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継続は力なりは嘘?〜舵取りの柔軟さ〜

先日友人の行動から学んだことです。

『継続は力なり』


よく聞く言葉ですね。
私もこの毎日noteを継続して力が少しずつ
ついているなと思います。

しかし、この『継続を力なり』に捉われすぎる
と大事なことを見失ってしまう可能性があると
親友から学びました。

彼も私と同じように毎日noteを継続しており、
1ヶ月強を経過したある日、毎日noteの継続を
意図的に辞めました。

彼は同年代の中でも私よりもあらゆる能力に
遥かに長けていると感じますし、noteの継続
にも不安は1ミリもありませんでした。

そんな彼が辞めた、なぜなのか。

しんどいからとか、時間がないからという
ネガティブな辞め方ではありません。

理由を聞いてみると、

アウトプットをするにも、十分なインプットを
行う時間が必要。
そのインプットなしで「継続」を意識して、
クオリティに100%満足できないものを更新し
続けるのは本望ではないということです。

詳細は彼の決意の記事をご覧ください。


また、そこにはある良書から学んだエッセンスが
組み込まれていました。

ユダヤの商法/著:藤田 田

この中で語られているエッセンスとして次のこと
があります。

取り組んだことへの継続、終了、修正は遅くとも
3ヶ月以内に実施する

彼はこのことから、毎日noteという取り組みに
ただ「終了」という選択をしたということです。
それは、何もマイナスな選択ではないのです。

私の中で継続を終了するということは、
それも1つの能力だと思います。

それは、人間には「一貫性の法則」が働いて
いるからです。

その中でも、発言と行動の一貫性です。
有言実行とも言ったりしますでしょうか。

人は自らの行動や発言、態度、信念などに
一貫性を持たせたいという心理が働きます。
また、そのような人を好んだり、信頼したり
という傾向もあります。

取り組み継続を宣言して、数日後に終了するなど、
一貫性の法則的には反した行為で、普通はその
「終了」という選択を無意識的に選べないのが
人間です。

また、ここにはもう1つの心理効果があります。
前回ご紹介した「コンコルド効果」です。


宣言したからにはやり続けないと…
これまでやってきたことに意味がなくなる…

こんなバイアスが働くのです。

彼の選択のように「終了」を選んで、自分の
スタイルに合った方法が他にあるかも知れない中、
こういった心理状態では判断が鈍るのです。

他に最善な道があっても、無意識的にその選択を
選べないということですね。

私の性格上、一度始めたことに固執(一貫性の
法則が鬼のようにかかっている笑)しがちで、
方向性がズレてきていることなどにも気づかず、
「継続なら継続」とそれだけに目が行きがちな
ことが多いです。

また、一度始めたことに固執し、完了するまでは
ひとまずやり通すというタチなのでフットワーク
の軽さも鈍るんです。

そのため、冷静に自分を見極めて選択している
彼を私は心から尊敬します。


話は戻りますが、上記の通り、最低でも3ヶ月
以内にはフラットな捉え方で「継続」「終了」
「修正」のこの3つをバイアスなしで選択する
ことごできれば、より最善な道を歩めるという
考えでした。

私の毎日noteは目的として「継続」が合致
しているため、このまま走り続けますが、
今後人生において継続することや、習慣化する
ことはたくさんあります。

その度に、今回の3つの正しい選択を意識し、
最も良い柔軟な舵取りをできるように行動して
行きたいなと思います。

コバくんにとても勉強させてもらいました。
いつもありがとう。

それでは。

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