまりに有名なので今更感はありますが、せっかく読んだので記録のために。後半にはなぜこの作品が一般的に名著と言われているのかについて述べます。
ちなみにこの写真は宮城県の東北大学川内キャンパス内にある魯迅さんの銅像です。雨によって銅が酸化して緑青ができてしまっていますね。緑青のおかげで内部まで腐食してしまうことが避けられるのでいいですが

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時間とは?本当の豊さとは? 『モモ』 ミヒャエルエンデ

時間とは?本当の豊さとは? 『モモ』 ミヒャエルエンデ

時間とは?本当の豊さとは?

普段から読書が好きですが、このような有名な児童文学書を読んだことがなかったのでたまたま読んでみましたがとても面白かったです。

『モモ』はミヒャエル・エンデというドイツの児童文学者によって著されました。この本は町外れの円形劇場に迷い込んだ不思議な浮浪少女の「モモ」と「灰色の男たち」との戦いが描かれたファンタジーです。

児童向け文学と言えど、大人だからこそ楽しめる、理

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『人新世の「資本論」』 斎藤幸平

『人新世の「資本論」』 斎藤幸平

SDGsは大衆のアヘンである!
この本ではこのように言い切って始まる。

第1章:気候変動と帝国的生活様式
気候変動が文明を危機に/フロンティアの消滅―市場と環境の二重の限界にぶつかる資本主義
第2章:気候ケインズ主義の限界
二酸化炭素排出と経済成長は切り離せない
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
なぜ資本主義では脱成長は不可能なのか
第4章:「人新世」のマルクス
地球を〈コモン〉として管

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メダカ

最近、近所?地下鉄駅に併設されている学習スペースみたいなところでメダカが水槽で飼育されてい他のを見ました。「井土メダカ」というメダカの中の固有種的なものでした(井戸とか井上みたいでややこしく読みづらい名前ですね)。

交雑が進んでいないピュアな遺伝子を持つことで知られていた井土メダカみたいですが東日本大震災によって姿を消したと思われていたけど、どこかで飼育されていて、それを再び繁殖させているみたい

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