見出し画像

太陽の見えない季節。

■ハノイ大気汚染は世界トップ。
・最近のニュース(2024年3月7日付)、「AQI(大気質指数)は241となり『ハノイ大気汚染は世界トップ』でラホールやダッカを上回る」。
・Air Visual(大気質追跡アプリケーション)によると、ハノイのAQIは241であり「紫色=全て人々の健康に非常に有害であり、外出を控えることが推奨されるレベル」となっている。
・上述の指数はAir Visualが追跡する100都市以上のリストの中でハノイは唯一、紫色の範囲に達した都市となった。

■AQIが347「最も危険なレベル」。
・大半の大気汚染地点は赤色と紫色の範囲で示され、特にバクニン省の測定地点ではAQIが347「最も危険なレベル」として記録された。
・ベトナム最大の大気質監視ネットワーク/PAM Airアプリケーションでも、「ハノイ市と北部平野部の省全体にわたる汚染が広がっており、大半が健康に非常に有害な紫の範囲にある」事を示した。

■心が沈みゆく。
・大気汚染の主な要因は、「ハノイ市と紅河デルタ地域の交通活動、工業・職人町、建設、ゴミ焼却や稲わら焼却などの日常活動の4つと特定されている」。
・また、2019年の世界疾病負荷研究(IMHE)は、「大気汚染はベトナムにおける死亡と障害の主要な原因であり、高血圧、血糖値、喫煙、食生活に次ぐ第5位のリスクファクターである」と述べた。
・余談、私は北部に長年暮していたが振返れば、大気の影響か定かではないが良く咳き込んでいたし、交通量の多いハノイ市内をマスクをしバイク移動しても喉に違和感を感じたり、「空気を吸いたくない」とカラダからサインが出ていた事を思い出す。
・また天候、地形、大気汚染等が原因発生する霧や排ガスの影響だろう、街中の視界は悪くハノイは毎年太陽の見えない季節(約12月~3月)があり、「人は太陽がないと気持ちが落ちる、心が沈んでいく」事を私は生まれて初めて経験した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?