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「大村屋は常に頭の片隅にある」荒木眞衣子さんがチャリティライブを開催する理由

こんにちは。ライターの大塚たくまです。

旅館大村屋の大浴場の改装リニューアルに伴うクラウドファンディングを開始し、本日でちょうど1か月となりました。

クラウドファンディングの支援購入の総額は、6月27日現在で375万円を突破。多くの方々に支援していただいており、まことにありがとうございます。

クラファンが盛り上がりを見せる中、今回のクラウドファンディングの支援のためにチャリティライブをやることを決めたジャズシンガーの方が現れました。

その方とは、荒木眞衣子さん。

旅館大村屋から歩いて3分程度の場所で「心ここに在りき」というお店を営んでおり、お店の情報は「暮らし観光案内所」でも取り上げました。

また、嬉野で多岐にわたる活動をされている荒木眞衣子さん自身のインタビュー記事もこのnoteに掲載しております。

この2本の記事を読めば、荒木眞衣子さんがどんな方なのかがわかります。ただ、なかなか長いので……。ひとまず、荒木眞衣子さんのジャズシンガーとしてのプロフィールを紹介します。

ジャズシンガー・荒木眞衣子とは

ファーストアルバム「Cherish」

佐世保でジャズシンガーとしての活動を開始した荒木眞衣子さん。ウィリアムス浩子氏に師事し、多くの著名ミュージシャンとセッションを重ねました。ジャズ、ボサノバ、ポップス他、CMソングやナレーション、司会者としても活躍。

2021年には、ウィリアムス浩子さんをプロデューサーに迎えた珠玉のジャズスタンダード集、ファーストアルバム「Cherish」を発売。

「Cherish」は、Amazon新着ランキングにて、新着ランキング・売れ筋ランキングとWで2位を記録しました。透明感のある、やさしくて温かい歌声が魅力のシンガーです。

7月5日(金)、チャリティライブ開催

そんな荒木眞衣子さんが、福岡を中心に全国で活躍されているジャズギタリスト山野修作さんとともに、旅館大村屋でチャリティライブを開催してくださることになりました。

荒木眞衣子&山野修作JAZZライブ~チャリティー for 大村屋~

日時:7月5日(金) 
開場:19時 
開演:19時30分
料金 (協賛金として) :¥3,000 (要ワンドリンクオーダー)

※荒木さん・山野さんのご厚意で入場料は、全て今回のリニューアルのためのクラウドファンディングとして使用させていただきます。
※ライブ終演後は、嬉野ディスクジョッキー実業団によるDJタイムもあります。

クラウドファンディングを発表した後に急遽決定したので、あまりのスピードにびっくり。いったい、どうやってこのライブが決定したのか。そして、どんな想いでチャリティライブを決断してくださったのか。

気になったぼくは、荒木眞衣子さんにお話をうかがうため、「心ここに在りき」へと向かいました。


クラファン発表後2日で決定したチャリティライブ

荒木眞衣子さん

──旅館大村屋のクラウドファンディングを発表したのが5月27日。6月11日にはチャリティライブの告知がされたので驚きました。はじめから決まっていたわけではないんですよね。

もちろん、はじめから決まっていたわけではありません。大村屋さんのクラウドファンディングの発表があって、すぐ「ライブをやろう」と思って、Facebookに書き込んだんです。

実際の投稿

──すぐに「恩返しに協賛ライブを一緒にやりませんか」と声をかけてくださったんですね。ありがとうございます。

すると、ジャズギタリストの山野さんから、協賛ライブに賛同してくれるという、ダイレクトメッセージをいただいたんです。投稿したその日のうちにいただきました。

実際のメッセージ

──SNSならではのスピーディーな流れ。素晴らしいですね。

5月29日には大村屋さんに連絡して、チャリティライブの開催が決定しました。

──となると、実際にはクラウドファンディングを発表した2日後にライブ開催が決定していたんですね。

「大村屋のことは常に頭の片隅にある」

──すぐ「協賛ライブをやろう」と思い立った理由は何でしょうか。

クラウドファンディングの記事を読んで「大変だ」と思って。実際に、周囲にも「建築費が高騰して大変だ」という話を聞いたこともあったんですが、まさかここまでとは。すぐに「自分にできることはなんだろう」と考えました。

