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ベトナムのゴミ区分。

■ベトナムの若者は環境問題に関心がない。
・最近のニュース、「ベトナムの若者(15~24歳)40%は環境問題に関心ない、課題解決には彼らの意識向上が必須」。
・市場調査会社は『ベトナムにおける廃棄物源泉分別に関するオンライン研究プログラム』調査を実施し上述の数値や「73%の回答者が環境問題への懸念」を示した。

■ポジティブな回答結果もある。
・本調査はベトナム人15歳から64歳までの1676人が調査対象となり、「ベトナム人は環境問題にますます関心を寄せているが環境保護活動への参加率は依然として低い」、「15歳から24歳までの若者のうち40%は地域の環境問題に関心がない」、「15.8%が時間の制約とコストの高さを主な障壁」等の分析結果が挙げられている。
・この背景には「財政管理と時間管理が大きな課題となる忙しいライフスタイルが影響している」と考えられ、また「12.7%の回答者は分別が必要な廃棄物の種類についての知識が不足」しているという。
・一方「15歳から24歳の若者のうち50%以上が廃棄物分別の重要性を認識しており、95%は分別方法についてさらに知りたい」とポジティブな結果もある。

■環境問題は認知され始めている。
・余談、ベトナムでは2022年8月25日(木)よりゴミ分別規定が適用され、分別をしないと罰金が科せられるようになった。普段ゴミ箱は会社内、ビル内等至る所に設置されているが、ゴミ箱付近に分別に関するルールやお知らせの貼紙やシールは見当たらず、掲げているのだろうが目立たない。分別が徹底されている印象はなく全てのゴミはひとつのゴミ箱に集約されていく。
・街中のゴミ箱は色分け(緑、赤、黄)する事で不燃、可燃物等に区分するようだ。しっかりと分別する人もいるだろうが、本報道から多くのゴミ袋の中身は徹底した分別はされていない事と察している。
・それでもベトナムでは少し前からエコ、グリーン、リサイクル等の言葉を見聞きするようになっており、ゴミ分別規定が実務レベルに落し込まれるまでもう少し時間を要するだろう。

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