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音楽の「ディープ」な世界

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クリエイティブディレクター(例えばCM用に使う楽曲は知っていれば知っているほど表現の幅が広がりますからね)としての音楽探求から発見した温故知新。全世界、知られざる名曲を紹介できれ…
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2023年6月の記事一覧

#5 バディ・ガイへお願い

#5 バディ・ガイへお願い

「マーティン・スコセッシ監督」は正直言って焦っておりました。遠藤周作の「沈黙」を、とっと撮りたいんだけど、内容が内容だけに、ヘルマン・ヘッセみたいに匿名にしちゃおうか?「いや、それだと誰も観てはくれないだろう?」

「ま、いいや沈黙は、いつだって撮れるが、俺の大好きなストーンズは、もはや時代的にいつだってという訳にいかない。キースの毛髪だって、とっくに危ういじゃないか。ミックの皺もこのままじゃ、あ

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#4 アジア圏、ロックの帝王を知らない日本人。

#4 アジア圏、ロックの帝王を知らない日本人。

日本で「伍佰&China Blue(ウーパイ・アンド・チャイナ・ブルー)」というバンドを聴いている人が、どれだけいるのか非常に興味深いところではありますが、「伍佰」のハッシュタグで辿り着かれた方。なんだか勝手にお友達になりたい気分でございます。
「你們是朋友嗎?」
「錯誤的」

日本で…と書きましたのは、韓国(たぶん)と日本を除いて積極的なプロモを、のっけから行なっておらず。でも、その他のアジア諸

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#3 グラム・パーソンズの落とし物

#3 グラム・パーソンズの落とし物

「スティッキーフィンガーズ」をご存知でしょうか?
勿論、ブローノ・ブチャラティのスタンドですね。あちこちジッパーを開け散らしてからの、ぶちのめすっ!本当に格好いいですね。もし、そんなもん知らないっていう世間知らずの方はググってくださいね。

くだらない冗談はともかくですよ。まだストーンズの余韻が残っておりましてですね。とは言え、ストーンズの話はフェイドアウトしつつ、今回はルーツ的なことろに焦点を当

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#2 ミック・リターン

#2 ミック・リターン

こんにちは。本題に入る前に「ストーンズファンあるある」を、いい機会ですのでね。いっぺん書いておこうかと思っています。だいたいストーンズについて語るとき、結構な確率で「〜だせ」と言った実にワイルドな語尾になっております。そういった方って普段も語尾に「だぜ」を付けて過ごされているはずなんですよね。例えば「仕事が終わったんだせ」、「トイレに行くんだぜ」なんてですね。でも、杉ちゃん意外で語尾に「たぜ」って

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