──その結果、「音楽」だったわけですね。

はい、「ライブだったらできる」と考えて、大村屋さんにも合っていると思いました。

──記事を読んですぐに「自分にできることはなんだろう」というところまで考えるというのは……すごいですね。

大村屋さんとは、もともと仲が良かったので。また、今回このお店をつくったことで、より場所としても大村屋さんが近づき、精神的にもより近い存在に感じるようになりなりました。「ご近所さん」として、家族に近いような、そんな意識を持つようになっています。

荒木眞衣子さん(左)と大村屋・北川健太(右)

──「心ここに在りき」の開店がきっかけで、より近い存在に感じるようになったんですね。

そうですね、お店ができたことで、頻繁にお子さんも出入りするようになりましたし。自分のことのように、大村屋のことは常に頭の片隅にあるような感覚があります。

──そこまで、旅館大村屋に愛着を持つ要因はどこにあるんでしょう。

大村屋さんの、自分のことだけを考えていないところじゃないですかね。嬉野全体に対する熱い想いを持っていて、人のために何かをしようとするというマインドが受け継がれていると思います。

──そういった、深い関係性が存在するんですね。

別に私だけじゃなくて……。嬉野の人はみんな情が深いし、優しい人が多いんですよ。また、大村屋さんがそういったマインドだから、応援したくなるんだと思います。


当日はどんなライブになる?

──チャリティライブは、どのような内容にする予定ですか。

ジャズを知らない人でも楽しめるような、ジャズのスタンダードの曲をセットリストに多く入れようと思っています。日本の曲も歌います。

──おお。じゃあ、けっこうどんな人でも楽しめる感じですね。

公共的ないろんな方が集まる場所で歌う時は、みなさんが知っている曲を選ぶようにしているんです。

──荒木さんは何度か大村屋でライブを開催したことがありますよね。大村屋はライブ会場として、どのような場所だと思っていますか。

お客様はもちろん、ミュージシャンにとってもよい環境だと思います。温泉に入って、音楽に聞けるなんてこと、なかなかないですからね。とてもくつろげると思います。

会場となる「湯上がり文庫」

──温泉してゆったりした気持ちでジャズ……。想像するだけで心地よいなぁ、と思います。

私は「旅館」という会場の特別感はもちろん、いろんな人が交わっているところが好きです。ライブのためにいらっしゃるお客様もいれば、宿泊されているお客様もいらっしゃる。

──さまざまな背景を持つ方々が、同じ音楽をみんなで聴いて楽しむというのは、いいですよね。

だからこそ、肩肘張らずに楽しんでいただければいいなと思います。「音楽だけ」に集中するのではなく、空間を楽しむような。

──たしかに。空間の隣に音楽があるというか。そんなライブもいいですね。旅館という場所に合っているかも。

初めて嬉野にいらっしゃる方はもちろん、地元の方にもたくさん来てほしいなと思います。DJイベントもありますし、気軽に遊びに来るような感覚で来てほしいと思います。私も当日は楽しもうと思います。

──ぼくも当日を楽しみにしています!本日はありがとうございました。

7月5日は大村屋でジャズとDJイベントを楽しもう

クラファンが決まったのが5月27日。荒木さんがFacebookに呼びかけたのが5月28日。ライブが決まったのが5月29日。ぼくが取材したのが6月26日。ライブの本番は7月5日!7月5日です!!

荒木眞衣子&山野修作JAZZライブ~チャリティー for 大村屋~

日時:7月5日(金) 
開場:19時 
開演:19時30分
料金 (協賛金として) :¥3,000 (要ワンドリンクオーダー)

※荒木さん・山野さんのご厚意で入場料は、全て今回のリニューアルのためのクラウドファンディングとして使用させていただきます。
※ライブ終演後は、嬉野ディスクジョッキー実業団によるDJタイムもあります。

クラウドファンディングがあったからこそ生まれた、このあたたかい夜を、ぜひ体感しに来てください。

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今後も、支援された方に楽しんでいただけるような発信を目指して頑張りますので、よろしくお願いします。


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