マガジンのカバー画像

イルカから教えてもらった応用行動分析学

20
元イルカの調教師だった僕が、イルカから教えてもらった行動分析学について発信します。家庭や職場、学校での人間関係や育児でお困りの方に、きっと役に立つ知識。 なぜ、あの人と良い関係を… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

【5分で読める】1277万回のススメ

【5分で読める】1277万回のススメ

人生は選択の連続である。

というのは、周知のことですね。
「そんな大袈裟な」と言ってしまいますが、あながち間違いでもなく、この選択こそ、オリジナリティのある人生を送る重要なポイントと考えます。

選択とは何か「選択」とはなんでしょうか?

・左右を決める
・今日は何食べる
・どんな服を着る
・誰と会う
・傘は要るのか要らないのか
・勉強する
・人生の進路

気にも止まらない些細なことから、人生や

もっとみる
痛みを得て学習することもある

痛みを得て学習することもある

おはようございます。
櫻井です。元イルカ調教師の経験を活かし、応用行動分析学について発信しています。

今日のテーマは「痛みを得て学習することもある」

学習について考えること「痛みで覚える」は「褒める教育」と正反対にあるようですが、実は
動物の学習には重要なポイントと考えています。

「痛み」は「危険」と直結する場合が非常に多いので
この「危険」を学ぶには痛みは欠かせません。

僕は1人の親です

もっとみる
行動を覚えるのに大切なのは試行回数

行動を覚えるのに大切なのは試行回数

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かして、応用行動分析学について発信しています。

今日のテーマは「行動を覚えるのに大切なのは試行回数」です。

行動を覚えるのに大切なのは挑戦の回数何か行動を相手に教えたい時、一回まぐれで出た行動に対して
たくさんご褒美を出してしまうことは少なくありませんが
実は違います。

行動を覚えるために大切なのは試行回数です。
何度も繰り返し練習することで、

もっとみる
課題分析始めませんか?親が子供にイラつかないために親ができる大切なこと。

課題分析始めませんか?親が子供にイラつかないために親ができる大切なこと。

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かし、応用行動分析学について発信しています。

今日のテーマは「親が子供にイラつかないために」です。

親が子供にイラつくことって、普通ですか?(パパママコメント欲しい)
僕の周りの友人からはちょくちょく耳にします。

でも、イルカの調教師時代は周りのママさん調教師に聞いてみると
「イラつくことほとんど無いなぁ」という回答が多数。

一体、何がその差

もっとみる
叱り方を知りたがる大人たち

叱り方を知りたがる大人たち

こんにちは。櫻井です。
2021年に入り「褒め方講座」をスタートしました。
元イルカの調教師という経験を生かし、行動分析学を元に現役時代だったときの経験を交え、誰かに何かを教える立場の人たちに「褒める教え方」を伝えるという活動をしております

今日のテーマは「叱り方を知りたがる大人たち」です

叱りたい大人参加してくれる方たちは、スポーツやヨガのコーチ、学童の先生や現役イルカの調教師。
他に、フリ

もっとみる
噛み癖が出始めた我が子への対応

噛み癖が出始めた我が子への対応

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かし、イルカから学んだ応用行動分析学を発信しています。

今日のテーマは「噛み癖が出始めた我が子への対応」です。

噛み癖がでた息子生後8ヶ月を迎え日々成長を実感できる毎日に幸せを覚えていましたが、最近になり息子に噛み癖が出てきました。

・授乳中にガブ

・抱っこ中に鎖骨あたりをガブ

・寝ていると足の指や手をガブ

結構痛いくらいに噛みます。

もっとみる
相手の好きなことを即答できる観察力が有るか否か。

相手の好きなことを即答できる観察力が有るか否か。

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かし、応用行動分析学について発信しています。

今日は、先日あるお母さんから相談を受けた内容から、母親の観察力についてのお話です。

不登校になった子供を持つ親の悩み相談がありました。
「息子が新学期から学校に行かない。」

僕にも子供(0歳)がいますが、想像するだけで心配になってしまいますね。
学校に無理やりに行かせることも出来ませんし、親として悩

もっとみる
イルカの調教師の秘密のテクニック

イルカの調教師の秘密のテクニック

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かし、応用行動分析学について発信しています。

実はうちの息子くん。お風呂嫌いでした。
特に顔を濡らされたり触られたりするのが大の苦手。
そこで刺激に慣らす練習を始めます。

脱感作もちろん息子のお風呂の時間で、顔に水をかける事に慣れさせる練習をしてきた僕ですが、刺激に慣らすには、非常に時間がかかります。

この作業を「脱感作(だつかんさ)」と言いま

もっとみる
応用行動分析学を使った子育ての実施

応用行動分析学を使った子育ての実施

こんにちは、櫻井です。
元イルカの調教師をしていた経験から応用行動分析学について発信しています。

今回のテーマ「応用行動分析学を使った子育ての実施」について

実は0歳の息子がいます。
意思疎通の難しい時期ですが、そんな相手に対して応用行動分析学を使ってどこまでできるのか?

と言う素朴な疑問で、子育てに応用行動分析学を取り入れました。

応用行動分析学で子供に教えたこと息子(0歳11ヶ月)には

もっとみる
自分の行動を変える。

自分の行動を変える。

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験から、応用行動分析学について発信しています。

今日のテーマは「自分の行動を変える。」です。

幸せになりたい自分の人生を幸せにしたい!と思うことは、至って自然な考えですよね。
誰だって幸せになりたいです。

しかし現状、幸せとは難しいもので収入に左右されますし、収入が増えれば時間がなく、両方揃う頃には体力が追いつかない。

今よりも幸せになりたいと考え

もっとみる
冷静な状態がとても大事

冷静な状態がとても大事

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師の経験を活かし、応用行動分析学について発信しています。

今日のテーマは「冷静な状態がとても大事」です。

学習に関わる冷静さ教える側も、教えられる側も「冷静」を欠いてしまうと上手くいきません。
それは一体なぜでしょう?

勉強などとは違って、行動の学習は

・どんなときに
・何をしたら
・どうなった

と言う3つの事象の関連性を学習することです。
この3つを

もっとみる
消去で行動を減らす。教えるために大切なこと

消去で行動を減らす。教えるために大切なこと

こんにちは、櫻井です。
イルカ調教師だったときに、イルカから学んだ応用行動分析学について発信しています。

今回のテーマは「消去で行動を減らす。教えるために大切なこと」

応用行動分析学では「飴と鞭」ではなく「飴か飴じゃないか」と言う考え方をします。
「飴じゃないか」とはどういった意味でしょうか?
それは「消去(しょうきょ)」と呼ばれる手続きを意味します。

もっとみる
罰の副作用

罰の副作用

こんにちは、櫻井です。
元イルカ調教師をしておりました。
現在は、イルカの現場で13年間、イルカから学んだ応用行動分析学を広める活動をしております。

今回は「罰の副作用」についてお話しします。

罰の副作用前回の投稿に罰の副作用について書きました。
罰は行動を減らす効果がありますが、その副作用から使用が難しく感じます。
今回は、その副作用をもう少し掘り下げたいと思います。

ちなみに、こちらで言

もっとみる
罰について

罰について

こんにちは、櫻井です。
13年間、イルカの調教師として応用行動分析学を使って、イルカにいろんな種目を教えてきました。

今回のテーマ「罰」について、お話しします。

もっとみる