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サラリーマンの平均年収〜あなたは一生涯でいくら稼ぐ?〜

皆さん自分の今の年収は同年代と比べて
どれくらいのポジションなのか気になった
ことはありませんか?

私も現在会社勤めですので、周りの同じ年代が
どれくらい稼いでるのか気になります(笑)

転職を考えている方などは、特に給料水準は
アップさせたいと気になる部分ですよね。


本日は各年代の平均年収と生涯賃金について
お伝えしたいと思います。

転職エージェントのdoda(デューダ)さんの
調査がとても分かりやすかったので、データを
引用させていただきながら、記載させていただ
きます。


対象期間:2020年9月~2021年8月末
対象者:dodaサービス利用者 20~65歳の男女
有効回答数:約45万件
※手取りではなく額面での総支給額ベース

◯年代別

まずは年代別の平均年収です。

出典:doda 平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)
 【最新版】2021年12月13日


働き世代とされる20代〜40代では平均値は
約400万円です。

これは多くの回答の平均なので、これよりも
高い人もいれば低い人もいるため、あくまで
中央値ですが、この400万円を見て自分の年齢
での年収と比べていかがでしょうか?

「これよりも多いから稼げている方だ」と思う方
もいらっしゃれば、

「平均より稼げてないのか」と思う方も
いらっしゃるかと思います。


では、もう少し詳しく年齢別に見てみましょう。


◯20代

出典:doda 平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)
 【最新版】2021年12月13日

◯30代

出典:doda 平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)
 【最新版】2021年12月13日

◯40代

出典:doda 平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)
 【最新版】2021年12月13日

◯50代

出典:doda 平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)
 【最新版】2021年12月13日



いかがでしょうか。

あくまで平均ですので、データの取り方によっては
また違った結果となるかもしれませんが、1つの
目安として上記金額があります。

自分の年収と比べて前後あるかもしれませんが、
1つデータの取り方として確認すべき点が、

このデータは「額面」データだということです。

過去記事で「手取り」と「額面」について
記載しています。


額面でのデータですので、ここからさらに税金など
が引かれるわけです。

よって、実生活としてはこれよりもさらに少ない
金額の「手取り」で皆さん生活しているということ
です。


上記過去記事でもお伝えした通り、年収が増えた
としても、税金もその分増えるため、可処分所得
としてはあまり変わらないケースもあると記載
しました。


さらに、人はその年収での生活レベルを送ろうと
する「快楽順応」という心理も過去記事で記載
しました。

そのため、年収アップに合わせて消費もアップする
ということです。

では、私たちはどこまでの年収を目指していく
べきなのでしょうか。

上記でもお伝えした通り、年収(所得)が
上がれば上がるほど、日本は税金も高くなる
「超過累進課税制度」が取られています。

所得税率は下記の通り、7つに区分されており、
4,000万円以上の所得で最高45%の税率と
なっています。

出典:国税庁 No.2260 所得税の税率

例えば、年収が1,000万円の方であれば、
税金は約300万円で手取りは約700万円。

年収が3,000万円の方であれば、
税金は約1,200万円で手取りは約1,800万円。

年収は2,000万円上がったとしても、税率区分
の変動によって、手取りは1,100万円の違いと
なります。

そのため、年収が上がれば上がるほど、
税金負担も高くなるため、年収=使えるお金、
と考えるのはかなり危険です。

そのため、上記であげた可処分所得から逆算し、
自分が手取りベースでどれくらいを目指すのかを
考えて、目標とする年収を設定すべきかと思い
ます。

また、それと合わせて可能な限り所得を減らさ
ない工夫もしていく必要があります。

こちらのマガジンではふるさと納税やiDeCo、
医療費控除など、サラリーマンでも可能な節税
についても記載していますので、ご参考ください。

また、単年度での「年収」を考えるのも大切
ですが、

一生涯での「生涯賃金」を考えるのも大切
です。

自分が働き始めて、仕事を退職するまで、
一生涯でいくら稼ぎたいのかの目標設定を
することです。

私の父は生涯賃金10億円と話していました。

このように、10億円と決めたら、

22歳から65歳まで働くとすると44年です。

10億円を44年で割ると、約2,300万円の
毎年コンスタントな所得が必要です。

22歳スタート時点でいきなり2,300万円の
所得が得られるのはなかなか難しいので、
実際はもっと多くの所得が必要になると
思います。


しかし、このように生涯賃金の目標を決めれば、
現時点での自分の立ち位置がわかりますし、
このまま行った場合、自分の生涯賃金がいくらに
なるのかもわかります。
そして、いくらの所得をプラスで得なければ、
目標の生涯賃金が達成できないのかもわかります。

ぜひ「年収」と「生涯賃金」という二軸で、
自分のお給料と向き合っていただきたいと
思います。

それでは。

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